AngeloのCrave to youの意味、歌詞の「僕」と「君」が誰なのか分かった

私はPIERROTファンだったのですが、Angeloになってからはあまりピンと来なくて聞いていませんでした。

そんなある日、Crave to youを聞いて驚きました。

「こんな素晴らしい曲があるなんて！！！！」

そして、この曲を聞いて、今まで聞いてきたキリトの歌詞の解釈も変わりました。歌詞の中で使われていた「僕」と「君」が誰なのかがわかったのです。

そんなわけでCrave to youの歌詞の意味と、歌詞の中に出てくる「僕」と「君」が誰なのかについて考えてみましょう。

キリトの詩によく出てくる「僕」と「君」

CHILDでは「僕は母なる海の底へとは 戻りはしないよ 君がまだ来ないから」

ANSWERでは「君にいつか出会えたときに伝えたい かけがえのない夢と」

なとのように、「僕」と「君」という言葉がよく出てきます。

私の中では

• 「僕」= 詩の中の主人公
• 「君」=「僕」の愛する人（恋人）

なのかと思っていました。もちろん、この解釈も一つの正解だと思いますが、Crave to youを聞いてもう一つの捉え方が見えてきました。

「僕」= キリト、「君」= リスナー

Crave to youの歌詞はキリトのこれまでの人生をなぞっています。

• 僕は望まれた道を歩かずにやりたいこと（バンド）をやってきた。
• うまくいかないこともあったけど、今は選んだ道は間違っていなかったと確信している。
• 君もくじけそうになる時はあるかもしれないけど、いつでも僕は歌っているから聞いてほしい

という内容です。

つまり、「僕」はキリトで「君」は曲を聴いているリスナーなんです。

Crave to youはキリトからPIERROTファンへのメッセージ

ちょうど、この曲が作られた時にPIERROTの復活ライブが行われました。

それが、この詩の

過去は影のように どこまで逃げても
足元離れず 消せはしないから
もう一度向き合う姿見せて 君に伝えたかった
選んだ全てが間違っていないことを

に現れています。

• もう一度過去（PIERROT）に向き合う姿見せて、君（ファン）に伝えたかった
• 選んだ全て（PIERROTを解散してAngeloを始めたこと）が間違っていないことを

ということです。

「今を生きろ」の本当の意味を教えてくれた

自己啓発の本などに「今を生きろ」ということは良く書かれています。あまりピンときてなかったのですが、Crave to youを聞いて真の意味が分かりました。

苦しみまで愛せるように
今を抱きしめて

楽しいことだけでなく苦しみまで愛せるように生きる、その為に今を抱きしめて全力で生きる、そういうことなんでしょう。

本を読んでもわからなかったことが、曲と歌声と歌う時のやさしげな表情、全てが合わさって理解できました。

ありがとう、キリト！

私も今を全力で生きます！