大明気功・青島大明先生の「哲学は天地人だけで良い」の誤り

      2017/05/06

考える女の子

大明気功院の青島大明先生は、

「世の中にはたくさんの哲学があって、人それぞれ違った哲学を持っているけど、それは間違いであり、生命の根本原理である天地人の哲学に従うべきだ」

と仰っています。

私は、

「人それぞれ立場、状況が異なるのだから、すべての人において絶対的に正しいものなんてないはずだ」

と考えています。

そんなことを、青島先生と議論した内容を紹介します。

完璧な哲学が存在しないことを証明したゲーテルの不完全性定理

私は数学が得意ではないので、雑学として学んだ話なのですが、クルト・ゲーテルという天才中の天才数学者が1930年に証明した不完全性定理というものがあります。

かんたんに言うと「矛盾のない完璧な存在はありません」ということを証明した定理です。

この定理は以下のようなものです。

・第1不完全性定理
自然数論を含む帰納的公理化可能な理論が、ω無矛盾であれば、証明も反証もできない命題が存在する。

・第2不完全性定理
自然数論を含む帰納的公理化可能な理論が、無矛盾であれば、自身の無矛盾性を証明できない。

なんのこっちゃわからんなのですが、解説本を読んだ私の解釈を言うと、

「公理(自然数みたいな、それが正しいに決まっているような系)であっても、それ単体で自身に矛盾がないことを証明できない。」

もっと、分かりやすく言うと、系は英語でシステムと略されますので、それを使って

「どんなシステムも、そのシステム単体では自分に矛盾がないことを証明できない」

というと、ちょっと分かりますよね?

人間も神も哲学もなんらかのシステムであると言えるので、システムを人間、神、哲学に置き換えてみましょう。

「どんな人間も、その人間単体では自分に矛盾がないことを証明できない」
「どんな神も、その神単体では自分に矛盾がないことを証明できない」
「どんな哲学も、その哲学単体では自分に矛盾がないことを証明できない」

このようなことが数学的に証明されたのです。これを評して「神は死んだ」と言う人もいます。

正確に言うと、「神がいるとしても、全知全能ではありませんよ。矛盾のない存在はいないことが証明されてますから」という話です。

ということは、「矛盾のない存在はいない = 絶対的に正しい哲学は存在しない」と言えるのではないかと思って青島先生に言ったら、

「数学で証明されたかどうかなんて関係ない、天地人は生命の根本原理だから正しい」

と言われました。

では、青島先生が生命の根本原理だと主張している天地人について見ていきましょう。

天地人の哲学とは?

「天」は時間の原則

地球は時間と共に太陽との位置関係が変わるので、それを有効活用するためには、どの時間に何をするべきか等の原則がまとめられています。

「地」は場所の原則

赤道に近い地域は熱く、赤道から離れている地域ほど寒いなど、地域によって気温だったり、土の成分、空気の質も変わるので、場所に合わせた有効な過ごし方の原則がまとめられています。

「人」は人の心と身体の原則

人の心は臓器と関係が強く、怒ってばかりの人は肝臓が弱くなったりすると考えられています。このような心と体の関係性についてまとめられたものが「人」です。

で、これらの哲学は誰にとっても当てはまる正しい哲学なので、哲学はこれ一つでいいというのが青島先生の主張です。

確かにこの哲学に従って行動すれば、健康に生きられそうです。

基本的な考え方は素晴らしいと思うのですが、その詳細が正しいと客観的に検証・証明されていません。例えば、「人」の法則の一つ「怒ってばかりの人は肝臓が弱くなる」というのは、どうやって確かめればいいのでしょうか?そのような統計的検証結果はありません。

つまり、天地人の哲学はその名の通り、哲学なんです。客観的に検証されていない主観的な主張なんです。

それに対してゲーテルの不完全性定理は証明されている定理です。ここに大きな違いがあります。

それに、天地人に対してはもう一つ疑問があります。

全員が天地人を実践したら夜働く人がいなくなるのでは?

「天」の原則は、「朝5時に起きて22時に眠るのが良い」としています。

これを全員が実践すると、夜間働くコンビニエンスストアの店員やタクシードライバー、トラック運転手、等がいなくなってしまいます。

天地人を実践してる人でも時々は仕事や旅行などで夜間に移動することもありますし、コンビニで買い物することもあるはずです。全員が天地人を実践すると夜働く人がいなくなってしまい、不便な社会になってしまいます。

不便になるくらいならまだいいですが、夜勤で働いている医師や看護師の人が天地人を実践して5時に起き10時に寝てしまったら、夜間に病状が悪化して最悪死んでしまう患者もいるはずです。これはどう考えても良くないですよね。

ですから、やはり、万人にとって完璧な法則なんてものは存在しないんです。

気功師の仕事をしている青島先生にとって天地人はピッタリ合っている完璧なものなのかもしれませんが、夜間働く人にとっては実践できません。そして、夜間働く人にもぴったり合う別の行動指針もあるはずです。

やはり、「ゲーテルの不完全性定理 = 万人にとって完璧なシステムは存在しない」ことを再認識できました。

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タイトルは病気は「妄想」で作られる

「プラス思考をすると、物事を正しく認識できなくなってしまうため、天地人・陰陽五行の哲学に従った中庸の思考をしましょう!」という内容の本です。

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大明気功的おすすめ食材

緑豆

緑豆茶にして飲むとおいしいし、体の中の悪いものが排出される感じがしました。

溜まっている毒素が排出されて腎臓が良くなるそうです。

緑豆茶を5分で作る方法もぜひ参考にしてください。

生ピーナッツ

胃に良いそうです。胃に良いってことは胃の親である脾臓にも良いってことです。

私は余計なことを考え過ぎで脾臓が疲れてるそうなので、毎日この生ピーナッツを3つ食べています。

クコの実

沸騰したお湯にレモンのスライス2, 3枚とクコの実を入れて飲むのがおすすめです。

 

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