SE・プログラマが転職市場の動向をつかむ方法を経験者が教えます。
2015年10月3日に投稿 →
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キャリア
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「自分の経歴は転職市場でどれくらい評価されるんだろう?」
「今、転職で有利なスキルってなんだろう?」
「今後伸びていく技術分野はなんだろう?」
転職って、仕事も生活も大きく変わるので、とても重要ですよね。だからこそ、失敗したくないし、良い会社に入りたい、そこで重要なのが「転職市場を読むこと」です。
私はこれまでに三度転職し、業務システムからWebサービス、スマホゲーム開発まで幅広くやってきました。いろいろとやってみることでわかった転職市場の動向、評価されやすい分野の見つけ方などを紹介します。
キャリアアップしてる人は評価される?
転職の求人に「リーダー経験のある人、マネージメント経験のある人」などと書かれていることがよくありますよね。
リーダーやマネジメントの出来る人は限られているので、常に需要のあるポジションです。だからといって、自分はリーダーやマネジメント経験がないから転職は無理だと諦める必要はありません。年齢にもよります。20代でリーダーやマネジメント経験のある人は少ないでしょう。私もチームリーダーをやったのは29歳の時でした。私が25歳の時に転職した際にリーダー経験なんてありませんでしたが、余裕で転職出来ました。
また、企業はリーダー職ばかりを求めているわけではないので30代でリーダー経験がなくても全然大丈夫だと思います。
ということで、「リーダー・マネジメント経験」は転職に有利だけど、必須ではないと考えていいでしょう。
技術需要を読む
私は2014年にUnityでスマホゲーム開発をするプロジェクトで仕事をしました。Unityは2013年くらいから需要が一気に増えていて、技術者の供給が追い付いていない状況でしたので、独学で学んでも採用してもらえました。
なので、未経験の分野でも需要が供給を上回っているものならば、その分チャンスが多いということです。
また、需要が高い分野で高度なスキルを持っていれば、高い報酬を得ることが出来ます。ですから、どの分野に自分の時間と労力を集中させるかが重要です。
現在需要が高い分野はスマホアプリやWebサービスの開発技術ですが、今後需要が伸びていく分野となると、IoT(モノのインターネット)やAIの分野だと言われています。しかし、必ずしも伸びるとは限りません。
ですから、現在需要のあるスマホアプリやWebサービスの仕事をしながら、少し新分野もウォッチしておくのが良いと思います。
クラウドソーシングを見ると小規模案件の需要が分かる
Webが来て、スマホが来て、→ウェアラブル→IoT→AIみたいな予測がなされていますが、クラウドソーシングの仕事を見てみると、もう少し現実的で違った見方が出来ます。
ランサーズというクラウドソーシングサイトを見てみたところ、システム開発で多い案件は
・WordPressを使ったサイト構築
・Webサイトをスクレイピングで情報収集するシステム
・AmazonやオークションなどのAPIを使ったツール開発
・マッチングサイトの開発
等が多く見られます。
これらはSIerなどの企業がやっている大規模なシステム開発とは、大きく様相が異なっていますよね。
クラウドソーシングのほとんどは小規模案件であり、小規模なものほど、トライアルで作るものも多くあるはずで、案外こういう所から次の需要が見えてくるんじゃないかと思います。