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プログラマー・SEが『論理的な説明』を修得する方法

2016年9月29日に投稿 → に更新 能力開発 アフィリエイトリンクを含みます

プログラマ・SEが論理的な説明を修得する方法

「論理的な説明が出来る人って良いよな!」
「説明がちぐはぐになってしまう時がある、説明がうまくなりたい…」
「ロジカルシンキングってどうやればいいんだろう?」

以前、私が参加していたプロジェクトのサブリーダ(SE)から

「あのPMの方はロジカルシンキングが出来てすごい!」

と言われてびっくりしたことがあります。

なんでかというと、

プログラミング言語って100%論理なので、論理しか受け付けないコンピュータを相手にコードを書いている私達ソフトウェア技術者からすれば、ロジカルシンキングなんて当たり前だからです。

その人はSEと言っても、なんちゃってな感じでコードはほとんど書いてない人のようでした。

ロジカルシンキングはプログラミングする時だけでなく、喋るときや、文章を書く際にも利用できるので、その方法を紹介します。

論理的って何だろう?

言葉の使い方でいうと、「文と文の接続を的確に行う」ってことだと思います。

例えば、接続詞を的確に使っている文章は論理的ですよね。

「AはBである。しかし、BはCである。よって、CはDである。」みたいなのです。

論理的とは、文と文の関係が明確であるということ

何事も「関係」って大事ですよね。ソフトウェア技術においても、テーブルとテーブルの関係だったり、オブジェクトとオブジェクトの関係が重要なように文章に置いての文と文の関係は重要です。

仏教の「縁起」という概念も自分と他者の関係が大事と言っています。すべてのものは関係という線で繋がることで意味を持つからです。自分という存在は他者との関係によって決まるというのが仏教の縁起の論理です。

接続詞は文と文の間の前後関係をつなぐものですから、接続詞を的確に使えれば、前後関係が明確でわかりやすい論理的な文章になります。

例えば、「AはBである。CはBである だからAはCである」という文章の場合、「だから」という接続詞を使うことで、前の文章を根拠として結論を述べていることを表しています。

「AはBである。しかしBはCである。」という場合は、最初の文と次の文では逆の意味を述べている = 逆説の関係であることを表しています。

同様に「なぜなら」を使えば、理由を述べていることを表します。

接続詞以外にも文章の前後関係を表すものはあります。

順接の「が」を使うと意味が分かりにくくなる

「昨日上司に怒られた、ちゃんと謝ったので大丈夫だろう。」

これは逆説です。怒られたって状況から、大丈夫と言う状況に反転しています。「が」でつなぐのがしっくりきますね。

では、つづいて順接でつないだものを見てみましょう。

「昨日上司に怒られたのです、今日も怒られちゃうと思います。」

これが順接の「が」です。日本語的におかしいだろって?

ですが、こういう話し方をする人はいます。話が分かりにくいなぁという人の言葉の使い方を注意深く聞いていると順接の「が」を使ってるパターンがよくあります。

順接の「が」を使ってると、前後関係があやふやになって、自分でも何を言いたいか分からなくなってしまうのでしょう。

文と文の接続関係を意識しよう!

このように、文と文の接続関係を意識して、文章を書いたり、話すと、文と文の前後関係がハッキリするので、意味が伝わりやすくなります。

接続を意識すると、「ここは”だから”で書き出したから、理由を書くんだ!」っていう風に自分が今何を書いているか、説明をしているかを意識しやすくなっていいと思います。