就職・転職に強い、おすすめのプログラミング言語
「イメージ的にJavaやPHPの仕事はいっぱいありそうだけど…」
「今だけじゃなく、今後も需要のある言語を知りたいな…」
どうせ学ぶなら、仕事で長く使える言語を選びたいものです。
私はこれまで15年以上ITエンジニアをやってますが、仕事で
- 長く使っている言語
- 一時しか使わなかった言語
があります。
そんな経験を踏まえて「就職・転職に強い、おすすめのプログラミング言語」を紹介します。
Contents
おすすめ① Java ~業務システム開発で需要多し
Javaは2000年くらいからWebアプリケーションのサーバーサイドを開発する言語として広く使われるようになりました。
当時、業務システムはPC一台一台にインストールするタイプのものが多かったのですが、インターネットの普及により、
「業務システムもWebで作ればインストールの手間が省けるじゃん!」
という流れが生まれ、その実装言語として一番使われたのがJavaだったのです。
その後、現在に至るまでずっとJavaは業務システム開発で一番多く使われ続けています。
Javaに変わる技術として、C#, Ruby, Scala等が注目されましたが、移行は進んでいません。
今後もJavaは広く使われ続けるでしょうし、今までJavaで作られたシステムの改修や機能追加の仕事もたくさんあるはずですので、仕事の需要の安定性はピカイチだと言えます。
この他にJavaはAndroidアプリの開発でも使われてきましたが、最近はJaraからKotlinへの移行が進んでいるため、Androidアプリ開発者になりたいということであればJavaよりもKotlinを学んだほうが良いと思います。
またJavaがよく使われている業務システム開発の会社では、プログラマー未経験の人を採用する会社が多いので、これからプログラマーになりたいという方にもおすすめの言語です。
おすすめ② PHP ~Webサービスやゲームのサーバサイドの需要多し
PHPは動的なWebサイトを作る技術として生まれました。
YahooやFacebook、ニコニコ動画など、多くのWebサービスの開発に利用されています。
スマホアプリ・ゲームのサーバーサイドでもよく使われています。
また、ほとんどのレンタルサーバでPHPを実行することができるので、個人でWebサービスを作って公開したい場合にもおすすめです。
その他のおすすめ言語
求人数はJavaとPHPほどではありませんが、おすすめの言語を紹介します。
Rubyも需要と供給バランス的におすすめ
RubyはPHPと同じような分野で使われています。PHPに比べて言語として洗練されていて生産性が高いと言われています。
また、コードを書いていて楽しい言語だとも言われています。
私自身Rubyを使っていて感じた楽しさは、
- 構文に無駄がなくて少ないタイプ数でプログラムを実装できること
- コードの書き方に工夫のし甲斐がある奥深さ
です。
求人はPHPほどではありませんが十分な数あります。Rubyを使える技術者数もPHPに比べてずっと少ないので、需要と供給のバランスとして、就職・転職のチャンスは十二分にあります!
Pythonの需要が急増している
Rubyのライバル言語としてPythonがありますが、こちらは海外では人気なのですが、日本ではRuby、PHPの方が求人数が多い為、就職・転職しやすさという観点ではおすすめしません。
…と考えていたのですが、最近状況が変わってきています。人工知能や機械学習の分野でPythonの需要が急激に高まっています。本屋さんに行っても、Python関連の新刊本がたくさん出版されています。
今伸びている言語を学びたいという方には、Pythonがおすすめです。
C#はゲーム開発で需要大
まずはC#の過去の経緯を説明します。
C#はJavaのライバル言語として開発されたため、使われる分野もJavaと似ていました。
Javaと違うのは動作するプラットフォームがWindows中心だったことです。
JavaはWindowsでもLinuxでも動きますが、Linux上での利用が多いのですが、C#は逆でほとんどがWindows上での利用でした。
というのもC#を作ったのはWindowsの生みの親であるMicrosoftだったため、これまでC#はWindowsのみでしか動作しなかったのです。
ところが、現在は状況が変わってきています。
C#の動作環境である.NETがオープン化され、Monoや.NET Coreという実行環境が作られました。
そのため、現在では、
- Linux, UNIX
- iOS・Androidのスマートフォン
- Webブラウザ(.NET CoreのBlazor)
でもC#で作ったアプリケーションが動くようになったんです。もはやC#はWindowsだけのものではありません。
また、Mono環境を使ったゲームエンジンであるUnityには開発言語としてC#が採用されています。Unityで開発したゲームはiOSでもAndroidでも動かすことができる為、スマホゲーム開発で広く使われています。
私も2014年にUnityを独学してゲーム開発のプロジェクトで仕事をすることができました。
現在もまだまだUnityエンジニアは不足している状況なので、ゲーム開発の仕事をしたいという方には特におすすめです。