プログラマー・SEの『転職に役立つ勉強法』
「スキルアップに役立つ勉強って何だろう…」
「資格取ったり英語の勉強ってやった方がいいのかなぁ…」
私はこれまでに三度転職経験があって、数十個のIT系資格を持っています。
転職に役立った勉強もあったし、そうでないものもありました。
そんな経験を踏まえて、「転職に役立つ勉強法」を紹介したいと思います。
転職に資格が役立ったかというと…?
IT系の資格ってたくさんありますよね?情報処理技術者試験のような国家資格から、オラクルマスターのようなベンダー資格もあります。
私は資格を取ると報奨金をくれる会社に勤めていた時に資格を取りまくったことがあります。
情報処理技術者試験は、
- 初級シスアド(現在のITパスポート相当)
- 基本情報技術者
- ソフトウェア開発技術者(現在の応用情報技術者相当)
を取りました。ベンダー資格は、
- SJC-P (Javaプログラミング基礎。現在のOJC-P)
- SJC-WC(Web系Java技術の資格。現在のOJC-WC)
- OCUP(UMLの資格)
- UMTP(UMLの資格)
- ドットコムマスター(インターネットの基礎知識)
- MCA(マイクロソフトのITエンジニア基礎資格)
など、取れるものを取りまくりました。合格すれば報奨金もらえましたからね。
で、これらの資格が転職で有利に働いたかと言うと、ほぼ関係なかったように思います。
面接で「資格をたくさんお持ちですね?勉強家なんですね!」みたく言ってもらえたことはありますが、ほとんどの場合、資格についての話題になりませんでした。
ただし、資格を取るための勉強をすることでITの基礎知識が十分に身に付きました。これは仕事をする上での支えになっています。基礎知識ってわかってるようで、あいまいな理解の場合が多いですから、資格の勉強をすると明確な理解が得られます。
転職に英語が役立ったかというと…?
私は海外旅行にそこそこ行くので、英語の勉強はずっとしています。といっても以前受けたTOEICの点数は485点でしたけどね。それでも、一人で海外旅行行けるくらいはしゃべれます。現地で安宿探して、チェックインの手続きしたり、電車とかバスを調べていきたい場所に行くことが出来ました。旅の途中で知り合った人と簡単な雑談もできます。
何がいいたいかというと、割と実践的な英語力があるんです。ですが、それが転職に役立ったことはありませんでした。
ほとんどの企業で英語のことは話題になりませんでした。聞かれるとしても、「英語のドキュメントとか読めますか?」くらいなので英会話力を問われることはありませんでした。
ただ、一回だけ例外がありました。TOEICの点数で落とされたことがあるんです。
楽天の中途採用に応募して3次面接まで進んだところで、TOEIC600点以下の人は全員足切されることになりました。2010年のことです。ちょうど、楽天が英語公用語化を発表した時期でした。これはタイミング的にも例外中の例外なので、通常の転職であれば、「ほぼ英語力は関係ない」と考えていいと思います。
転職に一番役立った勉強はこれ!
一番役立ったのは、「仕事で使う技術の勉強」です。参加プロジェクトで使っている
- プログラミング言語
- フレームワーク
- ミドルウェア
などを学んだことが一番評価されました!当たり前ですね(笑)
技術以外にも、
- コミュニケーション能力
- 交渉力
も仕事をしながら、ビジネス書で読んだ内容などをつかっていくと、会話がうまくなって、面接でもうまく喋れるようになります。
結局の所、勉強しているだけでは意味がなく、勉強したことを仕事で使う、これが一番です!