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プログラマーSEが『腰痛』や『ヘルニア』に対処する方法

2016年11月10日に投稿 → に更新 健康 アフィリエイトリンクを含みます

プログラマーSEの腰痛を解消する方法

ITエンジニアって長時間座りっぱなしで作業することが多いので、腰痛になる人もけっこういます。

  • 「腰痛持ちなんだ」
  • 「3年前にヘルニアやっちゃってさ」

みたいな話はよく聞きます。

私も長時間座りっぱなしで作業をすれば、腰が痛くなることもありますが、自分なりにうまく対処するコツを見つけたので紹介します。

頻繁に席を立ちましょう

腰痛って、ずっと同じ姿勢をしてると、血行が悪くなり、神経が滞ることで痛みが発生するものだと考えられます。

なので、まず重要なのは、適度な頻度で立ち上がったり、姿勢を変えることです。

一時間に一回席を立つなどと決めておけばいいでしょう。

休憩の仕方についても工夫が必要です。

休憩 = 体を動かす

工事現場で働いてる人が休憩する時は座って体を休めますが、デスクワークをしている私達が座って休憩をしたら休憩になりません。作業中と変わりませんからね。

ですから、

「エンジニアにとっての休憩 = 体を動かす」

という感覚を持つといいでしょう。

座っている時の姿勢も大切です。

椅子の背もたれに思いっきり体重をかけて、のけぞった姿勢をしている人がよくいますが、腰に負担がかかります。

リクライニングシートのようなイスであれば、このような後傾姿勢をとっても、イスが背中をサポートしてくれますが、ふつうのオフィスチェアーの場合、腰と背もたれとの間に隙間が空いてしまいます。背もたれが支えてくれない分、体に負担がかかり、骨や神経などを圧迫してしまいます。

ですから、腰は地面に対して垂直にすることを心がけましょう。

「そんなこと言われても、感覚的には後ろにのけぞった姿勢のほうが楽だけどな」

という方もいらっしゃるかもしれませんが、それは錯覚です。

のけぞった姿勢は、筋肉が楽なだけです。骨や神経には負荷がかかります。

地面に対して垂直のまっすぐした姿勢をすると、姿勢をまっすぐに支えるために、腰回りの筋力が使われるので、慣れないうちは筋肉が疲れてきますが、続けているうちに姿勢を支える筋肉であるインナーマッスル(深層筋)が鍛えられて、楽に姿勢が取れるようになります。

インナーマッスルが鍛えられると、お腹も出なくなり、基礎代謝も上がってダイエット効果も得られます。

続いて、メンタル起因の腰痛についても考えてみましょう。

腰痛を『仕事の言い訳』に使う先輩社員のエピソード

私が新卒で入った会社の先輩社員の話です。年齢は40歳位でした。

この方はやたらと「俺、腰やっちゃって、ヘルニア持ちなんだ」ということを言っていました。

もちろん、腰痛やヘルニアが大変でつい言いたくなるのはわかりますが、この方の場合そうではなさそうなんです。

新しく始まったプロジェクトで作業分担をする際にも、

「おれ、ヘルニアあるから、そんなに無理できなんだよね。」
「腰に爆弾抱えてるから、あんまり重い仕事は回さないでね」

と言うんです。

それだけじゃなく

「オブジェクト指向ってよくわかんないんだよね。ヘルニアがあって、勉強できなくてねぇ

と自分の勉強不足も腰痛のせいにしているんです。

これは「嫌われる勇気」という本で説明されていた病気の原因とつながります。

ベストセラー哲学書「嫌われる勇気」に書かれている病気の原因とは?

嫌われる勇気はここ数年ずっとベストセラーなので知ってるかもしれませんが、内容は、アドラー心理学をベースにした哲人と青年の対話なんですが、その中で、

「トラウマなんてものはない、その人の目的によってトラウマを存在させている

というエピソードがあります。

アドラーの元を訪れた、ある女子大生は赤面症があって、

  • 好きな人の前に行くと顔が赤くなってしまう
  • そのせいで、恋愛ができなくて悩んでいる

それを聞いたアドラーは、

「赤面症はあなたの目的が作り出したものです」

と言ったそうです。

「私は赤面症だから、恋愛ができないんだ、赤面症のせいなんだ、私は悪くない、私は恋愛しなくてもいいんだ」

と言って自分を正当化しているだけだと。

赤面症が治ると、好きな人に話しかけたり、告白したりしなければならなくなります。その結果フラれて傷つくことになるかもしれないのです。

つまり、「フラれて傷つくことを避けるために赤面症を存在させている」とのことなんです。

これを読んだ瞬間衝撃が走りました。そのとおりだなと。

腰痛で自分を正当化してる?

先程の腰痛持ちの先輩社員でいうと、

  • ヘルニアがあるおかげで、難しい仕事をしないで済む
  • ヘルニアがあるおかげで、スキルがなくても仕方がないと正当化できる
  • ヘルニアがあるおかげで、長時間労働から逃げることができる

このような目的のために「ヘルニア」を存在させ続けているとも考えられます。

もちろん、全てをメンタルの問題で語るのは強引ですが、この先輩社員の場合、

「(スキル不足の)自分を正当化するという目的を達成するために症状(腰痛)を生み出している」

というアドラーの法則がまさに当てはまっているように思えるんです。

ということで、「腰痛があることによって、自分を正当化できていることがないかな?」と考えてみると、心因性の腰痛の場合、解決の糸口がつかめるかもしれません。

まとめ

  • 長時間座りっぱなしにならないよう気をつける
  • そのために適度に席を立つ。休憩 = 体を動かすこと。
  • 座る時の姿勢に気をつける。筋肉が楽なのと、身体が楽なのは違う。
  • 腰痛でいることで自分を正当化していることがないか考えてみる。

ぜひ参考にしてみてください!