プログラマー・SEが技術書を選ぶポイント

2015年2月4日に投稿 → に更新

技術書を読むITエンジニア

「読んだら技術力が上がるような良書はないかな?」
「次の仕事で新しい技術を使うことになったから良い本ないかなぁ?」

なんて方は多いかと思います。私もIT系の技術書はよく読みます。

今までたくさんの技術書を読んできましたが、いいなと思った本もあればいまいちと思った本もたくさんありました。

そんな経験を踏まえて技術書を選ぶポイントを紹介します。

基本的に出来るだけ新しく出版されたものを選ぶ

ソフトウェア技術は進歩が早いので、何年も前に出版された本だと現在の状況とギャップがあって、役に立たない場合があります。よくある例としてはRuby On Railsの本を読んでいたらバージョンが前のもので、本の通りに書いても動かなかったというものです。

ですから、出来るだけ新しく出版されたものを選んだ方がいいのですが、枯れた技術の場合は古く出版された本を読んでも問題ありません。ソフトウェア開発の古典本と呼ばれている名著は何年たっても読む価値があります。

厳密さよりも読んで楽しいことの方が重要

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Amazonのレビューで説明が厳密でないことを非難するコメントがたまにありますが、厳密に書きすぎると読みにくくなったり分かりにくくなる場合もあります。特に入門書の場合は冗長で厳密な固い表現をしている本よりもカジュアルな本の方が入りやすくて良いと思います。厳密な情報は後で必要に応じて身に付ければいいわけですから。

また、内容が厳密に書かれていても、文章が固すぎて読む気がしない本は選ばない方が良いでしょう。嫌々読んでも身に付かないですからね。

他人のおすすめよりも自分の感性で選ぶ

すすめてくれた人にとって素晴らしくても自分が理解できなければ意味がありません。

アンダースタンディング コンピュテーション ―単純な機械から不可能なプログラムまで」という評判になった本があります。多くの人がブログで取り上げてすばらしいと行っていたので、読んでみたのですが、最初のRubyの基本を解説している章以外、1ページも内容を理解することが出来ませんでした。Rubyの基本を解説している章はこの本の本編ではなくおまけみたいなものですから、本編を1ページも理解できなかったということです。私の知識がこの本を読むレベルに達していなかったのでしょう。

なので、他人がおすすめしてたり、ネットで評判が良くても、あくまで自分の感性で「自分が読むべき本かどうか」判断すべきです。

もちろん読んでみて理解できなかったら読むのをやめて、理解できる段階になったらまた読めばいいだけなので、知識の幅を広げる意味でおすすめ本を読むのはありだと思います。

読む気がすれば古典的名著も読む

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今使う技術を解説している本であれば、基本的に新しく出版された本を読むべきですが、そうではなく普遍的な知識について書かれている本であれば古い本を読むのも有りです。

先程も述べた通り、特に古典的名著と言われている本は現代に通用するものが多くあります。古典的名著の一つ「人月の神話 狼人間を撃つ銀の弾はない」という本は今読んでも、共感できることがたくさんあります。

この本には「ソフトウェア開発の進捗が遅れた時に新たな人員を追加投入しても、新しく入った人に仕事の説明をするコミュニケーションコストが増すだけで、進捗は改善しない」という内容が書かれています。これは出版から何十年経った今でも解決できていない課題ですよね。

新しい本を読むのと同時に、このような普遍的知識について書かれている古典的名著も読んでいくのが良いでしょう。

まとめ

・自分の感性で選ぶべし(いくら評判のいい本でも自分の役に立たなければ読む意味がない)
・とはいえ、自分の感性だけで選ぶと偏るので時には知識の幅を広げるために他人のおすすめ本を読むべし
・基本的に新しい本を選ぶべきだが、普遍的な知識について書かれてる古典的名著も時々読むべし

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