プログラマーSEの仕事で『伸びる人』と『伸びない人』の差
新入社員や若手社員を見て、
「この子伸びそうだな!」
「こいつはダメだわ…」
のように思うことがあると思いますが、その違いってなんなのでしょうか?
そして、自分は「伸びる人」なのか「伸びない人」なのか?
自分が「伸びる人」であり続けるにはどうしたらいいのか?
今回はそんなことを考えてみます。
技術が好きな人は伸びる?
伸びる人って大きく分けて2パターンあります。
一つはその仕事が好きな人、仕事の中身に興味がある人です。
プログラマーって仕事に興味を持ちやすい職業です。仕事の中にプログラミングがあるからです。プログラミングって仕事じゃなくても趣味でやる人もたくさんいますよね。
これが例えば経理の仕事をしてる人の場合、趣味で経理をやる人はほぼいないですよね。
ですから、趣味でもやるようなものが仕事に含まれてる職業ってけっこう限られます。そういう意味でITエンジニアは恵まれた職業と言えそうです。
ということで、プログラミングが好きでプライベートでもコードを書いてるような人は「伸びる人」ということになります。
続いてもう一つのパターンです。
成果を上げることに喜びを感じる人
自分に求められている役割が見えていて、効果的に成果を出そうとする人は伸びます。
これって、仕事に限りません。例えば、友達とご飯を食べている時に、その時の会話を盛り上げるにはどうすればいいか考えるのも、その場における成果です。
食事の時間を楽しく過ごす、その場の楽しさを最大化しようという意図を持って取り組んでいるわけです。
意図を持って取り組むと、うまくいくための工夫をするから成果が上がりやすくなります。うまく行かなかった場合も結果をフィードバックして次やる時に改善できるので、やればやるほど成長します。
これは、仕事でも同じです。ただ、がむしゃらに仕事するのではなく、周囲を俯瞰で眺めて、
「今、この組織で何が求められているのだろうか?」
「それを効果的に達成するにはどうすればいいか?」
ということを考えて動くと、成果が上がりやすくなります。
仕事の成果とは他者の評価でもあります。ですから、求められていることや必要なことをやろうとする人は成果を上げやすいんです。
つまりは伸びる人だということです。こういう人って出世頭になる人かもしれません。
IT技術の知識やスキルはそれほどでもないんだけど成果をうまく上げて出世する人っていますよね。ちょっと悔しいですど。
こういう人は、仕事の効果を最大化する意図を持って取り組んでいる人なのだと思います。
技術が好きで技術力は自信あるけど、なかなか昇進できないという人は、組織が求めている仕事の成果について考えてみて、それを達成するためには何をしたら良いか?という意図を持って取り組んでみるといいと思います。
伸びない人の特徴
伸びない人はこれまでに説明したことの逆です。
まずは仕事に興味のない人です。10年以上ITエンジニアをやってるのに、ソフトウェア技術の本を一冊も買ったことない人がけっこういます。こういう人は仕事に興味がないので、スキル面で伸びていきません。
仕事の中身に興味がなくても、仕事の成果に対して興味があれば、出世できます。
仕事に興味もないし、成果を上げる意志もない人は、完全に「伸びない人」です。
仕事を好きになる方法
「効果的に仕事の成果をあげよう」という意図を持って取り組むと、仕事がゲームになります。
ゲームとは定められた目的を達成するものです。目的を設定すれば、仕事であれ、遊びであれゲームになります。
「仕事の効率を上げる」
「誰かからの評価を得る」
「会社の売上を上げる」
「開発の生産性を上げる」
などの目的を持つと、それを達成するゲームが生まれます。
プログラミングやIT技術など、仕事の中身自体には興味がないんだけど、仕事の成果を上げるゲームを好きになるというのも、「好き」の一つです。
これがよく言われてる
- 「仕事はやり方次第でいくらでも面白くなる」
- 「面白い仕事があるんじゃない、面白く仕事をするんだ」
って話なんです。
- 趣味でもやりたいくらい好きな技術を見つける
- 仕事をゲーム化する
どちらかができれば、「伸びる人」になれると思います!