Webエンジニアが『激務』から解放される方法
「休日にトラブル対応の電話掛かってくるのめちゃうざい…」
「Web系でホワイト企業ってないかなぁ?」
激務って仕事が充実してるように錯覚しがちですが、冷静に考えてみると、ただしんどいだけだと気がつきます。
労働時間が長いと、生きるために仕事をしていたはずが、仕事をするために生きてるような、鶏が先か卵が先かのようにわけがわからなくなります。
私は長年ITエンジニアをやっていますが、労働時間って会社によってホント様々なんです。IT企業でも残業がほとんどない会社もけっこうありました。
そんな経験を踏まえて、「激務から解放される方法」を紹介します。
まずは自助努力をする
激務でしんどいのは基本的に労働時間が長くなることですよね。
仕事量が多くて忙しくても、毎日必ず定時であがれるとしたら、それって激務じゃないし、しんどくもないですよね。
なのでまずは、労働時間を短くするためにできることをします。
生産性は上げられる
単純な話、よく書くコードのテンプレートを作っておくだけでも生産性は上がります。一から自分で打っても数分で書けるかもしれませんが、それが数秒で書けるというのは積もり積もればけっこう大きな差になります。
もう少し大きく生産性を上げる方法はコミュニケーションの効率を上げることです。プログラマーって、案外人と話すのが多い職業ですよね。打ち合わせをしたり、問題の解決法を質問したり、されたりと。
こちらから話しかける場合は、聞きたい内容を整理して簡潔に説明できるように準備したり、単純な話、速くしゃべるだけでも時間を短縮できます。脳科学的にも、速く話すと、脳のクロックサイクルが速くなって頭の回転が速くなるそうです。自分が速く話すとそれを聞いてる相手もつられて、話すテンポが速くなります。ですから、速く話すだけで自分と相手の生産性を上げることができるんです。
もう一つの方法はもっと抜本的な方法です。話し合う内容自体から無駄を大きく省くのです。
打ち合わせの生産性を大幅に上げる方法
楽天の会議のやり方がとても参考になります。
「会議は意思決定する場であり、説明をする場ではない、よって、説明資料は事前に参加者に配布し読んでくるルールにして、会議では説明は一切せず、意思決定のみをするようにしたら、会議の時間を大幅に減らすことに成功した」
とのことなんです。
私の職場でも会議の大部分は説明に費やされていました。会議を意思決定のみにしぼれば時間を大幅に短くできそうです。
とはいえ、自分一人では実践できません。チームに楽天ルールを提案して皆に実践してもらわなければなりません。私は以前この提案したことがあるのですが、受け入れられませんでした。
そういう場合、転職するのも手です。他人を変えるのはとても難しいですからね。どこかで見切りをつけて、生産性の高い職場に移った方が良いでしょう。
残業の少ない会社はある
私が以前勤めた、小さなベンチャー企業は、定時を過ぎて30分も経つと従業員のほとんどが帰っているという超ホワイト企業でした。
この会社は家電のECサイトを開発運営している会社でした。
2週間ごとに改修をリリースしていたので、常にタイトなスケジュールでしたが、2週間の計画なのでそれほど予定とずれることも少なく、予定より遅れた場合も、次のリリースに回すなどして臨機応変に対応していたので、ほとんどの仕事が定時に終わっていたのです。
定時で帰ることが習慣化すると、体力的に余裕があるので、集中力がありまくる状態で作業できるので、マッハなスピードで仕事が進みます。これってすごく快感です。ぐんぐん仕事が進むのって気持ちいいですからね。
ですから、こういう会社を狙って転職活動するのも良いと思います!