有吉弘行は何が面白いのか？一発屋から復活後売れ続ける理由！

「有吉おもしれー」という人と「つまらない、不快」と賛否両論ですが、私は有吉は今一番おもしろい芸人だと思っています。

ということで、今回は「有吉弘行は何が面白いのか？」について考えてみます。

馬鹿を形容する言葉のセンス

有吉は悪口の言葉のチョイスのセンスが抜群にいいと思います。

• くそバカ野郎
• ただうるせー奴
• 言い方が生意気

くそバカ野郎

「くそバカ野郎」ってふつうの言葉ですけど、有吉が「くそバカ野郎」と呼ぶ相手は、自分が見えてないバカ野郎という意味です。そういう人って世の中にたくさんいるので、有吉が「くそバカ野郎」って言うとすっきりするんですよね！

ただうるせー奴

職場とかでも人のことを批判するだけで、代案はない人はよくいます。特に役職者なんかは批判だけして仕事したつもりになっている人が多くいます。

こういう輩をどう形容すればいいのかわからないでいたのですが、有吉が

「ただうるせー奴」

と言うのを聞いた瞬間、

「これだ！おれの上司ただうるせー奴だわ」

とすっきりしました。

言い方が生意気

職場には、もっともらしいことを言ってて中身がない人とか、さも自分は分かってる風の知ったかぶり発言をする人がよくいます。これまた、どう形容していいかわからないでいたのですが、

有吉が「言い方が生意気」と言うのを聞いて、「これだわ！あいつ言い方が生意気なだけのくそバカ野郎だわ」とすっきりしました。

心に抱える闇

有吉は親と仲が悪く、親のことをバカにしていたらしく、高校時にアルバイトをしてお金を貯めていて、高校卒業する時に、親父と喧嘩した際に親父が「お前、俺の言うことを聞かないなら、上京する費用だしてやらないぞ！」と言ってきた際に

「はぁ？俺バイトで金貯めてっから、自分で行けるし！」

って言って親父を黙らせたとラジオで自慢げに話していました。

私もそうなのですが、親との関係がよくない人間は心に闇を抱えがちです。

芸人の場合、それがおもしろい発想に繋がったり反骨精神になってパワーが生まれたりするのだと思います。

権威に立ち向かってく人は応援される

有吉が芸能人にあだ名をつけてた頃は相手が人気者であろうと、相手の痛いところを突くあだ名をつけていました。

権威に迎合するのではなく、立ち向かってく人を応援したくなるものです。

「ダウンタウンが以前は面白くなったのに、段々面白くなくなってきた」と言われてる理由も同様です。

昔のHEY!HEY!HEY!とかを見てみると、年上の大物ミュージシャンに向かって、失礼なボケしたり、ツッコミを入れたりしていました。

私たちは上の世代に立ち向かっていくダウンタウン姿が好きだったのです。

今はダウンタウンが50代になり、上の世代、権威側になってしまいました。

笑っていいとも最終回で久々に昔のダウンタウンの姿を見ることができました。さんま、タモリに向かって浜ちゃんが肩をいからせて突っ込んでいく、引いた位置から松ちゃんが失礼なボケを繰り出す、これがダウンタウンの面白さだなと改めて思いました。

有吉が面白いのは、未だ権威側になってなくて、上の世代に立ち向かっている状況だからだと思います。もう10年して50代になり大物司会者になってしまったら今ほど面白くないかもしれません。

有吉の一番面白い番組はラジオ「SUNDAY NIGHT DREAMER」

僕は有吉が出てる番組はけっこう見てます。

• マツコ有吉かりそめ天国
• 有吉弘行のダレトク！？
• 有吉反省会
• ロンドンハーツ

しかし、これらの番組の100倍おもしろいのがJFNで放送してるラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」です。

TVの100倍の毒舌が聞けて最高に面白いのでぜひおすすめします！