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【相談】気が小さくて「頼めない、断れない、聞けない」けど、上級エンジニアを目指したい

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私は派遣社員として、テスト業務を行っております。やまろうさんの動画には、いつもお世話になっていて、日々の悩みやキャリアを考える上での大切なヒントを頂いています。

僕自身、将来はエンジニアとして安定したキャリアを積んでいきたい、生活を安定させたいと考えております。

中でもデータベース開発など、大きなデータを動かすようなデータベースエンジニアに憧れておりOracle資格など学習しています。

そこで本題の相談なのですが、僕は非常に気持ちが小さく今までの会社でも中々、意見が言えなくてメンタル的に苦しくなり退職を3回ほどしてしまいました。

業務を背負い込むことも多く、人に頼めない、頼まれたら断れない、上級エンジニアに対しての質問などが怖くて出来なくなってしまうなど気弱が原因で、居づらくなってしまうことが多いです。

組織内の様々な職能の方がいる中で、強い気持ちでやり取りをする心構えなど、やまろうさんがマインドとして持っているものなどありましたら教えて頂きたいです。

長文駄文失礼致しました。

これからも、やまろうさんの動画、ブログ記事楽しみにしています。

読者の方から相談メールをいただきました。

同じような悩みを持っている方向けに回答内容を一部紹介します。

一人で背負い込まないためには?

業務を背負い込むことも多く、人に頼めない、頼まれたら断れない、上級エンジニアに対しての質問などが怖くて出来なくなってしまうなど気弱が原因で、居づらくなってしまうことが多いです。

視点が自分と相手だけになってしまっていることが原因かと思います。

人に頼めず、頼まれたら断れないでいたら、自分の許容量を超えた仕事を抱え込むことになります。その結果、仕事を求められる期限内に終わらせることができなくなり、最終的にはプロジェクトに、より大きな損害を与えることになります。

視点を「自分 VS 相手」から「プロジェクト」に切り替えましょう。

プロジェクトの視点に立つのです。

すると、どうなるかいくつかのケースで考えてみます。

仕事がうまく進まず期限までに終わらせそうにない、そんなとき、プロジェクトはあなたに何をしてほしいでしょうか?

「担当している仕事が期限までに終わらせそうにない」ということをチームリーダーに伝えて、リスケするなり、担当タスクを減らすなりをして立て直してほしいのです。

その結果、あなたが担当していたタスクを他のメンバー(ここではAさん)がやることになるかもしれません。

Aさんはあなたのタスクを自分に振られて迷惑だと思うかもしれませんし、思わないかもしれません。それはAさんの視点次第です。Aさんが自分という視点だけで仕事をしているのであれば迷惑だと思うかもしれません。しかし、それはプロジェクトという視点から見たら間違っています。間違っている人の感情を気にする必要はありません。それに自分という視点だけで仕事をしている人であっても「まぁ、お互い様だよな」と考える人のほうが多いんじゃないかと思います。なので、あなたの担当タスクを自分に振られて怒る人は自分視点かつ自己中な人なので、そんな人のことを気にかけてあげる必要はありません。

別のケースも考えてみましょう。

あなたが仕事を頼まれた場面です。すでに抱えてる仕事で手一杯であれば、プロジェクトがあなたにしてほしいことは「すでに抱えてる仕事で手一杯なので、これ以上はできない」と断ることです。

あなたが担当タスクでわからない点があって仕事が進められないときに、プロジェクトがあなたにしてほしいことは「上級エンジニアに対しての質問する」ことです。あなたは上級エンジニアに質問するのが怖いかもしれませんが、それでも、プロジェクトはあなたが上級エンジニアに質問をしてヒントを得て仕事を進めてほしいのです。

このようにプロジェクト視点に立てば、今あなたが苦しんでいる問題はほとんど解決できるんじゃないかと思います。

「とはいっても、やっぱ、気が引けてしまう」と思われたかもしれません。気が引けてもいいと思います。私だって、頼まれた仕事を断ったり、担当タスクが終わりそうにないことを打ち明けたり、忙しそうな上級エンジニアに質問するときには気が引けます。

「気がひけるけど、それをしないともっと迷惑をかけてしまうから、やろう」ってマインドで良いと思います。

他人とやり取りする時の心構え

組織内の様々な職能の方がいる中で、強い気持ちでやり取りをする心構えなど、やまろうさんがマインドとして持っているものなどありましたら教えて頂きたいです。

私のマインドはというと、「仕事として正しいことをしよう」ってことかなと思います。

「プロジェクトの視点に立つ」というのは「正しさの軸を持つ」ってことです。

正しい = プロジェクトにとって正しい

ってことです。

この視点に立つと、「なんだか気がひけるけど、プロジェクトにとっては、今私がこの仕事を断るのが正しいんだ」って考えられます。

それに、プロジェクトにとって正しいことをしている人を責められる人は誰もいません。

中には「お前がもっと必死で頑張れば、終わらせられるはずだ!気持ちが足りない!もっと死ぬ気で働け!」といってくる人がもしかしたらいるかもしれません(めったにいないとは思いますが)。

そんなことを言う人は、精神論しか代案のないレベルの低い人間です。相手にする必要はありませんし、そのような職場で働くべきではないので退職の準備をすればいいだけです。

ですから、「プロジェクトにとって正しいことをしよう」この考え方で大方うまくいくと思います。

それに加えてもう一つ、自分のやりたい仕事が出来ているかという視点も大切です。

例えば、やりたくない仕事を振られたとします。やりたくなくてもそれをやるのが、プロジェクトにとっては正しいけれど、自分としては正しくありません。

もちろん、度合いにもよるので、やりたくない仕事はすべて断るというのは難しいでしょうから、まぁ、やってもいいかと思える場合はやるといった対応はするにせよ、振られる仕事のほとんどがやりたくない仕事だとしたら、その職場を去るべきタイミングだと思います。

プロジェクトに入って数ヶ月は面白かった仕事も、だんだんと新鮮味がなくなり、全てがつまらなくなるときがあります。

そんなとき、私の場合、フリーランスなので、プロジェクトを抜ける準備をします。派遣社員もフリーランスと同じくらいそういった融通が効くはずです。

会社員だとそこまでかんたんではないかもしれませんが、上司に配置換えの希望を出したりできるはずです。

ということで、まとめると、仕事の正しさの軸を持つということです。

私が考える仕事の正しさとは

「プロジェクトにとって正しいことをしている、かつ、自分がやりたい仕事をしている」

ということです。参考になればと思います。