プログラマーSEが『プロジェクトの途中』で転職するコツと方法
2016年3月19日に投稿 →
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仕事術
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「プロジェクトの途中で転職するのって気が引ける…」
「転職とプロジェクト抜けるタイミングをうまく合わせられたらいいんだけどなぁ」
「転職しちゃえば二度と会う人たちではないし…、って考えるのは腹黒いかな?」
「転職したいけど、今やってるプロジェクトを途中で抜けるわけにいかないし…」と言っていつまでも転職しない人っていますよね。
私もそうでした。
転職しようと思い始めてから1年以上転職できなかったこともあります。
ただ、実際転職に踏み切ってみたら、途中で抜けたら迷惑掛かると思っていたのは杞憂でした。ひとつひとつ必要な手順を踏むことで円満に退職できたんです。
そんな経験を踏まえた「プロジェクトの途中で転職するコツ」を紹介します。
まずは『内定をもらう』のが先
「現場に迷惑はかけられないから、まず先に会社に辞めること伝えてから転職活動始めた方が良いかなぁ?」
と考えるのは間違ってます。
先に辞めることを伝えて辞める日が決まっても、その日までに転職先が見つかるとも限りません。「退職日までに転職先を決めなきゃ」と焦ることで、面接での受け答えにも余裕がなくなってしまいます。
ですから、まずは内定をもらうことが先決です。
内定をもらい転職先が決まった段階で初めて、会社に退職の意志を伝えます。
会社に退職意志を伝える方法
私は当時客先常駐で仕事をしていて、直属の上司は自社の事業所にいたので電話で伝えました。
上司は「じゃあ、お客さんと調整するから現場の人には(転職することを)まだ言わないでおいてくれ」と言いました。
その後、退職理由などを軽く聞かれましたが、強く引き止められることはありませんでした。
私が嫌われていたからとか、仕事ができない人間だったからではありません。既に内定をもらっていて転職の意志が固まっている人を引き止めても無駄なのでやらないのでしょう。
IT企業で人の入れ替わりはしょっちゅうあることなので、会社を辞めることに罪悪感を感じる必要はありません。
引継ぎをスムーズに漏れなく行うコツ
引継ぎ内容を全て書き出して、それぞれの項目について、いつどのように引き継ぐかの計画を立てます。
引継ぎ作業のWBS(作業一覧)を作るってことです。
WBSを作ることで、引継ぎ漏れがなくなりますし、時間切れで引き継ぎしきれないでごめんなさいなんてことにもなりません。予定が立つので、転職先企業への入社日も明確に決められます。
『自分がいなければプロジェクトが回らない』なんてことはない
プロジェクトの途中で抜けることに罪悪感を持っている人の多くは「自分がいないと、このプロジェクトは回らない」という思いがあります。
責任感があるのは素晴らしいことですが、そのために自分の職業人生を犠牲にするのは良くありません。それに、ちょっと自惚れがあるかもしれません。
引き継ぎ作業を進めていくと分かるのですが、きちんと引き継げば、後任の人がちゃんと受け継いでくれます。
確かに今この瞬間、何も引き継ぎしないで自分が抜けたら、プロジェクトは一時的に困ってしまうでしょうけれど、きちんと計画を立てて引継げば全く問題ありません。
そんなわけでまずは転職活動をして内定をもらうことから始まります。転職活動もまた、工夫次第でスムーズに進めることができます。