ITエンジニアの『離職率の高さ』に対するポジティブな捉え方と注意点
離職率が高い会社は、
長く勤められない理由がある → 仕事がきついとか何らかの悪いことがある → ブラック企業である可能性が高い
と予測できるので避けた方が無難だっていう見方があります。
ただITエンジニアの場合、そうとも言い切れないケースがあります。実体験を元に詳しく説明します。
離職率の統計データを見てみると
厚生労働省の調査結果だと業種別離職率の
1位 宿泊業・飲食サービス業で52.3
2位 教育、学習支援業(48.5%)
3位 生活関連・娯楽業(48.6%)
4位 小売業(39.4%)
5位 医療、福祉業(38.8%)
IT企業を含む情報通信業はというと24.8%で11位です。
11位なのでそんなに高くないですが、24%ってことは四人に一人は辞めているってことになります。
これをどう見るかです。
「ITエンジニアで転職しやすいんでポジティブな転職も多いはず」なので悪くない数字だと見てます。
転職しやすい職業は離職率が高くなって当然
例えば、PHPでWebサービスの開発をやってましたって人が別の会社でPHPを使ったWebサービス開発の仕事ができるか、って言ったらできますよね。
なので、ITエンジニア職は採用するときの判断がしやすいんです。
これが営業の仕事だったらこうはいきません。
例えば、保険の営業やってたんで別の保険会社に入って同じように売れるかっていうとそうとも限りません。
その会社で長く付き合ってきたお客さんとの関係があって売れてるっていうことがあるからです。
それに比べてITエンジニアは、経験した言語やシステムの種類でマッチングがしやすいわけです。
つまり、
ITエンジニアは転職がしやすい → 転職しやすいなら、より良い条件の会社に移るのが合理的 → 離職率は高くなる
って考えられるんです。
そう考えると業界全体で離職率14パーセントって悪くないと思うんです。
ただ、それでもやっぱり離職率が異様に高い会社は避けるべきだと思います。
ブラック企業に入ってしまった話
私が3社目に入った流通系IT子会社はブラック企業だったんです。
- 23時より前に帰った社員に社長からもっと働けとプレッシャーをかけるメールが来た
- 毎週2時間、社長からが「会社に対する気持ちが足りない人間辞めてもらうことになる」みたいな脅しのような講演を聞かされる
この会社の離職率はというと、
まず、私は2ヶ月半で辞めてます。そして私と入社日が一緒だった人間が3人います。そのうち、一人は私よりも早くて入社一か月で辞めてます。
これだけで2/3辞めることになります。
離職率66%です。
ですから、やっぱり離職率が異様に高い会社は避けた方がいいんでしょうね。
ただ、離職率が異様に高い会社は離職率を公表してないでしょう。
じゃあ、どうやって見分けるかっていうと方法があります。
ブラック企業を見分ける方法1
- 面接受けた時に、面接官が疲れてないかを見る
- 面接の部屋に行くまでの間に廊下ですれ違った社員の顔を見る
- 仕事部屋が覗けるんだったら見てみてどんな顔して仕事してるかを見る
これでけっこうわかります。会社によって全然表情が違います。
このブラック企業も「なんかしんどそうな顔してるなぁ」って感じしたんですけど、内定もらった嬉しさもあって、「まあ大丈夫だろう」みたいな感じで入っちゃったんです。
そしたら案の定でした。
第六感みたいなものが、「なんかやばいんじゃないか」みたく感じたらけっこう参考になるんだと思います。
そしてもう一つの方法です。こっちの方がより確実です。
ブラック企業を見分ける方法2 (1より確実)
私は転職エージェント使ってその会社を受けたので、エージェントの人が、
「心配だったら現場の社員の人から仕事の具体的な内容とか聞きたいんで話しさせてくれませんかっていうオファーを出しますよ」
と提案してくれたので、お願いしたら、このブラック企業は断ってきたんです。
なんで断ったかを推察するに、現場の社員と私が話ししたら
「こんな会社入社しないほうがいい」
ってバレちゃうからです。だから断ったんだなって今ならわかります。
ですから、内定をもらったら、
「具体的な仕事の内容をもう少し知りたいんで、私と一緒に仕事をするような現場の社員の方とちょっと話をさせてもらえませんか?」
っていうオファーを出せばいいんです。
これを断ってくる会社は怪しいとみて間違いないでしょう。
「忙しくてそんなことに時間をかけられない」と断ってくるかもしれませんが、10分、20分の時間が取れないはずもありません。
この方法を使えばブラック企業を避けられると思います。ぜひご参考に!