プログラミング言語の『案件数』調べてどれ学ぶべきか考えた
「今まで覚えた言語の案件数も知っておきたい…」
「今後、案件が増えそうな言語も知りたいな…」
新たに学ぶプログラミング言語の選び方の重要な基準の一つは、
「その言語の仕事があるか?」
です。
趣味でプログラミングするのもいいですが、仕事で使えたほうがいいですからね。
そこで今回は「プログラミング言語の案件数」を調べてみました。
言語ごとの案件数一覧
アットエージェントというフリーランスの案件紹介サイトで言語別案件数を調べた所、以下のような結果でした。言語名(案件数)です。
Java(155)
PHP(136)
JavaScript(121)
Ruby(58)
C#(51)
C++(38)
Objective-C(34)
SQL(34)
Python(21)
Perl(15)
C言語(12)
その他言語(11)
VB.NET(11)
Scala(10)
VB/VBA(8)
Shell(7)
JSON(6)
PL/SQL(5)
ActionScript(5)
COBOL(4)
Apex(4)
Lua(2)
SAS(1)
1位はJava
Javaが155件で一番多いようです。理由は、利用用途が幅広いためでしょう。
- 業務システム開発 → 非常に多い
- Webサービス開発 → まぁまぁ多い
- スマホアプリのサーバーサイド開発 → まぁまぁ多い
- スマホゲームのサーバーサイド開発 → まぁまぁ多い
- Androidアプリ開発 → 多い
5つもの分野で使われているので、そりゃあ案件数も多いはずです。
Javaは言語仕様が古くさくて遅れていると言われてましたが、Java8でクロージャやStream APIなど、関数型言語の機能が取り入れられて近代的な言語へと変わりつつあります。
学んでおいて損はないですね。
2位はPHP
PHPは136件で2番目に多いようです。
Javaに比べてAndroidアプリ開発がないのと、1の業務システム開発の案件が少ないので、総数はJavaより少ないですが136件とほぼ同等規模の案件があります。
- 業務システム開発 → 少な目
- Webサービス開発 → 非常に多い
- スマホアプリのサーバーサイド開発 → 非常に多い
- スマホゲームのサーバーサイド開発 → 非常に多い
- Androidアプリ開発 → なし(PHPでAndroidのクライアントアプリは作れない)
といった感じかと思われます。
なので、2, 3, 4の分野の仕事をしたい人にとっては、とても良い選択肢です。
3位はJavaScript
JavaScriptも121件でJava、PHPと同等規模の需要があるようです。
JavaScriptは主にWebサービスのクライアントサイド開発の案件が多いと考えられますが、node.jsでサーバーサイド開発もできますし、PhoneGap(Cordova)やReact Native等でスマホアプリも開発できます。
4位以下は一気に少なくなる
Ruby(58)
C#(51)
C++(38)
Objective-C(34)
SQL(34)
Python(21)
と続きますが、上位3言語に比べると3分の1以下の案件数になります。
しかし、これらの言語を使えるエンジニア数も比例して少なくなるので、十分需要はあると言えます。
この中で明らかに需要が減っていくと考えられるのはObjective-Cです。需要がゼロにはならないでしょうが、iOSアプリの開発はObjective-CからSwiftを使った開発が主流になっています。
それから、今後伸びていくのはPythonだと思います。人工知能関連のライブラリやツールが充実していますからね。