エンジニア経験者がプログラミングスクールを調べてみた
読者の方から
「独学でプログラミングを始めたのですが、挫折してしまいました。プログラミングスクールとかに行ったほうがいいのでしょうか?」
という質問をよくいただきます。
そこで、プログラミングスクールについて調べてみました。
エンジニア経験者の視点でプログラミングスクールの選び方を紹介します。
「独学でよくね?」って話
私自身は情報処理の専門学校でプログラミングを学びましたが、学んだ内容を振り返ってみると、
「学校で習ったことって、本やWebサイトとか使って自力で学べる内容だったよなぁ…」
とも感じます。
とはいえ、これは今の自分が言ってることなので、ちょっとあやしいです。
専門学校に入る前の自分が本やWebサイトだけで学べたかなぁというと、学べたかも知れないし、挫折したかも知れないです。こればっかりは過去に戻って実験しないとわかりませんが、タイムマシンは未だ発明されてないので出来ません(あっても、こんなことのために使わないでしょうけど笑)。
なので
- まずは本やWebサイトをざっと見て、できそうなら独学
- 「何からはじめていいのかわからない」って感じならスクールで学ぶ
という選択が良いんじゃないかと思います。
結局は自分と学習法との相性次第ってことです。
プログラミングスクールは2タイプある
- 通学型スクール → 教室に通うタイプ。いわゆるふつうの学校。WebCamp Pro, CodeCamp等
- オンラインスクール → 自宅でSkype(無料のテレビ電話)を使って講師から授業を受ける学校。テックアカデミー等
両方のタイプを兼ねているスクールもあります。都合に応じて、オンライン授業と通学を使い分けることが出来るといったものでした。
学べる内容
- Webアプリケーション → Ruby on Railsのオンラインレッスン、PHPオンラインブートキャンプ、TechAcademyのJavaコース、WebCamp
- スマホアプリ → CodeCamp
- ゲーム → Unityオンラインブートキャンプ
- 人工知能(AI)、機械学習、データサイエンティスト → Aidemy、DataMix
- VR → TECHCAMP【VR】
- ブロックチェーン → ブロックチェーン講座
と定番から先端技術まで様々です。
人工知能とかVRは私も学んでみたいかもって思いました。
私の場合、独学でも学べますけど、人から教わったほうが断然楽ですからね。
35歳以下なら『無料』の学校もある!
驚きですが、無料の学校があるんです。
ゼロスクというプログラミングスクールは18歳~35歳なら無料で受講できます。通学系のスクールで、学校は札幌、仙台、東京、大阪、神戸、福岡と全国展開されてるそうです。
この他にも20代は無料という学校が2つありました。
「無料って怪しくない?」って感じですが、仕組みを調べてみたら納得がいきました。
- スクールは無料で授業を提供する
- 受講修了後、IT企業に生徒を紹介する
- 就職が決まった場合、紹介先企業からスクールへ紹介料が支払われる
といったシステムなんです。
なので、
- 受講者は無料で授業を受けられて就職先も紹介してもらえる
- スクールは紹介先企業から紹介料をもらえる
- IT企業はプログラミングスキルを身につけた人員を採用できる
という三者がそれぞれ得するよく考えられた仕組みですよね。
で、どのスクールを選べばいいの?
人それぞれ、
- 置かれている状況
- 年齢
- 好み
- 適性
が異なるので、「誰にとってもここが絶対おすすめ!」というスクールはないので、Webサイトを見てピンときた学校を選べばいいと思います。
私が仕事で経験したのは、
- 業務システム開発
- Webサービス開発
- スマホゲーム開発
の3分野なんですが、どの職場も人手不足で常に求人を出しています。
なので、どの学校を選んでも、ふつうに取り組めば就職できるでしょうから、「自分にとってどの学校が好きか?」で選べばいいと思います。
つまりは、
ピンときたスクール = 自分に合ってる学校
ってことです。
とはいえ、なかなか決められないという方のために、選択の仕方をいくつか挙げてみます。
- 35歳以下なら、とりあえず無料スクールに入ってみる
- やりたい仕事の分野が決まっているなら、それを学べるスクールに入る(Webサービスの仕事志望ならWeb技術を教えてくれる学校に入るみたいな)
- 通学はめんどいという方はリモートのスクールを選ぶ
- 自宅だと勉強するモードにならないという方は通学のスクールを選ぶ
等など人それぞれなので、自分が何を望むかです。
まず決める。そしてやり通す。それが何かをなす時の唯一の方法ですわ、きっと。
by ラクス・クライン
これ、機動戦士ガンダムSEED DESTINYっていうアニメの有名なセリフです。
ですから、まずは決めて、やり通してみてください!