ITエンジニアの『将来性』について考えてみた

2016年11月26日に投稿 → に更新

ITエンジニアのビジネスは大きく分けると2つです。

1. 労働力提供系(SIer)
いわゆるSE的な仕事。エンジニアの労働力を提供することで稼ぐビジネスです。SIer、受託開発、客先常駐みたいな世界です。
代表的企業はNTTデータ、野村総合研究所、ISIDなどです。

2. 自社製品・サービス系
自社の製品・サービスを開発し、販売あるいは運用することで稼ぐビジネスです。
代表的企業はクックパッド、サイバーエージェント、ドワンゴなどです。

つまり、ITエンジニアの将来性とは、どちらの仕事かによっても変わってきます。

それでは、それぞれ詳しく考えていきましょう!

1. 労働力提供型ビジネス(SIer)の将来性

このタイプの会社の総称はいろいろあってSIer(システムインテグレータ)、システムベンダー、ソリューションプロバイダーなんていう言われています。

これらの企業では「今後、内製化する企業が増えて仕事が減っていく。年々単価が下がっている」などの悲観的な意見をよく聞きます。

ネガティブな見方をされがちですが、実際どうなるのかを考えてみましょう。

内製化が進むとSIerの仕事がなくなる?

「内製化」とはシステム開発を外注するのではなく、自社の社員で開発することです。

システム開発の内製化が完全に進んで、外注することがなくなったら、SIerの仕事はなくなります。

といっても、そうかんたんに内製化は進みません。

内製化を進めるには自社にエンジニアを雇わなければなりませんし、雇った人員を育てていくための仕組みも必要です。これはかんたんなことではありません。

私が以前担当した顧客企業の情報システム部員は、情報システム部員であるにもかかわらず、ITの知識が十分にありませんでした。そのためSIerから開発費をぼったくられたり、逆にあまりに安い料金をふっかけてしまってSIerから呆れられたりしていました。

このような状況下で内製化を進められるでしょうか?難しいですよね。

内製化をするということは企業の情報システム部がITの専門家になるということです。現在のように開発を丸投げしているような状況では難しいでしょう。

中途採用でエンジニアを採用するにしても、優秀なエンジニアは優秀な企業に取られてしまうので、エンジニアの中途採用もかんたんではありません。

ですから、内製化が進むことによる仕事の減少はあまり心配する必要はないと思います。

一方もう一つのリスクとして、IT投資の減少が考えられます。

景気が下がればIT投資は減る

システム開発は一般企業にとって投資です。コストをかけてシステムを開発することによって、業務効率を上げて、経費を削減したり、競争力を高められれば、開発費以上を回収できるほどの利益がもたらされます。それをねらっての投資なんです。

投資ができるのは業績が良いときです。不況になって業績が悪化すればIT投資も減ります。

これについて私自身の経験があります。

リーマンショックの頃、東証一部上場の大手SIerに勤めていたのですが、その次の年に年収が70万円も下がりました。リーマンショックのような大規模な経済ショックで世界全体の景気が悪くなると、日本企業のIT投資全体も減ります。つまり、システム開発やメンテナンスの費用が削られるのです。すると当然SIerの業績も大幅に悪化します。

リーマンショックの時にも「SIerの将来性はない…」と言われていました。

しかし、景気は循環します。悪くなった景気はいつまでもずっと悪いわけではありません。

リーマンショックで落ちた景気はアベノミクスによって回復しました。もちろん、アベノミクスは根本的な経済の問題を解決をしてないのでいずれ景気は悪くなると言われていますが、なんにせよ、景気は良くなったり悪くなったりの循環を繰り返すというのは事実です。

ですから、景気が悪くなったときだけを見て、「SIerに将来性はない」というのは間違いです。

ここまで考えてみると、受託開発や客先常駐みたいないわゆるSE(システムエンジニア)にも十分将来性が見えてきましたね。

続いて、自社製品/サービス開発について考えてみましょう。

2. 自社製品・サービス系ビジネスの将来性

こちらはポジティブな見方が多くて、私もこのブログでは「SIerよりも自社サービスのほうがいいですよ」という記事をたくさん書いています。

それは、自社製品サービスの方が、ビジネスとして比較した際にITエンジニアの重要性が高いビジネスだからです。

なぜ、私が自社サービス系を勧めているか?

SIerは労働力を提供することによってお金を稼いでいるので、出来上がったシステムの質は関係がありません。極端な言い方をすればシステムなんてどうでもいいんです。

顧客企業と、「このような仕様のシステムをいくらで、いつまでに作ります。」と決めて、契約通り作れればいいだけです。

でき上がったシステムを導入することによって顧客企業の業務効率がどれくらい上がって、売り上げがどれくらい伸びたかなんて、知ったことじゃないんです(極端に言えばですよ)。

システムの導入効果によってお金が払われるわけでありません。できが良くても悪くても支払われる金額は変わりません。

決められた仕様と金額と納期で作れればいいんです。

このようなビジネスでは、私たちITエンジニアが大事にしている「技術力」というものが評価されにくいんです。

決められた仕様と金額と納期で作れる最低限の技術さえあればいいので、それ以上の技術力は評価されません。

それに対して、自社製品サービスを開発している企業の場合、開発した製品・サービスのできによって、その製品が「どれくらい売れるか?」あるいはそのサービスが「どれくらい使われるか?」が決まります。

ITエンジニアの腕が会社の売上に直結します。ですから、自社製品サービスの会社では、ITエンジニアの地位が高いし、技術力が正当に評価されます。

このような理由から、私は多くの記事で「自社サービスの仕事のほうがいいですよ」という話をしています。

ただ、今回の記事のテーマは「将来性」です。将来性という意味で考えると、SIerと自社製品サービス企業のどちらにも将来性はあります。

どのビジネスもうまくやれば将来性がある!

SIerのような労働力を提供するビジネスでも、生産性を高めたり、営業力を強化することで売上を伸ばすことはできます。

自社製品サービスの会社でも売れる製品、使われるサービスを作れなければ、稼ぐことはできません。

ですから、将来性という意味ではどちらも「うまくやれれば将来性がある」ということなんです。

一般論で「自社製品サービスの会社のほうが伸びてるしいいよ」と言われていても関係ありません。自分が入った会社に将来性があるかが重要です。

もっと言えば、自分が入った会社で、「自分が活躍すれば、その会社は伸びる!」ということです。

ですから、自分が情熱を注げる仕事を選べばいいんです。

この時も、「仕事が面白いのは自社サービス系に決まってんじゃん!」とも限りません。人それぞれです。

自分はどちらかと言うと華やかさはなくても業務を分析して効率化するためのシステムを開発する仕事のほうが面白みを感じるという人もいるはずです。

「自分が情熱を注げる仕事は何か?」ぜひ考えてみてください。

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