ホームお問い合わせプロフィール未経験→就職転職合格率年収の相場ブラック企業判別定時帰りする方法

プログラマSEの採用に『顔・外見』は関係ある?経験者が語る

2016年7月22日に投稿 → に更新 キャリア アフィリエイトリンクを含みます

外見で採用する面接官

「技術職って顔関係ないはずだけど、会社によって顔の系統ってある気がする…」
「イケメン系の会社ってあるよな…」

アナウンサーとかなら、顔採用はあるでしょうけれど、ITエンジニアにはそんなことないはずです。

とはいえ、会社によって「顔の系統」はありますよね。「サイバーエージェントは美男美女が多い」という噂があったり、美男美女とまでじゃなくても、会社によって顔の系統というか似た雰囲気の人が多いような気もします。

私はこれまでに三度転職し大手から小さい会社までいろいろな会社で仕事をしてきました。

仕事も、業務システム → 流通系IT子会社社内SE → Webサービス → スマホゲームといろいろやってきました。

そんな経験を踏まえて、「採用と顔・外見の関係」を考えてみます。

会社により顔の系統がある理由

私は日本IBMや、本田技研の社員と仕事をしたことがあります。

この二社で比較すると、それぞれ、その会社っぽい雰囲気を持っています。

本田技研の場合、若手の男性社員はちょっとお坊ちゃんぽいやさしい雰囲気の人が多い気がします。日本IBMの場合、本田技研の社員よりもシャープな顔立ちの人が多い印象です。

言葉にすると難しいのですが、

  • 本田技研っぽい顔
  • IBMっぽい顔

というのがあるんです。

モーフィングというコンピュータの画像処理技術を使って複数の顔画像の平均値をとって平均顔というものを作る技術があります。

これを職業別にやってみると、いかにもその職業っぽい顔ができあがります。

プロレスラーの平均顔を作ったら、いかにもプロレスラーっぽい顔になりますし、銀行員の平均顔を取ったら、「あぁ、銀行員ってこういう顔だよね!」って納得する顔になっています。

なので、日本IBMの社員の平均顔を取ったら、「あぁ、日本IBMの人ってこういう系統の顔だよね」って納得するはずです。

っということは、技術職の採用にも顔や外見が関係あると考えられます。

日本IBMには、日本IBMっぽい顔の人が採用されやすい

そんな仮設が成り立ちます。

にわかに信じがたいですが、会社ごとに顔の特徴の系統が分かれているということは、多からず関係があると言えそうです。

その理由を考えてみると、次の仮設が見えてきます。

類は友を呼ぶ ~類似性の法則

ことわざに「類は友を呼ぶ」というものがあります。

「類は友を呼ぶ」とは、気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間を作るものであるということ。

心理学でも「類似性の法則」といって「人間は自分と似た人を好きになりやすい」という心理特性があると考えられています。

ピンときましたよね!

自分と似た雰囲気の人を選びやすい

自分が採用担当者だったと考えてみましょう。

二人のエンジニアを面接したとします。

一人は、黒髪で地味な黒のスーツに紺のネクタイをしてきました。雰囲気はまじめそうで信頼できそうな人でした。こちらをAさんとします。

もう一人は茶髪で今風のオシャレなスーツを着ていました。雰囲気はユーモアやガッツがあって頼れそうでした。こちらをBさんとします。

どちらも服装はとても清潔感があり似合っていて、スキル的には同じくらいだったとします。

あなたならどちらを採用しますか?

おそらく自分に似たタイプの人を採用すると思います。私なら前者に好感を持つ可能性が高いです(願望的には後者のような人間でありたいですけどね笑)。

自分と似たタイプの人を採用する理由はいくつかあります。

  • 先ほど挙げた「類は友を呼ぶ」、「類似性の法則」により、自分と似た人に好意を持ちやすいため
  • 自分と似た人は自分の存在を脅かさないため → 安全欲求

例えば、自分がAさんタイプの人間でBさんを採用した場合、Bさんから服装のダメ出しをされる可能性があります。ダメ出しされないまでも、「Bさんは俺のことダサいと思ってるかも?」と思いながら仕事をすることになります。

自分と似た人間であれば、このような心配が不要です。こうして似た系統の人が集まっていくわけです。

それでは、これを逆手にとって、面接の通過率を上げる方法を考えてみましょう!

面接官と似た雰囲気に近づける

大抵の企業のホームページには社員の写真が載っているので、服装や雰囲気を似せるように努力します。

  • まじめそうな雰囲気の会社だったら、まじめそうなスーツ、ネクタイ、髪型もカチッとしたものにする。
  • フランクな雰囲気の会社だったら、軽やかな服装、髪型でいく

といった感じです。

外見をその会社に寄せつつ、面接では面接官の雰囲気をマネします。

  • 面接官がまじめそうな人だったら、自分もまじめな感じで話す。
  • 面接官が気さくな感じだったら、自分も気さくに話す。

こうすると、類似性の法則により受かる可能性が増すはずです!

面接って、「このテクニックを試してみよう」という意図を持って取り組むと緊張しなくなるし、結果が楽しみになるので両得です。ぜひお試しを。