ITエンジニアに必要な『ヒューマンスキル』ってこれです!
ITエンジニアの仕事って人と話すことが少なくて、黙々と作業すると思っていたんですが、実際やってみたら全然違ってました。
私の場合、子供の頃、母親から「あんたは気が小さい」とか「引っ込み思案だ」などと言われて育ったので、「あまり人と話さなくても仕事ができるプログラマーになろう!」と思って選んだんですけど、実際はよくしゃべる仕事だったんです。
それと同時に自分が思っていた自分の性格も、間違っていたことがわかりました。気が小さくて、引っ込み思案だと思っていたのですが、必要性にかられて仕事で話す機会が増えたら、全然ちゃんとしゃべれたんです。
ですから、自分の性格って誰かにそう思い込まされてる可能性が高いので一度「おれって本当にそういう性格か?」と自問してみるといいと思います。
案外あなたが思っているよりあなたは素晴らしい性格なんです!
そんなわけで今回は「ITエンジニアに必要なヒューマンスキル」についてお話します。
開発の職場での会話ってこういう感じです
ソフトウェアの仕様をどうするかが中心です。ソフトウェアの仕様って基本的に設計工程で決まるものですが、実際にコードを書いてみると、設計通りにはいかないことがよくあります。
その場合にチームリーダーや関係者に、
「この部分はこういう風に実装したほうがいいと思うんですが、どうでしょうか?」
「この仕様は、ここで不整合が発生してしまうんですが、どうしましょうか?」
というような相談をします。
あるいはその変更によって、他のプログラムにも影響がでる場合には、他のプログラマーに
「この部分、こういう仕様になったので、そちらのプログラムもこれに対応した修正をしてください」
と伝えます。
もう一つよくあるのが、スケジュールの話です。自分が開発を担当しているプログラムが思っていたより難しくて、予定通りに完成しそうにない場合、「この日程に間に合いそうにないんですけど、どうしましょうか?」って話をします。
「じゃあ、3日ほど納期を延ばしましょう」
「作業の半分はAさんにやってもらうので、なんとか間に合わせてください。」
などの対策が取られます。
結局のところ、ソフトウェアって一人で開発するものではなく、チームで開発するものなので、メンバーとの連携が必要なんです。
作っているものはコンピュータ上で動くソフトウェアですが、その開発は人間同士のコミュニケーションよって成り立っています。ですから、ヒューマンスキルが必要とされるんです。
ヒューマンスキルのこれが重要!
重要なヒューマンスキルは、
- コミュニケーションスキル
- 人間性(誠実な人間であること)
です。
ソフトウェア開発はチームで行う仕事なので、お互いがお互いの仕事に協力しあうことで仕事が進みます。嫌なヤツだとダメなんです。
システム開発の職場って、なぜか時々嫌なヤツがいます。ほとんどの人はちゃんとした人でいい人なんですけど、中には変なやつがいるんです。
いい人であり続けるためにすべきこと
嫌なやつになってしまう原因はおそらく、
- 嫌々仕事をしている
- 天狗になっている
のどちらかです。
ITエンジニアって求人が多いので、それほどなりたいという気持ちがなくても就職できます。すると、本当は別の仕事がしたかったのに、受からなかったから、仕方なくITエンジニアをやっているという人もいます。それだと嫌々仕事をしているのでストレスがたまります。その結果、周りに八つ当りしまうのかもしれません。
また、同じプロジェクトでずっと仕事をしていると、そのプロジェクトの中で重鎮のようになり天狗になってしまう人もいます。
同じプロジェクトじゃなくても、同じ技術を使った仕事ばかりしていると、その技術を完璧に理解できたような気になって天狗になってしまう場合があります(私にもそういう時期がありました笑)。
そうならないためには、新たな仕事・技術にチャレンジすることです。初心に戻り謙虚な気持ちを取り戻すことができます。
相手に敬意を持つ具体的方法
ソフトウェア開発は納期が決まっているので、時間に対してシビアです。皆、時間に追われて仕事をしています。
仕事の相談や仕様の打ち合わせなどの会話をしている間は開発作業が止まってしまいます。ですから、効率よく会話をすることが重要です。
話をしにいく前に話す内容を整理してメモしておくとか、伝えやすくするためにかんたんな図を紙に書いて持っていくなどの工夫をすることで、手際よく会話できます。
これって、自分の時間も相手の時間も節約できるので、絶対やったほうがいいです。
そうやって、相手の時間にも配慮する姿勢こそがヒューマンスキルなんです。