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プログラマーSEが『メンタルを強くする』方法

2016年10月12日に投稿 → に更新 メンタル アフィリエイトリンクを含みます

プログラマーSEがメンタルを強くする方法

プログラマー・SEの仕事って精神的にきつい時ありますよね。

  • 納期に追われるプレッシャー
  • 開発するソフトウェアの難しさ
  • 上司・顧客とのやりとりで心理的に攻められるプレッシャー

など、いろいろあります。

メンタルが強い人って2種類います。

  1. 耐えるのが強い人 = プレッシャーがかかっても耐えられる人
  2. プレッシャーをプレッシャーと感じない人

スポーツ選手で言えば、前者は、すごく大切な試合、ワールドカップやオリンピックに出た時に、すごく緊張しプレッシャーも感じるけど耐えられるというタイプです。

後者はワールドカップやオリンピックでもふだんの試合と同じように感じる、あるいは大きな大会だからこそワクワクするタイプです。

どっちがいいかというと、後者のプレッシャーをプレッシャーと感じないタイプでしょう。

ITエンジニアならプレッシャーがかかる仕事を物ともしない人です。

適度に緊張感はあった方がいいですけど、ストレスを感じる必要はありません。

では、どうすればいいかというと、

  1. 仕事への考え方を変える
  2. 自分の能力を上げる

の2つがあります。それでは、一つずつ見ていきましょう!

1. 仕事への考え方を変える

人間って自分がいる世界が全てになりがちです。

例えば、学校でいじめられた子が自殺してしまうことってありますよね。

よく言われているのは、学校だけがその子にとっての「社会」になってしまい、「学校 = 社会で認められなかったら自分は生きていけない」と考えてしまっているんじゃないかということです。

もちろん、こんなことは第三者が勝手に言ってるだけで、どうにもできないくらいひどいことをされたのかもしれません。

しかし、それでも、

  • 自分が通っている学校以外にも学校はある
  • 学校以外にも習い事や地域コミュニティがある
  • どこかに自分を認めてくれる場所が必ずある!

と考えられたら、その学校に行くのをやめるという選択肢が見えてきます。

評論家は「子供たちに学校と家以外の場に参加させることが重要だ」と言っています。

塾でも習い事でもいいので、複数のコミュニティに属していれば、

「学校ではいじめられているけど、塾ではそんなことない、学校が自分に合わないだけだ」

あるいは、

「塾ではうまくやれているんだから、学校でもうまくやれる方法があるんじゃないか?」

と柔軟に考えることができます。

たくさんの場でいろいろな「自分」を持つことで相対的に学校での「自分」が小さくなるんです。

いろいろな「場」のいろいろな「自分」を持つ

社会人も同じです。仕事以外の場をいくつも持つことで、職場の自分を相対的に小さくできます。すると、そこで感じるプレッシャーも小さくなります。

考え方を変える方法として、自己啓発書などでは、頭の中で、

「仕事なんて大したことない、おれならかんたんにやれる!おれはできる男なんだ!」

と暗示をかけるという方法が紹介されています。

ずっとやり続ければ効果はあるのかもしれませんが、「仕事なんて大したことない」って頭の中で言ってても、実際はプレッシャーを感じているわけで、この暗示が嘘だと心の中では分かっています。

なので、暗示をかけるのではなく、実際にたくさんの場の自分を作る方がずっとうまくいくはずです。たくさんの場を持つことで人生も豊かになりますから、一石二鳥です!

どんな「場」に参加すべきか

趣味のサークルでもいいですし、英会話を習う、勉強会に参加するなど、いくらでもあります。

私たちはITエンジニアなので、オープンソースの開発に参加するのもいいでしょう。個人でWebサービスやスマホアプリ等のソフトウェアプロダクトを開発するというのもあります。

そのようなプロダクト開発に参加していると、「仕事よりこっちの方が技術的難易度高いよな」って感じることがよくあります。案外仕事で作ってるソフトウェアって同じことの繰り返しだったりしますからね。

「外」に出ると、「内」の良さが分かる

趣味のサークルって上下関係がなかったりするので、人間関係も違う意味のむずかしさがあります。みんな好き勝手なこと言いだして話がまとまらないとかになりがちです。すると、「会社って上下関係があって統制が取れてて楽だな。」と思うかもしれません。

上下関係や力関係があって窮屈だなと思っていた会社も、趣味サークルのような真逆の集団に入ることで違った見方、相対的な見方ができるようになります。

海外旅行すると、日本の治安の良さやサービス業のレベルの高さが感じられます。「外」に出て初めて「内」の良さが分かるんです。

習い事やサークル、友達、恋人、家族など、少し意識するだけでたくさんコミュニティはあります。

続いて、もう一つの方法、自分の能力を上げるという方法を紹介します。

2. 自分の能力を上げる

仕事でプレッシャーを感じるのは、相手の能力が自分より上だからです。

立場が自分より上の人でも、自分より大幅に頭が悪い人だったらプレッシャーを感じませんよね?

ですから、職場で一番頭がよくなっちゃえばいいんです!

本当の意味での頭が良くなる = IQを上げて物事の本質を見抜き、問題解決や新しい発想をするというのは一朝一夕ではいきませんが、思考のスピード、いわゆる頭の回転の速さはすぐに上げられます。

速聴をやると他人の会話がとろく感じるようになる

私がやって一番よかったのは、「速聴」です。スマホアプリやICレコーダーには音声を倍速再生する機能があります。それらを使ってポッドキャストの番組などを2倍速くらいで聞いてるだけでふだんの会話がめっちゃ遅く感じます。最近はYoutubeも倍速再生機能がサポートされましたね。

「あの上司、いつも鋭い指摘をするんだよなぁ、手強い人だ…」

と思っていた相手に、「速聴」をやった後に会うと、

「こいつ、しゃべるのくそ遅せーな、もっと早くしゃべれよ」

という感覚になります。(注 こんな性格悪くないですよ、あくまで表現ですからね笑)

常にこちらは相手を上回るスピードで思考してしゃべる状態になるんです。相手が喋ってる途中から先が予想できるような状態です。精神的にめちゃめちゃ余裕になります。

「こんな頭のとろいやつらを相手にしてたのかぁ」

という感覚になります。(注 こんな性格悪くないですよ再)

認知科学者の苫米地英人博士によると、これは脳のクロックサイクルが上がるという現象なんだそうです。

脳のクロックサイクルはかんたんに上がる

クロックサイクルってCPUの言葉ですが、脳にも処理のリズムみたいなものがあって、例えば、歩くスピードだったら、

  • 急ぐ時はこれくらい
  • ふつうはこれくらい
  • ゆっくり歩くとこれくらい

という基準が自分の中で決まっています。

これを意識的に速くして、その速さを続けているとそのスピードが当たり前になります。すると、ふつうに歩いてるつもりが以前よりも速く歩いている状態になります。

さっきの速聴の例でいえば、人が話すスピード(音声コンテンツの再生速度)を上げたら、その速さが当たり前になったんです。これを脳のクロックサイクルが上がると言います。

ですから、速聴以外にも、自分で意識的に

  • 歩くスピードを上げる
  • 話すスピードを上げる

これらも同様の効果があります。

これらは相乗効果があるので、聞くスピードが上がれば話すスピードも上がり、話すスピードが上がると歩くスピードも上がるという風に全ての行動が速くなり、その行動同士がお互いに作用してますます速くなっていきます。

速聴が良いのは、機器がそれを強制的にやってくれることです。歩くスピードを上げようとしても、意識してないと遅くなってしまい、気づいたころには元のスピードで歩いていたりして、なかなかクロックサイクルが上がりません。

しかし、速聴ならば、スマホアプリやICレコーダーの再生速度を一度上げたら、自分で設定を変えない限り下がることはありません。ですから、速聴が一番オススメなんです。

重要な仕事に集中できるようになる

クロックサイクルが上がると対人のコミュニケーション能力がぐんと上がります。常に相手を先回りして、余裕を持って会話できるからです。

スピードで余裕が持てても、仕事の本質的なむずかしさは変わりません。複雑なデータ構造を持ったアプリケーションの実装は大変です。しかし、このような本質的な難しさへプレッシャーを感じることはいいことです。

人から受けるプレッシャー(この人には口ではかなわないなみたいな)がクロックサイクルを上げることでなくなって、重要な仕事へ集中できるようになるので、ぜひやってみてください。

とはいえ、生理的にどうしても合わないって人もいるものです。そんな場合、無理して仕事を続けるよりは、すっぱり転職して人間関係をリフレッシュした方がいいと思います。

人間関係って相性なので、誰が悪いわけでもありません。ITエンジニアの転職はかんたんですし、転職活動するといろいろな会社や仕事があることを知れて進むべき道が見えてくると思います。