プログラマーSEが年取って困らないための理想的転職プラン
「今の内にキャリアプラン考えておかないと年取ってからが不安…」
ITエンジニアの仕事って、若い内はイメージしやすく、つぶしも効きますが、年取ってからの働き方がイメージしにくいですよね。
私はこれまでに3回転職を経験しています。その時の経験を踏まえて、プログラマーSEの理想的キャリアプランを考えてみます。
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50代でやる仕事は?
あなたの職場に50代の人っていますか?
ゼロではないけれど、少ないですよね。若い頃、プログラマーやSEの仕事をしていた人も年取るにしたがって別の仕事に移っていったということです。
残ってる人は、
- 課長、部長などの管理職になっている
- PMやコンサルタント・専門家として現場で働いている
- 現場でSE・プログラマーをやっている
のどれかでしょう。
年取ってからも、SIerで3の現場SE・プログラマーの仕事をやっていると収入は低くなりがちなので、高収入を望むなら1, 2のどちらかを選ぶのがおすすめです。
ただし、3であっても高収入を得る方法はあるので、後程、詳しく紹介します。
では、それぞれのキャリアプランについて考えていきましょう。
1. 出世して管理職になるプラン
このプランの場合、転職回数を少なくして、一つの会社に長く務める方が得策です。それによって信頼を積み重ねて昇進を狙いやすくなります。
会社との相性もあるので、「自分と合わないな」と思ったら早めに見切りをつけて、自分に合った会社に移って、移った先で長く勤めた方がいいと思います。
「ここだ!」と思える会社に入れたら、ひたすら仕事を頑張ります。ここで注意すべきは、がむしゃらに仕事するのではなく、上司に評価される仕事をすることです。自分を昇進させる権限を持っている人に認められなければ、昇進はできないからです。真っすぐな姿勢はかっこいいですが、現実は少ししたたかになった方がうまくいきます。
2. PMやコンサルタント・専門家として現場で活躍するプラン
プロジェクトマネージャになるのはかんたん
プロジェクトマネージャ(PM)を目指すなら、ふつうに仕事していけばいいだけです。
PMってやたらと上級職扱いされてますが、一番年上の人がやっているだけだったりもします。年取ってもPMやってない人は、「私には無理です」などと断ってるケースが多いんじゃないでしょうか。ですから、ふつうにプログラマー・SEとしてのキャリアを積んでいけば、将来的にはPMになれるはずです。
「コミュニケーション能力がないとPMは務まらない」とかいう人がいますが、コミュニケーション能力って特別な能力ではなく、仕事をしていく中で自然と磨かれていくものなので、言うほどすごいスキルではありません。逆にコミュニケーション能力をたいそう凄い能力だとやたら言う人はそれ以外に誇れる能力がない人なんだと思います。
コンサルタントになる方法
コンサルタントや何かの専門家になるために、自分の専門分野を作ります。
自分が興味のある分野の勉強をして、その分野の経験を積んでいく必要があります。そのために、
「自分はこういう分野に興味があり勉強しているので、こういう仕事をしていきたい。こういう仕事を私がやれば会社にこのようなメリットがある」
という説明を繰り返ししていきましょう。ポイントは自分がやりたいと言うだけでなく、それが会社にもメリットとなると伝えることです。
今勤めている会社に興味のある分野の仕事がないということであれば、早めに転職した方がいいでしょう。
3. 現場のSE・プログラマーをやってくプラン
SIerで現場のプログラマー・SEをやっていく場合、高収入は望めません。プログラマー・SEを続けていきたいならば、自社製品・サービスを開発・運営している企業で働くことをおすすめします。
SIerは人売り(人材派遣)でお金を稼いでいるため、単価の低いプログラマー・SE職よりもPMが優遇されますが、自社製品・サービスの会社は、プログラマーの能力が自社製品・サービスの競争力に繋がりビジネスの成否に直結するので、優秀なプログラマー・SEが優遇されます。
例えば、私が以前仕事したゲーム会社だと、40代50代でバリバリ現役のプログラマーをやっていて高収入を得ている人がいました。Webサービスの会社は設立年数が短いので今だと若い人が中心ですが、今後は中高年でバリバリコード書いてるプログラマーが生まれるはずです。
なので、エンジニアを続けていきたい方には自社サービス系の会社への転職をおすすめします。