プログラマーSEが転職で注意すべきことを経験者が教えます!
「転職って何に気を付ければいいんだろう?」
転職は人生を大きく変える重要なきっかけとなります。確実に成功させたいですよね?
私はこれまでに三度ほど転職していますが、
- 年収が上がった!
- 優良企業に入れた!
とうまくいったものもありましたが、
- 思ってたのと全然違う会社だった…
- ブラック企業に入ってしまった…
と失敗だったものもあります。
そんな経験を踏まえて「プログラマーSEが転職で注意すべきこと」について紹介します。
注意1. 自分の意志で決める
特に初めての転職のときには勝手がわからず、ふわふわした気持ちになってしまいがちです。すると周りの人の意見に左右されて自分が分からなくなってしまいます。
自分の意志がしっかりしてないと、
- ネットに書かれてること
- 会社の同僚、先輩、上司に言われたこと
- 家族に言われたこと
が自分の意見になってしまってる場合があります。
例えば2ちゃんねるには「独立系SIerは負け組、優良企業の社内SEが勝ち組」みたいな書かれ方をされています。確かに仕事が楽かだけで考えるとそういう見方は出来るかもしれません。
しかし、例えばあなたが開発をバリバリやりたい人だとしたら、この意見は全く意味がありません。優良企業の社内SEになってしまったら、仕事は楽かもしれませんが、開発はほとんど外注になり、管理業務ばかりになるかもしれないからです。また、仕事が楽かどうかだって入った会社・部署次第です。
自分がどんな仕事をどんな会社でしたいかをしっかりと考えることが重要です。
注意2. 焦らない
私は新卒で入った会社に4年半務めた後に転職をして年収が100万円以上アップしたのですが、その数年後リーマンショックで業績が大幅に悪化して年収が70万円ダウンしてしまいました。
焦った私はとにかく早く転職せねばと、転職活動を始め、流通業大手のIT子会社に転職しました。
流通業大手のグループ会社だから、経営も安定しててリーマンショックみたいな経済クラッシュが起きても安泰だろうと思ったのですが、全く違う問題がありました。
超絶ブラック企業だったのです。
出社すると社訓の暗唱を毎日させられました。毎週2時間社長から「おまえらは全然ダメだ!会社への想いが足りない奴は辞めてもらう!」などと脅され、23時より早く帰ろうものなら「そんなには早く帰って仕事してるの?」とメールが来ました。
「こんな会社にいたら洗脳されて人生終わる」と思って2か月半で辞めました。
注意3. 実質の時給を下げない
この洗脳ブラック企業の採用時提示年収額は550万円(60時間の残業代込)でした。
一つ前の会社の採用時提示年収額は20時間の残業代込の金額でした。まともな会社は年収を60時間の残業代込で提示したりしないですよね。
それに、どんなに高い年収額でも労働時間が長ければ、時給は低くなるので意味がありません。長時間働けば年収が高くなるのは当たり前です。
実質の時給を計算し、それが現在の会社よりも高くなることを確認した方が良いでしょう。
あなたがやる意義のある仕事をやろう!
採用時に提示された年収が高くても、その後会社の業績が下がれば給料は下がるかもしれません。
リーマンショックのような大きな経済ショックによって給料が下がることもあります。
ですから、年収の高さだけで選ぶと、後で年収が下がった際にまた転職しなければなりません。
入った会社の業績がずっと続くかどうかは誰にもわかりません。
そんな不確定な要素で転職を決めるのではなく、もっと不変な目的で転職すべきです。
それは何かというと、
「自分にとってやる意義がある仕事が出来ること」
です。「この仕事は自分がやる意義がある!」、そんな仕事であれば、給料が下がっても前向きに取り組むことが出来ます。仕事に前向きに取り組んでいくことが出来れば、業績が回復するかもしれないし、周りから評価されて昇進して給料を上げることも出来ます。
つまり一番重要なことは前向きに仕事に取り組むということなんです。それが出来そうな会社を選ぶことが一番重要だと思います!