独立系SIerからユーザー系・メーカー系へ転職する方法
「もうお客さんの奴隷は嫌だ…」
私も独立系SIerに10年程勤めていたのでよくわかります。
自社に私の席はなく、常に顧客企業のオフィスで仕事していました。まぁ、客先のオフィスのほうが綺麗だったのでよかったんですけどね(笑)
その後、ユーザー系子会社に転職したのですが、「やっぱり自社のオフィスの方がリラックスできていいな」と思いました。
独立系に比べて、ユーザー系やメーカー系の方が入社ハードルが高いイメージがありますが、案外いけるものです。
私は専門学校卒ですから学歴も高くないですし、特別仕事のスキルが高いわけでもありません。
そんな私にできたのですから、あなたにも十分チャンスがあるはずです!
私の経歴を振り返りながら、そのポイントを紹介します。
Contents
新卒で社員数80名程度の零細システムベンダーへ入社
通ってる専門学校に届いてた求人票から5社ほど受けて最初に受かった会社に入りました。
この会社では、
- Java
- オブジェクト指向プログラミング、デザインパターン
- Webアプリケーション開発
等の実装技術を学べました。二次請け・三次請けの仕事ばかりで、実装工程の仕事中心だったんです。
4年半ほど勤めて最後の年の年収は320万円でした。プロジェクトにいた他社の人に給料を聞いたら、ずっと高かったので「うちの会社、給料低かったんだな…」と思って次の会社へ転職しました。
社員数5000人の東証一部上場独立系SIerへ転職
東証一部上場企業でも案外かんたんに入れました。2ちゃんねるの企業偏差値ではFランクの会社ですからね。とはいえ、東証一部上場なので、家族からは「すごいじゃん」と言われました!
仕事内容は新卒で入った会社とほとんど変わりませんでしたが、年収は120万円アップしました。どの会社に所属するかって重要ですね。
大手でもかんたんに入れるところがあるって分かったのは収穫でした。
ただ、この会社も独立系なので、ずっと客先常駐の仕事でした。
仕事の内容は実装工程から
- 上流工程
- チームリーダー
- プリセールス
と幅を広げることができました。
年収も順調に上がっていったのですが、さらなるステップアップをめざして、入社6年半で次の会社へ転職しました。
大手流通系グループIT子会社へ転職
ここでようやく独立系を卒業できました。流通業の子会社なのでユーザー系子会社、2チャンネル風に言うとユー子です。
面接で流通業の業務知識を問われることはありませんでした。会社にもよりますが、ユーザー子会社だからといって、必ずしも親会社の業務知識が問われるわけではないようです。
これまでずっと客先常駐で仕事をしていたので、自社のオフィスで仕事できることが、とても誇らしく感じられました。
この他にも、
- 職場のすぐ近くにある親会社の社員食堂が使える
- 高級レストランのコース料理が2000円で食べられる
など、福利厚生が充実していました。
独立系SIerからユーザー系・メーカー系に転職する方法
私のこれまでの経験から、見えてくる答えは一つです。
「ただ、応募すればいい!」
シンプルに考えて、いいなと思った会社に応募すればいいだけです。
「自分のキャリアじゃ無理かな…」とか考えるのは無意味です。それを判断するのは企業の採用担当者ですからね。私たちは臆することなく気に入った会社に応募すればいいんです。
私のこれまでの経歴で見れば、
- 零細システムベンダーから東証一部上場企業へ転職
- 独立系SIerから大手流通系グループIT子会社へ転職
と無理目に思えることが実現できています。
しかも私は大卒じゃなく専門学校卒で学歴もありません。
それでもできたんです。人生はチャレンジしたもの勝ちなんです!