プログラマーSEが『他人に仕事を頼む罪悪感を消す』方法
「人に仕事を頼むのって気が引けるんだよな…」
「自分がやるべき仕事の線引きをどうすればいいんだろう?」
他人に自分の仕事をやってもらうのって、なんか迷惑かけてる感じがして気が引けますよね。みんな忙しいわけですし。
一方、ビジネス書にはこんなことが書かれています。
- 他人でもできる仕事はやるな!
- 自分にしかできない仕事をやれ!
- 自分がやりたい仕事をやれ!
自分の得意分野に集中にすることで能力を最大限に発揮できるという主張です。
これらは正しいとは思いますが、ちょっと自己中心的すぎて実践するのは気が引けます。
そこで、もう少し視野を広げて、自分だけでなく組織のパフォーマンスを上げる方法を紹介します。
組織の視点で考えてみる
- 他人に任せるべき仕事 → 他人がやりたい事、他人が得意なこと
- 自分がやるべき仕事 → 自分にしかできないこと、自分だからできること
理屈では上記のようになりますが、実際はこれらにうまく当てはまらない仕事も多々あります。
現実とビジネス書は違う
今やるべき仕事が、タスクA, B, Cの3つだとします。タスクAもBもCも、自分以外の人ができる仕事だという状況もありえます。
誰でもできるという状況は組織として望ましいことです。特定の人の能力に依存しない組織体制になっているということですからね。
ビジネス書に書いてある「自分にしかできない仕事」はない状態です。
このような状況下では「自分がやるべき仕事がない」ということになってしまいます。
他人と自分のバランスを取るべし
まず、他人がやりたい、得意、モチベーションが上がるものを割り振って、あまったものを自分がやれば、組織のパフォーマンスは上がります。
とはいえ、余った仕事が自分が全然やりたくないものであったり、得意でない場合は、分担を考え直すべきです。
つまりは、チームの中で個々人とタスクとの相性バランスが一番いい状況を目指せばいいんです。
理想は、全員がそれぞれ得意だったりやりたい仕事ができる状態です。
この考えをベースに自分が担当している仕事の中で
- 他人にやってもらった方が良いもの
- タスクを交換した方がいいもの
を考えていくと、「他人に仕事を頼みずらい」「頼むと申し訳ない気がしてしまう」ということがなくなります。
他人に頼む仕事はその人がやりたい仕事か得意な仕事なので罪悪感なく頼めます。
「この仕事好きでしょ?あげるよ!」ですからね。ぜひお試しを!