プログラマーSE転職の平均年齢が上がり続けてる理由
「今なら40超えても転職できそうだよな」
「プログラマー35歳定年説とか言ってたやつクソだなwww」
DODAの調査結果による技術系(IT/通信)の転職成功者の平均年齢は2007年下半期に30歳だったのが、2015年下半期には32歳になったそうです。8年間で2歳もアップしています。
平均がアップしてるということは上の年代の転職が増えているということです。私自身30代後半ですが、まだまだ楽勝で転職できそうな気がしています。
私はこれまでに三度転職を経験しています。
- 25歳
- 31歳
- 33歳
の時でした。33歳からはフリーランスになったので、プロジェクトが変わるたびに再就職してるようなものです。年齢が上がっても全然いけそうだなという手応えです。
そんな経験も踏まえて「プログラマーSE転職の平均年齢が上がり続けてる理由」を紹介します。
プログラマー35歳定年説は業務システムのSESに限る
業務システム開発の分野には、SES(システムエンジニアリングサービス)という業態があります。
かんたんに言うと、エンジニア派遣ビジネスです。エンジニアを一人1か月派遣したらクライアント企業から報酬として80万円もらえるみたいなビジネスです。
このビジネス、エンジニアの種類によって単価が異なります。
- プログラマーなら60万円
- SEなら80万円
- PMなら100万円
といった具合にです。
35歳の社員がプログラマーだと会社への売り上げが60万円にしかなりません。
25歳のプログラマーも同じく売り上げは60万円です。ところが35歳の社員の方が給料は高い、こうなると会社は35歳の社員にプログラマーではなく、SEやPMをやらせようとします。
このような事情からプログラマー35歳定年説が生まれたのです。
ですから、エンジニア派遣ではない、自社サービスやプロダクトを開発・運営しているような会社であれば無関係の話なんです。
ゲーム開発では40代で現役バリバリの凄腕プログラマーがたくさんいる
私が以前参加したスマホゲーム開発の会社は、コンシューマゲームで長年実績がある会社でした。スマホゲームというと若い人が作っている印象がありますが、そこには40代の凄腕プログラマーがたくさんいました。
自社製品を開発してる企業にとってプログラマーは企業の競争力の源泉です。プログラマーは知識労働なので、経験を積めば積むほど、能力が上がります。よって、40代50代の凄腕エンジニアがいて当然なんです。
雇う側の意識も変わっている
先日、転職エージェントに話を聞いたのですが、
「以前は35歳以上になると求人がガクンと少なくなったのですが、この頃はそうでもないんです。」
とのことでした。
その理由は「ITエンジニアがそれくらい足りていないから」とのことなんです。
IT技術の需要はインターネットの発展にともない急増し続けています。
ECサイト、ブログ、SNS、スマートフォン、ビックデータ、IoT、AI(人工知能)、VR、ARと今も拡大し続けています。
それに対してITエンジニアの数が追いついておらず、いつでも求人がたくさんある状況です。
なので、転職したいけど年齢的に難しいかなぁという方もチャンスは満載なので、ぜひチャレンジしてみてください!