SE・プログラマが転職して激務から解放される方法を経験者が教えます
「残業多すぎて、目が痛いし肩こり過ぎ、心も体も休まらない…」
「給料はまぁまぁだけど、時間給にするとコンビニ店員より低いかも…」
SE・プログラマの仕事ってやりがいも面白さもあるんだけれど、労働時間が長かったり納期に追われるのが辛いですよね。
納期前に一時的に残業が増えるのは仕方ないですけど、常に残業が続くのはやってられません。
2ちゃんねるやネットの口コミ情報では「IT業界はどこもブラックで長時間労働が当たり前!!」なんて言われていますが、私はそう思いません。
私はこれまでに三度転職し、いろいろな職場・仕事を経験してみたところ、職場によってはほとんど残業がない職場もけっこうあったんです!
そんな経験を踏まえて、「SE・プログラマが激務から解放される方法」を紹介します。
Contents
激務のパターンと対策
まずはパターンの把握です。対策できるパターンかもしれないし、そうでない場合も、転職時にパターンに当てはまる会社を避けることができます。
パターン1. 納期前に忙しくなる
このパターンの忙しさは、ある程度仕方がありませんが、毎回そうなるようであれば対策が必要です。
- 日程に余裕を持たせられるよう交渉する
- できるだけ前倒しで作業する
- 日程に余裕がある内から作業ペースを上げておく
- 開発スコープを明確にし、あとで増えないようにする
等をやっていくことで改善できるかもしれません。
パターン2. 顧客への頑張ってますアピールで休日出勤や徹夜をする
受託開発のプロジェクトでよくあるパターンです。
- 予算を安く見積もりすぎた…
- お客さんの要望を聞きすぎて開発スコープが大きくなりすぎた…
- 日程調整に失敗し日数が足りない…
- 要員の調達に失敗して人員が足りない…
このような営業、プロジェクトマネージメントを失敗したせいで、どうがんばっても、納期に間に合わない場合に、
「どうがんばっても間に合わないけどお客さんに許してもらうために休日出勤や徹夜して、がんばったアピールをしましょう!!」
とPMから言われることがあります。
こういう会社は営業やPMが腐っているので、絶対避けたいところです。面接時に、
「以前、私の職場でお客さんに頑張ってるアピールするためだけに休日出勤とかしてたんですけど、御社はそんなことってないですよね?(笑)」
と冗談っぽく探りを入れてみましょう。
まともな会社なら「それは悲惨でしたね~wうちはそんなことないですよ」と笑って流されるはずです。
パターン3. 常に長時間労働を強要するブラック企業
以前勤めていた流通業系IT子会社の話です。
ある日の朝、昨日23時以前に帰った社員全員に社長から
「そんなに早く帰って仕事してるの?」
とメールが来ました。「22時って全然早くないだろ?」なんですけどね。
この後、直属の上司から「仕事終わってやることなくても、とりあえず23時までは会社にいてくれ」と言われました。社長も社長ですが、上司も上司です。
この他にも毎朝「今日も死に物狂いで働こう!!」みたいな社訓を暗唱させられました。「洗脳やん!?」ですよね。
こんな会社には絶対入ってはいけません。確実に避ける必要があります。
面接で「仕事のやりがい」を尋ねてみるとよくわかります。
- 「お客様に喜んでもらえるのがやりがいになる」
- 「責任ある仕事を任せてもらえている」
等の抽象的で精神論な返答だったら怪しいです。
「具体的にはどういったことがありますか?」と聞いてみると口をつぐむかもしれません。
面接官の顔もよく見てみてください。嘘をつく時の不自然な表情が見られるかもしれません。
この辺りは直感的に感じたことが重要です。「なんかやばそうな会社だな…」と思ったらやめておいた方が無難です。
単純な話、面接官の顔が
- 疲弊してないか?
- しんどそうじゃないか?
を見るだけでも、かなり分かります。実は私もこの会社の面接受けた時に、面接官は疲れきった顔をしてるし「なんかしんどそうな会社だなぁ…」と感じていたんですよ。
それなのに、内定もらった嬉しさからか、「大手だし、ユーザー子会社だから、まさかブラックなわけないよな!」と希望的観測をして入社してしまいました。
ですから、こういう時は直感に耳を傾けた方がいいんです。
小規模な会社は意外とホワイト企業がある
大手の方がまったり仕事できそうなイメージがありますが、そうとも限りません。上述した流通系IT子会社の親会社は超大手企業です。日本人なら誰でも知ってるコンビニやスーパーマーケットを経営しています。
ですが、超絶ブラック企業だったんです。
逆に小さな会社でホワイトな会社もありました。
私が以前仕事をしたECサイトの受託開発をしている会社は、社員数10名以下の零細企業でしたが、定時を過ぎると社員の半分以上は帰ってるほどホワイト企業でした。暇なわけではなく仕事のペースは速く、こなした仕事量も多かったのですが、ちゃんと定時内に終わっていたんです。
プロジェクトがうまく回ってるからです。
小さい会社の中にも、こういう優秀な会社があるんです。こういう穴場的な優良企業を狙って転職活動するのも良いかもしれません。大手企業に比べて入社難易度も低いでしょうから、いいことづくめです!
ポイントはプロジェクトがうまく回っているかなので、面接時に探りを入れましょう。
うまくいってる会社を見分ける質問
「現在御社が抱えている課題はありますか?」と聞いてみると、プロジェクトの状況がなんとなくわかります。
「スケジュールがめちゃくちゃで計画通り進まないこと」のような返答をされた場合は避けた方がいいかもしれません。
「サーバーをオンプレミスからクラウドに移行したい」とか「エンジニアを増やして開発をスピードアップしたい」などのような答えなら良いでしょう。
つまり、「課題 = 問題 」の会社よりも「課題 = 目標」の会社がいいってことです。
この質問をすると応募先企業のことがよく分かるのでぜひ使ってみてください。