《図説ヨーガ大全》(伊藤武)
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マルマを意識することで、アーサナの効果を引き出したり、バランスを取りやすくなったりするようだ。
ただポーズを取るだけじゃなくて、どこに集中するか、どこにプラーナを流すかといった観想が大事。
中国の経絡のように、プラーナの通り道は固定していない。中国でも、古代人は「経絡はその時によって変わる」と言っていたらしい。
壺がお尻の下にあると観想して、そこからアムリタ入ってくるという瞑想法は、とても参考になった。
マンダラは何を語っているか 真鍋俊照著
小宇宙としての身体
寺院としての体
しりん 尸林
Contents
- ダーリニー、女最高のエネルギー。
- マルマに関する本の多くはアーユルヴェーダ関係者によって書かれているが、ほとんどが中国のツボの理論を借用したもので、古来のマルマ・ヴィディヤとは別物。
- スークシュマ・シャリーラ、イメージの体。
- プラーナは時間や体調によって流れを変えるため、中国の経絡図のようなものは描けない。ナーディはしょっちゅう路線変更するのだという。
- アムリタ、微細(スピリチュアル)な脳内麻薬
- 病はカルマから。
- サイモントン療法:
- ヨーガでは癒しの神をイメージ、観想することが行われた。
- ここでは仏教の薬師如来の瞑想を紹介する。
- ヨガ行者にとって有益な食物と避けるべき食物が紹介されているが、日本では文化風土が異なる。
- アーユルヴェーダが肉食を禁じているわけではない。
- アグニサーラ・ダウティ(腹の護摩壇を調える)
- トゥルシー 聖なる植物(ハーブ)
- プラーナーヤーマ(呼吸法ではなく、プラーナ法)。
- 冬眠する動物たちの多くは、自律神経を自己操作することでその状態に入る。
- プラーナーヤーマの基本:
- ナーディ・ショーダナ、イメージの力が物を言う:プラーナを
- 下のプラーナーヤーマ。
- クンバカ(壺)はプラーナヤーマの象
- 喉を締めてジャーランダラ・バンダ。
- 腹を締めて、ウッディヤーナ・バンダ。
- プラーナを封じるマハームドラー:
- マハームドラーはもともとは仏教タントラの修行であった。
- ゴーラクシャの頃の初期のハタヨーガでは:
- イダー・ピンガラーの掃除
- クンダリニー覚醒のプラーナーヤーマ:
- ソーハン瞑想
- プラーナーヤーマ(呼吸法):
- バジュラ・ジャパ(般若心経の行):
- ハタヨガのブリクシャーサナ(立ち木のポーズ)は、足の裏のタラフリダヤ・マルマに意識を集中する。
- タントラの獅子のポーズ
- シールシャーサナ(頭立ちのポーズ)。
- 蛇のポーズ
- シャラバアーサナ(イナゴまたはガルダのポーズ)。
- ハラーアーサナ:体を耕し、宝を得る
- マツヤーアーサナ、生命の基本体。魚のポーズ。
- スエンドラーサナ(ねじりのポーズ):
- サラスヴァティの価値。背中を伸ばすポーズ。
- シャバーサナ(屍のポーズ):
- アンタル・ヤーガ。タントラのラージャヨガ:アーサナを聖なるおままごと(プージャー)に
- シーマーバンダ(シマを張る)。結界
ダーリニー、女最高のエネルギー。
一人で行う性ヨガ:
女性パートナーを観想する。心身のチャクラを活性化させる。
呼吸でプラーナを集めて発火させる
アーユルヴェーダには、内科のチャラカ学派と外科のスシュルタ学派がある。スシュルタ学派にはナーガルジュナが関わっている、スシュルタ本集を改訂・補完している
マルマに関する本の多くはアーユルヴェーダ関係者によって書かれているが、ほとんどが中国のツボの理論を借用したもので、古来のマルマ・ヴィディヤとは別物。
これと同じことがハタヨーガにも起こっている。ハタは下層階級の側に起こったヨーガ。だからインドで外国人にヨーガを教えているバラモンのグルたちはハタを知らないし、知ろうともしない。ラージャヨーガはバラモン階級が作り出した。
そのため、アーユルヴェーダやヨガだからといって、インド人が言うことを鵜呑みにはできない。
アーユルヴェーダが菜食主義や禁酒を強制しているわけではない。
アーユルヴェーダやヨガが、ローフード(生、またはそれに近い食事)を推奨することはない。
スークシュマ・シャリーラ、イメージの体。
ハタヨーガのアーサナ、プラーナヤーマ、バンダ、ムドラといった身体技法は、このスピリチュアルなボディに対して行われるのであって、フィジカルボディ(肉体)を対象にしているのではない。
ナーディ、プラーナの道。
プラーナは時間や体調によって流れを変えるため、中国の経絡図のようなものは描けない。ナーディはしょっちゅう路線変更するのだという。
中国の経絡も、最初(2,000年ほど前)は変動的なものであったらしい。医師は、気の一定しない流れを感覚的、経験的に察し、治療にあたった。しかし、一人前になる前の医師に治療の便宜を図るため、気の起点となる重要なツボと、気が路線変更する際のポイント、副次的なポイント等を結ぶことによって経路を固定化した。
だから経路は気の流れとしては不自然ではあるが、所々ジグザグに走っていたりする。
アムリタ、微細(スピリチュアル)な脳内麻薬
アムリタの観想:
嬉しい、楽しい、気持ちいい、幸せだ。
サンスクリット語で言えば「スカ(sukha)(快)」な感情を作り出しているホルモンが、いわゆる脳内麻薬(エンドルフィン、セロトニン、アナンダミドなど)であり、脳の奥から分泌される。
快になることで、免疫力も向上して健康になる。
脳内麻薬の分泌はヨーガをやることで促されるが、食事にもかなり左右される。エンドルフィンを出すには油がいいらしい。
油は本来、肉に属する味覚だ。我々の遺伝子には「肉にありついた、嬉しい」と感じるエンジンの歓喜が保存されており、肉や油を口にすると反射的にエンドルフィンが放出される。
精進料理であっても、油をうまく用いることで美味しくなる。
セロトニンの分泌には、肉、魚、乳製品、大豆製品など、セロトニンの原料であるアミノ酸の一種トリプトファンが必要だが、体内では合成されない。そこでトリプトファンをたっぷり含むこれらの食品が有益となる。しかし、これらの食品はサードゥが食っている粗食なご飯からはほど遠く、乳製品は高価であるため、あまり口にすることはできない。
しかし彼らは煙食い(ドゥーマパナ、サードゥを表す慣用句)。日常的に喫煙している。THCの組成はアーナンダミドと同じだ。そもそも人体にアーナンダミドが備わっているから、それとそっくりの THC が入ってきたとき、人は sukha(スカ)になるのである。
こうした脳内麻薬の微細な形態が、ヨガにいうアムリタなのであろう。
病はカルマから。
主要体の第二原因は、病気の場合は西洋医学では病原体である。「種より畑」がモットーのアーユルヴェーダは、体のコンディションを問題視する。バイ菌やウイルスが原因でも、その原因を病原体(種子)よりも、誤った食生活や心の使い方などで弱った体(畑)の側に求める。
確かに、エイズ患者と性交渉を持った誰もが感染するわけではないし、HIVに感染したからといって全員が発病するわけでもない。仏教ないしヨーガ思想はさらに遡源する。なぜ体が種を発芽させる「畑」になったのか。病源は結局カルマということになる。
行為とその行為の結果の両方がカルマだ。蒔いて収穫するがごとく、人は己の過去のカルマの結果を受け取る。誠にこの瞬間に起こっているすべてが、自身が過去になした行為の結果とされる。
ゆえに、主要体の第三の「病を制する」とは、健康と幸福という果実を結ぶ種子(原因)を忍耐強く植え付けようとするカルマである。人は幸福でありたいと心底願うのであれば、まず他者に幸福の種子を蒔くことを学ばなければならない。
第四の病を制する手段は、それを前提とした上での対症療法といえる。ウィリアムの場合は、ヨーガ(アーサナや呼吸法)や食事療法を続け、サイモントン療法を受けることでエイズを制した。
サイモントン療法:
- 医者はがん患者に、白血球ががん細胞を攻撃して食べている顕微鏡撮影のビデオを見せる。
- 患者をリラックスさせ、自分のがん細胞を自分の白血球が攻撃して食べているところをイメージさせる。
- 傷ついたがん細胞が白血球に運び出され、肝臓や腎臓で処理され、尿や便となって体外に出ていくところをイメージさせる。
- 健康を回復し、エネルギーが体内に満ちあふれて、人生の目標に近づいているところを具体的にイメージさせる。
これを毎日3回繰り返す。
ヨーガでは癒しの神をイメージ、観想することが行われた。
ヒンドゥー教では医薬の神ダヌヴァンタリ、光の源である太陽神スーリヤ、アムリタ(甘露)をもたらすチャンドラ(月神)などがそれにあたる。
ここでは仏教の薬師如来の瞑想を紹介する。
その手からは、あまらかの枝が上に向かって伸びている。アーマラカは植物の中では最も優れたビタミンC源であり、レモンの20倍という多量のビタミンCを含んでいる。合成ビタミンCよりずっと早く吸収されることで知られている。
大師アムリタは微細なシンボル。
我々の体はどんな病気も治す能力を有している。人体の微細な成分の中にあらゆる植物、薬草、薬剤の相当物が備わっているというのが、ヨーガの確信だ。実際、医薬が効果を発揮するのは体内に薬効成分のレセプター(受容体)があるからだと考えられている。確かに我々の体自体がアムリタを生産していることになる。これはつまり、我々各人の中に立派な薬師如来がいらっしゃるということに他ならない。
薬師如来を顕現させる法が次の観想である:
- 自分の真ん中にいらっしゃる薬師如来をイメージする。彼の微笑みは宇宙に慈悲を放射し、その優しい眼差しが有情のすべてを愛に溶解させる。
- 次に金色の光線が薬師如来の心臓のチャクラから放射される。光は優しく我が心臓のチャクラに浸透していく。
この心臓のチャクラは以下のように説明される:
あなたの中にあなた自身が常に休息することのできる静寂な聖域がある。この聖域は外の出来事に左右されぬ深い安らぎに満ちた場だ。この場所はトラウマを感じることも、痛みを留めることもできない。それは人が瞑想で見出すことのできる治療のメンタルスペースである。
- 同時に薬師のマントラを唱える:
「オン 薬師よ 薬師よ 偉大なる薬師よ 医薬の偉大なる薬効をもたらす者よ スワーハー」
このマントラを念唱しながら、マントラの音節「子音」を含んだ一母音からアムリタが滴るさまを観想する。その音節を体に向けて、治療のパワーを与える。
ヨガ行者にとって有益な食物と避けるべき食物が紹介されているが、日本では文化風土が異なる。
それにサードゥたちが食を托鉢に頼っているため、このような食事をしているわけではない。
インドで早くから菜食主義が可能だったのは、植物相が実に豊かだったからだ。
チベットには野菜や果実といえるものはほとんどない。このような地では菜食主義は馬鹿げている。チベット仏教の僧侶は肉食を厭わなかった。それでも高度なヨーガは可能である。
エスキモーたちはアザラシを食べる。クジラを食べる。それも生のまま。そうして初めて必要な栄養のほか、鉄分、ビタミン、ミネラルが補給される。
イギリスの北極探検家は生の肉を食べることができなかったため、全滅した。植村直己はそれをした。そして北極圏12,000キロの犬ぞり単独行に成功した。
アーユルヴェーダが肉食を禁じているわけではない。
特にヴァータ体質者の完全菜食は危険であるとされる。独居して瞑想に耽るのであれば完全菜食も良いが、人と交わり仕事をしている者がそうすると、敏感になりすぎて社会で適応できなくなることもままある。日本で普通に暮らしながらヨガをするのであれば、ヨガ食なるものにこだわる必要はない。
アグニサーラ・ダウティ(腹の護摩壇を調える)
お腹をへこませて背骨の方に押し込む。息を吐くときに指でお腹を……両手の親指を背中側にかけ、残り4本の指は自然に揃えてへその脇に置く。
息を吐くときに指も背骨の方に押し込み、息を吸うときに指も緩める。呼吸に合わせて10〜30回繰り返す。
途中で息を止めたりするバージョンもある。
腹部に護摩壇を観想し、その聖火が燃え上がる様子をイメージできればよい。
トゥルシー 聖なる植物(ハーブ)
トゥルシーは、インドに何十種類とあるバジル属の総称。ホーリーバジルはあたりを浄化すると言われ、その周囲3.2キロメートルは常に清浄であるという。ホーリーバジルのある家に、死神の使いヤマは近寄ることはできない。
そう言われるほど、アーユルヴェーダの薬草(ハーブ)の中でもトップクラスの評価を得ています。まんざら迷信ではない。ホーリーバジルは大量の天然オゾンを発生し、空気を浄化する。その効果はリラクゼーション効果に優れているため精神の健康に役立つ。
蚊やハエ、ブヨなどの虫を寄せつけないのでウイルスの媒介を防ぐ。庭に植えれば土や周辺のバクテリアを減らし環境を整える。葉や種子をお茶や薬にして経口することで免疫力を高め、人々を健康にするなどの効能が、現代科学の実験からも証明されている。
著者は数年来ホーリーバジルを栽培しているが、家にはゴキブリが全くいなくなった。鉢植えにしたものを室内に持ち込めば、蚊も寄ってこない。
3.2キロというのは大げさでも、かなりの範囲(半径100〜200メートル)に広がるらしい。
プラーナーヤーマ(呼吸法ではなく、プラーナ法)。
腹式呼吸がいいことは周知の通り、血圧も下がる。と言っても、吸った空気が腹まで降りてくるはずがない。お腹に行くのは意識であり、プラーナである。
「足の先や手の先から息を吸ってみてください」などとも言う。手足で呼吸ができるはずがないが、意識を集中すると確かにそこに息遣いが感じられるようになってくる。おそらく人体にあっては、自律神経の作用を古人はプラーナとか気の論理で説明しようとしたのだろう。
冬眠する動物たちの多くは、自律神経を自己操作することでその状態に入る。
これに似た「屍のポーズ」がある。仰向けに寝て、息を吐くたびにプラーナが抜けていくようにイメージする。実際に体温も下がり、雑念も消えていく。ヨーガ業者がこうした説明に頷くはずがない。その自律神経とやらを働かせているエネルギーがプラーナである、と反論してくるだろう。E=mc²、カルマの法則、仏教の縁起。そうしたものを成立せしめている根本のエネルギーがプラーナである。体力や精力、寿命のみならず、才能や魅力を作り出しているエネルギーもプラーナである。
あらゆる力の源泉がプラーナである。なぜなら、それらはすべて宇宙というフィールドで生起する現象であるからだ。全宇宙はアーカーシャ(空)という、たったひとつの素材からできている。
プラーナーヤーマの基本:
腹を引っ込めて古い空気を絞り出して吐く。次に腹の筋肉を緩める。体は自然と新鮮な空気に満たされる。そうして息を吸う。
そのまま息を止める。肛門を引き締め、肩の力を抜き、壺(クンバ)に水を溜めているような気持ちで保持する。これがクンバカ。
吸う息がプーラカ、吐くのがレーチャカ。これに観想法(イメージング)が伴わないことには、プラーナーヤーマにならない。
ナーディ・ショーダナ、イメージの力が物を言う:プラーナを
- 蓮華座か達人座で座り、目の前に黄金の壺があると感じる。
- 壺は不老不死の神酒(ソーマ)=アムリタで満たされている。
- 壺に無色透明のストローを入れ、ストローのもう一方の端を口にくわえる。
- 鼻から息を吸う。同時にストローの中をアムリタが上がってくると感じる。
- 鼻から息を吐く。同時にストローの中をアムリタが下がっていくと感じる。
呼吸(プラーナ)とイメージ(マナス)が連動していることが肝心だ。
ソーマ=アムリタがどんなものか想像がつかないなら、どぶろくをイメージすればいい。古代インドのヴェーダ儀礼においても、米を醸したスラー酒(どぶろく)はソーマの代用とされた。
下のプラーナーヤーマ。
体のプラーナのナーディをストローに見立てて、このイメージングを行ってみる。体の穴とへそ下の管路がストローでつながっている。そのうちの三神(さんしん)に、管(くだ)だから肛門と、工夫(くふ)管、管だから尿道にプラーナを通すことから始めよう。
排泄に関わる配管・脈管であるから、何かを通すというイメージを作りやすい。
- 両足の裏を合わせて座る。両手で両足の親指を掴んでかかとを陰部に引きつける。このとき膝が浮かないようにしながら呼吸を整える。
- カンダの下側、スワーディシュターナ・チャクラにツボを感じる。
- そのツボの前後の2箇所に穴を開け、ストローを取り付ける。ストローは一方は肛門に、もう一方は尿道口に通じている。一旦息を吸い、吐いてから。
- 吸息(鼻で吸息)。同時に肛門側のストローを用いてアムリタを吸い上げると感じる。
- 保息。息を止め、ツボにアムリタを満たす。
- 吐息(鼻で吐息)。同時に尿道側のストローを用いてアムリタを放出すると感じる。
- 吸息。今度は尿道側のストローを用いてアムリタを吸い上げると感じる。
- 保息。息を止め、ツボにアムリタを満たす。
- 吐息。肛門側のストローを用いてアムリタを放出すると感じる。
- この肛門と尿道を用いてアムリタを出し入れするイメージングに慣れたら、上体を前屈させて同じことを12呼吸ほど行う。
- ポーズを解くときは、ツボに意識を集中したまま、ゆっくりと息を入れながら上体を起こしていく。息を吐きながら集中を解く。このとき下腹から全身に痺れるような感覚が走ることもあるが、問題はない。
このイメージングは下の(アドー)プラーナーヤーマと称される。
他の脈管にも同様にプラーナを通してみる。アーサナをしながらやると良い。各アーサナによって特定の脈管が緊張・弛緩する。ハタのアーサナは、そもそもプラーナーヤーマを行い脈管を浄化するためにある。
脈管によっては、プラーナのイメージは液体であるアムリタよりも、闇を払う黄金色の曙光の方が適していることもある。やりやすいようにやれば良い。
クンバカ(壺)はプラーナヤーマの象
腹に壺を据える。腹の中、カンダやチャクラの位置に、この壺(クンバ)をイメージする。
そこに、壺に清水やアムリタを入れるつもりでプラーナを満たす。
壺のイメージングは使い回しも効く。
壺の例えはヴェーダーンタにおいてもよく用いられる。
「壺の中のアーカーシャ虚空は大宇宙のそれと同一なり」
バンダ、捕らえることがその秘訣。肛門をぐいと締めて。
- 左かかとで会陰(女性は陰門)を圧す。
- 性器のすぐ上を右かかとで圧して続ける。
- 肛門を緊縮し、アパーナ気(アパーナ風)を上方に導く。
男性は精が漏れそうなときも、ムーラバンダで食い止めることができる。もともと性エネルギーの操縦法として開発されたのがムーラバンダだ。
イメージとしては、下腹に据えた壺の底にひびが入って、そこからプラーナが漏れ出てくる。肛門を締めることでそのひびを塞いでしまう、そんな雰囲気だ。
男女とも直腸、尿道は PC 筋(恥骨尾骨筋)を通過して外部に開く。肛門括約筋の筋膜を介して PC 筋を強く引き締めること、ムーラバンダによりこの通路を遮断することができる。
喉を締めてジャーランダラ・バンダ。
胸に顎をしっかりと押し当てて喉を緊縛する。これは、吸ったプラーナを漏らさないようにするためにある。
一般には、クンバカ(保息)の間だけこのバンダはなされる。
ハラーサナ(鍬のポーズ)は、このバンダに主眼を置いたポーズです
腹を締めて、ウッディヤーナ・バンダ。
- 息を吐いて肺を空にする。口から強く吐息すると、肺は完全に空になる。
- 次に、へそを背骨にくっつけるようなつもりで、腹部を緊縮し、腸を上方に引き上げる。
クンバカの終わりとレチャカの始めに実習される。このバンダを修するとき、横隔膜は上げられ、腹筋は背の方に引かれる。体幹を前方に預けると実習は容易になる。
座っても立っても行える。立ってやるときは、腿の上に手を配置する。
プラーナを封じるマハームドラー:
- かかとで会陰部を慎重に圧する
- 右足をまっすぐに伸ばし、両手でその爪先をつかむ
- 息を吸い、クンバカする
- 胸に顎をしっかりと圧す(ジャーランダラ・バンダ)
- ついで肛門を引き締める(ムーラ・バンダ)
- 腹を引き締める(ウッディヤーナ・バンダ:ウッディヤーナ・バンダをなさないやり方もある)
- できるだけ長い間この姿勢を保持する
- 腹、肛門の順でバンダを解き、ゆっくりと息を吐いて喉も緩める
- 左右の足を変えて行う
マハームドラーはもともとは仏教タントラの修行であった。
すなわち:
- 吸ったプラーナを肛門のバンダなどで中央脈管に導き入れ、中央脈管の上下を喉のバンダ、肛門のバンダで閉ざす
- 腹のバンダで中央脈管のプラーナを上に走らせる
- 行き場を失ったプラーナは心臓のチャクラに流れ込み、不壊の点を融解する
- するとその者の識(霊魂)は冥界を彷徨うことになる
ゴーラクシャの頃の初期のハタヨーガでは:
- 吸ったプラーナを喉と肛門のバンダで臍下のカンダに保持
- さらに肛門のバンダによってアパーナを上に向け、カンダのプラーナと混ぜ合わせ
- アパーナとプラーナの混合物を極度の精神集中によって発火させる
- この火をカンダの上、臍あたりで眠っているクンダリニーにつけて覚醒させる
- クンダリニーを腹のバンダによって中央脈管に導く
近世以降のハタヨーガでは、クンダリニーはカンダの上ではなくムーラダーラ・チャクラの中で眠っているとされるようになった。元はお腹にあったから、マハームドラーの本来のやり方も忘れ去られてしまった。今日では通常、マハームドラーの際は眉間に意識を集中するように教えられる。
イダー・ピンガラーの掃除
左右の鼻孔はイダー管・ピンガラー管の出入口
その1:
- あぐらをかいて、息の通りの良い方の手を背中に回し、悪い方の肋骨の下のへりに手の甲をつける(そこに腎臓がある)。手の甲を通して腎臓に意識を向ける
- 息の通りの悪い方の手の指で、良い方の鼻孔を塞ぐ
- 鼻孔から腎臓を経由し、尾骶骨まで背骨の脇をストロー(脈管)が伸びていると感じる。また、尾骶骨の前に球状または立方体の空間(ムーラダーラ・チャクラ)があると感じる
- 黄金色に染まった曙光をスーッと吸うと感じる。光はストローの中をまず腎臓のところまで降りていき、それから尾骶骨の前の空間まで降りていき、そこが光で満たされる
- 同じストローを通って光が鼻孔から出ていく。その時、ストローの内部が洗われるため、タコが吐く黒い墨のような煙が鼻から出ていくと感じる
その2:
- その1と同じ
- 息の通りの悪い方の手を良い方の腿の外側にかけて、ゆっくりと息を吐きながら、アーサナのねじりのポーズの時のように首および上体を良い方にねじられるところまでねじっていく。首をねじった側の脈管がロックされるように(要するに鼻孔を塞いだのと同じ状態になる)。
- 息の通りの悪い方の鼻孔から腎臓を経由し、尾骶骨まで背骨の脇をストロー脈管が伸びていると感じる。あとはその1と同じ。
クンダリニー覚醒のプラーナーヤーマ:
- パドマーサナまたはシッダーサナで座る。
- 吸息:右母指(親指)で右鼻孔を閉じ、左のスロート・ピンガラーを通してゆっくりと3回オーム(AUM)を唱えながら、黄金色に染まった日光(初光)を吸息。
- 保息:次に右手の薬指と小指で左鼻孔を閉じ、肛門を締め、12回オームを唱えながら保息。このときムーラダーラチャクラを光で満たし、中でとぐろを巻いて眠っているクンダリニーが発光すると感じる。
- 吐息:右親指を外し、右ストロー・ピンガラを通して6回オームを唱えながら吐息。
- 再び上述のごとく、右鼻孔を通して吸息、保息、左鼻孔を通して吐息。
この 2 から 5 のプロセスが、1 プラーナーヤーマを構成する。
注意:
まずプラーナヤーマから始め、20プラーナヤーマになるまで徐々に増やしていく。
吸気・保息・呼気の比率は1:4:2とされるが、あまりこだわることはない。
クンバカの時間を徐々に増やしていく。慎重に、そしてできるだけ快適にクンバカすること。
急がないこと、我慢しないこと。ムーラダーラチャクラに集中し、クンダリニーに瞑想すること。これはこのプラーナヤーマで最重要な事柄である。イメージすることでそれが実体化する。
効果:
この呼吸法はすべての病気を除去し、脈管を浄化し、散漫な心をつなぎとめ、消化と循環を促進し、クンダリニーを覚醒させる。
体内のすべての不純が排除される。
ソーハン瞑想
- 蓮華座(パドマーサナ)と達人座(シッダーサナ)で座る。
- 大泉門(頭のてっぺん、おそらく百会の辺り)を人差し指で触れることにして、そこからムーラダーラチャクラまでを結ぶ垂直線をイメージする。ムーラダーラは通常、会陰にあると説明されているが、サンスクリットには会陰に相当する言葉がない。人間ではなく、馬の肛門の下の部分を指す「スラバーニ」という古代用語がある。『ゴーラクシャ・シャタカ』(ゴーラクシャ百首)などの文献には、肛門の領域ないしはヨーニ(会陰)にとある。そのあたりということであろう。上体をまっすぐにした最も安定した座り方をして垂直軸を想定したとき、大泉門の真下になるのがムーラダーラ(根底の支え)である。これは人によって微妙に異なって当然だから、自分のムーラダーラを探してみる。肛門の少し前の方に来るかもしれない。女性であればヨーニをムーラダーラとしても構わない。大泉門とムーラダーラを結ぶ垂直軸(中心軸)を、小指くらいの太さの中空の管であると感じ、一度息を吐く。
- 吸気:管の一番下に光の玉(ビンドゥ)を感じ、その玉がソー(SO)音とともに上昇するとイメージする。吸い切ったとき、玉は大泉門に来る。
- 吐息:光の玉はハム(HAM)音とともに下降するとイメージする。吐き切ったとき、玉はムーラダーラに来る。
- 4、5を好きなだけ繰り返す。
高層ビルの中央には必ず最下階から最上階までを貫くエレベーターがあるが、そのエレベーターがソー・ハン音とともに昇降しているような感じである。なお、ソー・ハン音は意識するだけにして、実際に口から声を出すのではない。
プラーナーヤーマ(呼吸法):
- お気に入りのアーサナ(坐法)で座る 口を閉じる
- 吸気と呼気を急速に20回、鞴(ふいご)のように行う。絶えず胸を膨らませて縮めて、吸気と呼気を繰り返す。このプラーナーヤーマをなすと、シュという音が発生する。吐息から始めるべきである。休息はそれに従って起こる。
- 多様な吐息を20回した後、深い休息をし、できる限り保息。それからゆっくり吐息する。
これでバストリカの一ラウンド。
10吐息1ラウンドから始め、20から25吐息1ラウンドまで徐々に増やす。クンバカの時間も徐々に、慎重に増やす。
1ラウンド終了後、しばらく休息し、次のラウンドに備える。
この呼吸法では、普段の倍もの酸素を体内に取り入れる。
人間の体には防御機構が備わっており、末端の血管を収縮させて、毛細血管を流れる血液の量をセーブしてしまう。そのため、一時的に酸素不足になる。
しかし、ヨーガ行者は意識的にこの状態を作り出す。すると感情が溢れてきて、潜在意識の逆流が始まる。トラウマを焼き切ってしまう浄化法となる酸欠の影響を真っ先に受けるのは、特に我々の日常的な意識を引き出している大脳新皮質。これがおとなしくなる。
バジュラ・ジャパ(般若心経の行):
- 「ガ」と唱えながら吸息。同時に肛門を締め、そこからプラーナが吸い込まれ下腹のチャクラを満たす。「テイ」と唱えながら吐息。同時に肛門を緩める。(プラーナのことはとりあえず考えなくてもいい)
- これをもう一度繰り返す。
- 続けて同様に:
(a) 「パー」で吸い、「ラー」で吐く
(b) 「ガー」で吸い、「テー」で吐く
(c) 「プラー」で吸い、「サン」で吐く
(d) 「ガー」で吸い、「テー」で吐く
(e) 「ボー」で吸い、「ディー」で吐く
ここまでを1セットとし、108セット唱えた後、「スワー」で吸息しながらプラーナを頭部に移動させ、「ハー」で吐息しながらプラーナを心臓内に置く。
マントラは口に出して唱えるのではなく、心で念じる。
ハタヨガのブリクシャーサナ(立ち木のポーズ)は、足の裏のタラフリダヤ・マルマに意識を集中する。
不思議と安定する。立ち木は、足の裏の丸みに意識を集中するために行うポーズであると考えるのだ。
土踏まずの中央にあるポイントで、ここを刺激することで胃腸などの消化器官が活性化する。
タントラの獅子のポーズ
- 膝立ちになり背筋を立て、両手を膝の上に置いて休息し、呼吸を整えた後、息を吸う。
- 前かがみになって息を吐き、同時に思いっきり舌を出して腹の底から「アーッ」とうなる。このとき「阿ア」の字をビジュアルにイメージし、さらにその「ア」の字が虚空いっぱいに、無限大に広がっていくとイメージする。
- 息を吐き尽くすと、今度は背筋を立てて「吽フーン」の字をイメージし、息を吸う。このとき頭頂の大泉門から全宇宙、あるいは大日如来、至高神、全神々がプラーナに乗って自分の内へ入ってくるとイメージする。
- プラーナを基底のムーラダーラチャクラまで下ろし、それを芥子粒(マスタードシード)の大きさのビンドゥに収縮させる。そして肛門を締め、顎を引いてビンドゥに意識を置いたまま、しばらく細くクンバカする。
- 2から4を10回繰り返す。
シールシャーサナ(頭立ちのポーズ)。
頭頂(百会)に意識を集中して、呼吸を静かに行う。この姿勢を、大した努力を払わずに続けられるだけ続ける。急に姿勢を崩さないことが肝心。というのは、そのショックがこの鍛錬の効果を無に帰してしまうからだ。
これは他の体位法も同じ。
同じ理由で、一度休息の姿勢を取った後に、そのままの姿勢で血液の循環が元へ戻るまで数秒とどまっていなければならない。このポーズ終了後は、3分間以上シャバーサナを続ける。ピッタ性の疾患、高血圧、酒を飲んで行うことはタブー。ピッタが増しているからだ。このポーズを行うと頭痛になるという人は、多くの場合、タラフリダヤ・マルマや頭蓋骨、頬骨の緩みが原因です。
痛いときは、頭を床の上でコロコロとローリングして、緩んだ頭蓋骨を引き締めましょう。
蛇のポーズ
うつ伏せに寝て、両手を胸の横に置く。
- 息を吐いてから、ゆっくりと吸いながら頭を上に持ち上げ、首から腰への脊椎の一つ一つを確認するように背骨を反らしていく。
- 尾骶骨のマルマ(坐骨結節、痔に効くツボ「長強」と一致)に意識を集中し、数呼吸から12呼吸の間その姿勢を保持する。
- ゆっくりと元に戻す。
コツは、頭のてっぺんの百会(ひゃくえ)から息(プラーナ)を吸うこと。
背骨を反らしながら、頭から吸ったプラーナが背骨の中を通って尾骨まで降りていくとイメージする。
そうすることで、脊椎からまるで根のように伸び、体内にくまなく分岐していく全神経系にカツが入る。
シャラバアーサナ(イナゴまたはガルダのポーズ)。
両足を伸ばしたままできるだけ高く上げたら、息を止めたまま仙腸関節のカクンダラマルマに意識を集中する。
ゆっくりと呼吸をしながらこのポーズを保持するやり方もある。カクンダラマルマはツボの膀胱兪と一致。
シャラバアーサナは仙腸関節の歪みを正す。ゆえに坐骨神経痛に効果がある。
坐骨神経痛の時、腹ばいになって両足を上げることなど、痛くてとてもじゃないができない。そんな時は両足ではなく片足ずつ上げ、それから仰向けになってシャバーサナ(屍のポーズ)の姿勢を取り、足のカクンダラマルマのプラーナを清掃するイメージングを行う。
ハラーアーサナ:体を耕し、宝を得る
足先が床に着いたら、これ以上足が伸びないというところまで持っていき静止する。そのとき、顎が胸に強く押し付けられる。のどのバンダ
普通の呼吸で首のニーラ・マルマに意識を集中し、あまり無理を感じない程度にこの姿勢を保持する。
ニーラ・マルマは頸動脈に相当し、頸動脈に沿って気舎、水突、人迎といったツボが並ぶ。
耳からニーラ・マルマを通り、ヤーシュウィニー管が右耳、プーシャー管が左耳を通って、カンダとつながっている。喉の緊縛をなし、2本の脈管をしっかりと固定し。
喉頭チャクラの上方に位置する口蓋を舌先で注意深く圧し、アムリタを分泌すべしとある。
この脈管を、首を反らすことにより一時的に封鎖することが、ヴィパリータ・カラニーおよびハラーアーサナの目的。
喉のヴィシュッダ・チャクラの上、口蓋垂の近くに位置するタール・チャクラという副次的なチャクラから、アムリタが口中に流れ出ている。軟口蓋の奥の穴に舌先を差し入れ、そのアムリタを吸収する。
このアムリタを現代医学で言うパロチン(唾液腺ホルモン)と同視することは許されてもよかろう。ローヤルゼリーに多量に含まれている若返りのホルモンである。
マツヤーアーサナ、生命の基本体。魚のポーズ。
うなじにあるマニヤマルマに意識を集中し、胸式呼吸で10〜30秒ほど姿勢を保つ。
マニヤマルマは首の骨の左右両側を流れる椎骨動脈に相当する。このマルマの領域に、天柱・風池というツボがある。
クワのアーサナとセットにして行うべき。
スエンドラーサナ(ねじりのポーズ):
二限を超えて、パールシュワサンディマルマに意識を集中しながら、数呼吸その姿勢を続ける。
パールシュワサンディマルマは、ツボでは「志室」に一致する。このマルマを刺激することで体力・体調が活発になり、すべての内臓が調整され、全身が強健になる。
あぐらをかき、左手を背中に回し、右手を左腿にかけて背骨をねじるだけでもよい。
手の甲を通して、腎臓に意識を向ける。ヨガでは、意識を向けるところにプラーナが行く。
プラーナ云々はともかく、その部分の神経の働きが活性化することは確かなようだ。
パシュチモターナーサナ。
サラスヴァティの価値。背中を伸ばすポーズ。
足を伸ばして前屈するようなポーズ。背骨の下部のサラスヴァティに意識を集中する。
サラスヴァティは尾骨からだんだん腰椎、へその裏に伸びる脈管で、ここを刺激することで背骨全体が活性化する。
シャバーサナ(屍のポーズ):
- 仰向けに寝て、息を吐くたびにプラーナが抜けていくようにイメージする
- まず足の先から足の付け根にかけて、少しずつプラーナが抜けていく
- 次に手の先から腕の付け根にかけて、少しずつプラーナが抜けていく
- そして背骨の下から上にかけて、少しずつプラーナが抜けていく
すると、実際に自律神経の働きで雑念も消えていく。
マルマの医学によると、マルマの周辺にできたしこりがあらゆる疾病を招き寄せるとされている。このポーズに習熟すると、それらのしこりも解きほぐされる。
アムリタ(不死の甘露)に例えられるエンドルフィン、アーナンダアミド、メラトニンといった脳内麻薬が大量に分泌される。
心の弛緩が起こってくる。心身ともに完全にリラックスするとき、抗しがたい快楽と幸福に包まれている自分を発見することであろう。これが三昧の境地なのかもしれない。
アンタル・ヤーガ。タントラのラージャヨガ:アーサナを聖なるおままごと(プージャー)に
- ピラミッド観想による結界、チャクラの建立・浄化瞑想
- 頭立ち(ヘビのポーズ)を用いて大泉門から大宇宙のプラーナを心臓に導き入れ、本尊の大日如来を観想
- 鍬のポーズを用いて、甘露アムリタの分泌を促し、その甘露を閼伽(あか)や食事として本尊に捧げる
- 阿字観の死屍(シャバーサナ)またはソーハン瞑想を用いて本尊と合一
- アグニサーラ・ダウティを用いて火炉(腹)に点火し、アグニ神を招請
- ガテーマントラのヴァジュラ・ジャパによる護摩(腹の火を盛んにする)
- 心臓内で本尊を供養(観想)し、願いを聞いてもらう
- 前屈のポーズで大泉門からアグニ神を送り出す
- 屍のポーズでもう一度心臓内の本尊を供養
- 結界を解く
- 大泉門から本尊を送り出す
内なる護摩の図
シーマーバンダ(シマを張る)。結界
シーマー、結界、縄張りのこと。境界に縄を張ること、すなわち結界。世界を分かつメンタルな防壁
神霊学者に言わせると、あやかしといえど、念のこもった線や縄をまたいで家に入ることはできないのだそうな。
宇宙の始源たる点、ビンドゥを上に配し、大地の正方形、ブープラを下に置いて線で結べば、四角錐ピラミッドという立体が出来上がる。
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