プログラマーSEが転職面接で能力不足と判定される3パターン
「面接でおどおどしてしまう…」
「面接が終わった後に、『あの質問、ああ答えれば良かったぁ』と後悔することが多い…」
面接で落とされるのってへこみますよね。
せっかく時間をとって、緊張しながらも一生懸命受け答えしたのに落とされてしまう、…特に能力不足が理由で落とされるのはくやしいものです。
私はこれまでに三度転職し、幾度とない面接を受けてきました。
応募した求人も
- 業務システムのSIer
- コンサルティングファーム
- Webサービス
- スマホアプリ・ゲーム
- 一般企業の社内SE
- 専門学校講師
と多種多様です。
その中で能力不足が理由で落とされたケースを振り返ってみると、ある共通点が見えてきたので紹介します。
パターン1. 職歴と求人内容がかけ離れすぎている
私は25歳の時に一度目の転職をしました。この時の転職活動でITコンサルの求人に応募した所、書類は通って面接まで行ったのですが、一次面接で落とされてしまいました。
理由は能力不足だとのことでした。今思えば当然です。
当時の私はプログラミングにしか興味がなく、業務分析や要件定義、設計などは誰かやってくれと思ってました。いかに素早く高度なプログラムを書くしか興味がありませんでした。
その状態でITコンサルタント職の面接を受けても話がかみ合わなかったでしょう。これは仕方がないですね。
パターン2. 志向の違いによる適正不足と判定された
専門学校講師に応募した時のことです。面接官はその学校の校長でした。
- これまでの職歴
- どんなことを生徒に教えられるか
- 自分が教えれば素晴らしいエンジニアを育てられる
と話した所、
「それは素晴らしい!ただ、あなたの授業についていけない生徒がいた場合はどうするんですか?」
と聞かれました。
「いや、私は初心者にも分かりやすく説明できるので、ほとんどの生徒はついていけるはずです。」と答えたら、
「ほとんどの生徒はついていけたとして、数人ついていけない生徒がいたらどうするんですか?」と聞かれました。
「それは本人のやる気がないことが原因です。やる気のある生徒なら、私の授業を理解できます。」と答えた所、
「それでは困ります。やる気のない生徒にも授業を理解してもらい、就職できるように指導しなければ学校の評判が落ちてしまいます。うちの先生は皆そういう気持ちで授業をしています。」と言われてしまいました。
どうやら、私は「やる気のある人には教えたいけど、やる気のない人には教えたくない」ようです。
会社で後輩を指導する時もそうでした。やる気のある後輩には熱心に教えてたけど、やる気のない人は無視していました。
エンジニアとして働くならそれでもいいけれど、専門学校の講師としてはダメなんでしょうね。
結果は当然落選でした。志向が講師に向いていないと判断されたのでしょう。
志向が違うせいで落とされるのはむしろ歓迎すべきことです。自分に合ってない職業なわけですからね。
パターン3. 応募先企業を尊敬し過ぎて恐縮しすぎてしまう
私が25歳の頃(2004年)、UMLとかオブジェクト指向技術を使って、分析設計する手法が流行っていました。
この分野でいくつかの有名企業がありました。
- 豆蔵
- オージス総研
- ウルシステムズ
などです。自分もこれらの会社で働きたいと思い、応募したのですが、一次面接で落とされてしまいました。
今思えば、恐縮しすぎていました。
「自分なんかがこんな素晴らしい企業で働けるわけがない」という気持ちで面接を受けていたんです。
これでは受かりませんよね。後になってUMLやオブジェクト指向分析設計は設計ツール・方法論であって、言われていたほどすごいものではなかったと気付いたのですが、当時は憧れまくっていたので、気後れしまくってました。
あこがれや尊敬ってレベルでなくとも、大手企業だったり、評判のいい会社だと、気後れしてしまって自信を持って答えられない場合が誰にでもあると思います。
気後れしたり、恐縮しても良いことはありません。
応募して書類選考が通った時点で企業はあなたを採用する意志があります。あなたを採用したいと思ってるから面接に呼んでいるんです。
そこで気後れして、謙遜しすぎな受け答えをするのは企業側にとっても嬉しくありません。
ですから、いつでも、どの会社の面接でも自信を持って臨めばいいんです!