プログラマーSEが『リーダーシップ』を身につける方法
「リーダーシップって何をすることなんだろう?」
「頼れるリーダーになりたいんだがw」
「リーダーシップ」ってよく使われてますけど、謎な言葉ですよね。
「あの人はリーダーシップがある」って何を意味するのでしょうか?
- 頼れる
- 人をまとめる力がある
- 的確な指示ができる
など、いろいろあります。
ITエンジニアにおけるリーダーシップとは何か考えてみます。
リーダーがやるべきことの本質
リーダーは英語のleaderです。
leadは導くという意味なのでerがついて、
「リーダー = 導く人」
ということになります。
チームリーダーならチームを導く、プロジェクトリーダーならプロジェクトを導くってわけです。
では、どこに導くのでしょうか?
目的の達成へ向かって導きます!
よって、リーダーシップの真の意味は、
- 頼れる → (目的達成において)頼れる
- 人をまとめる力がある → (目的に向かって)人をまとめる力がある
- 的確な指示ができる → (目的達成に向けて)的確な指示ができる
なのです。
頼れるリーダーってどんな人?
「目的達成において頼れる人」は、例えば、目的を阻む問題が起きた時に適切な対応ができる人です。
「そこまでスキル高くないし、おれには無理だなな…」という方も安心してください。
問題解決って必ずしも、問題を自分で解決することではありません。その問題を解決できる人を連れてくることというやり方でもいいんです。
「っと言っても、俺会社で顔広くないしな」という場合も大丈夫です。
顔の広い人に相談すればいいだけです。
「プロジェクトで、○○の問題が起きてるんですけど、こういう問題に詳しい人っていませんか?」と。
まぁ、ふつうは自分の直属の上司に相談すれば、誰か紹介してくれるはずです。
人をまとめる力ってなんだろう?
まとまりのあるチームとは何でしょうか?
目的に向かって一丸となっているということですよね。
無理やり上から、ああしろ、こうしろと言っても、チームはまとまりません。
人はどういう時、目的に向かえるかというと、やりたいことをやっている時です。
やりたくない仕事を無理やりやらされていたら、やる気や積極性がなくなります。
その結果、チームはまとまりがなくなります。皆がプロジェクトに対して消極的になるからです。責任や仕事の押し付け合いばかりのプロジェクトってこういうことなんです。
ですから、人をまとめるとは、
「メンバーそれぞれの得意分野や興味のある分野を考慮して担当を割り振る」
ことなんです。これができれば、個々人が勝手にプロジェクトの成功に向かって動きだします!
どうすれば的確な指示はできる?
的確な指示ってなんでしょう?
的確であったかは、結果が出てから分かります。指示通りにやったらうまくいったら、それは的確な指示だったってことです。
といっても、指示を言われた時点で、「この人の指示的確だなぁ」と感じる時があります。
それってどんな時でしょうか?
その指示が合理的だと感じられる時です。
プロジェクトの中には、誰もやりたがらない面倒な仕事があります。みんなに面白い仕事を割り振れたらいいのですが、そうもいかない場合もあります。
そんな時、その人がその仕事をやる必要があるという合理的な説明がされると、「面倒だけど、この仕事は私がやるべきだな!」と納得できます。
これが的確な指示なんです。
的確な指示の逆は、理不尽な指示です。
理不尽な指示には合理的説明がありません。合理的な説明をしようにも理不尽な論理で生まれた指示には合理性がありませんからできないんです。
ですから、合理的な説明を心がけることは理不尽な指示を防止することもできます。
こうしてあなたも、リーダーとして的確な人物になっているはずです!