システムエンジニアの転職面接で使える鉄板の『志望動機』
「志望動機って言われてもなぁ…」
「何を言えば高評価もらえるのかなぁ?」
志望動機って悩みどころですよね。
これまでの経歴とか自分の強みだったら、今までの経験を説明すればいいですが、志望動機って「なんとなく良さそうだと思ったから…」って言うのが本音ですよね。
応募先企業がよほど好きな会社だったら、
「御社の○○ってサービスがすごく好きで、ぜひ開発に参加したいと思って応募しました。」
みたく言えますが、「とりあえず受けてみっか」みたいな企業だとなかなか良い志望動機が思いつかないものです。
私はこれまでに三度転職し、いろいろな志望動機を考え、実際に言ってみて面接官の反応を見て試行錯誤してきました。
そんな経験を踏まえて、今回は「システムエンジニアが転職面接で使える鉄板の志望動機」を紹介します。
基本は「ステップアップするため」でOK
SEの志望動機の基本形はこの形です!
「これまで○○系のシステム開発の実装工程を中心に担当してきました。プログラミングスキルを磨くことができたので、今後は要件定義や設計などの上流工程の経験を積みたいと思っているのですが、今いる会社ではそれがむずかしいため、御社に応募させて頂きました。」
これで全部行けそうじゃん!と思われたかも知れませんが、そうもいかないんですよ。
この志望動機を言うと、
「上流工程は弊社じゃなくてもできますよね?なぜ弊社を選ばれたのですか?」
と聞かれる場合があります。
「べ、別に御社じゃなくてもいいんすけどね…」
と答えるわけにもいきません。では、どうするかというと、
「○○の仕事に興味があるんです!」の方が良い
「私は○○のシステムに関心があって、いつか自分も開発に参加したいと思っていました。御社が○○のシステム開発をしていることを知り、ぜひ入社させて頂きたいと思いました。」
こう答えれば、先ほどのような返しをされることはないでしょう。問題は「何かしら関心のあること=○○」を考える必要があることです。
これは業種でもいいし、技術でもいいと思います。
「賃貸マンションを借りた際に不動産に興味を持ち、不動産のシステム開発に参加したいと思いました。」
とかなら、自然ですよね。
「Scalaに興味がありまして、仕事で使いたいなぁと思っていた所、御社がScalaを活用されていることを知り応募させて頂きました。」
とかもいいと思います。この場合、その技術があまりメジャーではないものである必要があります。
「Javaに興味がありまして、御社がJavaを活用されているので…」
って言っても、Javaを使っている会社なんていくらでもあるので、それこそ「弊社じゃなくてもいいんじゃないですか?」と返されてしまいます(笑)
なぜ、私は応募先企業でやる気満々で働くのか?
例えば「残業がきつくて、もっと楽な職場で働きたい」というのが本当の志望動機だったとします。
これは言うべきではありません。
なぜならば、志望動機は「今いる会社を辞めたい理由」を答えるのではなく、「自分が応募先会社でやる気満々で働く理由」を答えるためのものだからです。
「なぜ、私は応募先企業でやる気満々で働くのか?」を考えてみると、志望動機が見つかるはずです。逆に言えば、それが見つからない会社は応募するのをやめた方がいいかもしれません。
志望理由が「残業がきつくて、もっと楽な職場で働きたい」で、応募先が残業少なそうな職場だったとしても、
「私は思いっきり仕事に集中して効率的な作業をするのが好きなんですが、今いる会社では皆嫌々仕事をしていてダラダラと残業していて、周りのペースに引きずられてしまいます。御社は仕事の効率を上げて、労働時間を短くする試みをされているようなので、社員の方とも気が合いそうだなと思い応募させて頂きました。」
っていうような答え方もできます。
「なぜ、私は応募先企業でやる気満々で働くのか?」
↑この問いに対する答えを探してみて下さい。これこそが企業が聞きたい志望理由なのです。