フリーランスのプログラマSEに向いてる人・向いてない人
「一匹狼タイプがフリーに向いてるのかな?」
「技術力ないとフリーランスって無理なのかなぁ?」
会社員よりフリーランスの方が「儲かりそう!」「やりたい仕事ができそう!」などいろいろ憧れがありますよね?
その一方、「フリーランスとしてやって行けるのか不安…」というのもあります。
私は11年間会社員エンジニアとして仕事をした後、30代でフリーランスエンジニアになりました。
実際なってみると、一般的に言われてることと実際とではギャップがあったので、紹介します。
一匹狼タイプは実は向いてない
「会社員はチームプレイで、フリーランスは個人プレイ」みたくとらえられがちで、「協調性がなくチームプレイができない人はフリーランスになった方がいい」みたいなことを言う人がいますが、実際は全く異なります。
フリーランスもチームプレイが必須です。
なぜならば、フリーランスの仕事も一人で完結するものではないからです。
フリーランスでも会社員でもプロジェクト内でやることは基本的に同じです。プログラムの開発だったり設計だったりです。これらは一人ではできません。仕様の確認や、実装方式の確認等、その都度、必要なコミュニケーションをとって、確認しながら進めて行きます。
フリーランスだからって一匹狼でいられるわけではないのです。
とはいえ、会社員とは違う部分もあります。例えば…、
付き合い残業をする必要がない
会社員だと、自分の仕事が終わったので帰ろうと思ったら、上司や先輩が残っていて帰りづらいってことがありますよね。フリーランスにはそのような上下関係がないので付き合い残業は不要です。
フリーランスエンジニアの典型的な契約は以下の様なものです。
- ひと月に140時間以上160時間未満の労働で60万円の報酬が支払われる
- 労働時間が160時間を超えた分は、残業代として追加の報酬が支払われる
ですから、一日の中で残業をするかというよりも、ひと月で何時間働くかと言う考え方になります。
ひと月の営業日は大抵20日くらいですが、全ての日を定時であがったとしても、8時間 × 20日 = 160時間なので、140時間を大きく上回ります。
ですから、基本的に定時で帰って、時間調整のために数日休暇を取るような働き方になります。もちろん、仕事の進み具合によってはそんなことも言ってられませんが、健全な職場であれば、140時間くらいでおさめられる場合も多々あります。
私の場合、会社員時代よりもフリーランスになってからのほうが残業時間が大幅に少なくなりました。
技術力がないとフリーランスになれない?
これも間違いです。
会社員もフリーランスもやる仕事は基本的に同じです。会社員エンジニアとしてふつうに仕事をしてきたなら、フリーランスとしてもふつうに仕事できます。
むしろ、フリーランスの方が会社員の雇用よりも企業側の採用ハードルが低くなるので、人気企業で仕事できる可能性は高まります。
私の場合、正社員の中途採用でサイバーエージェントに二度応募して二度とも落選しましたが、フリーランスではすんなり参画できました。
会社員は一度採用すると、なかなか解雇することができませんが、フリーランスは必要な期間の契約なので、企業側も採用しやすいんです。ですから、フリーランスのほうが人気企業で働けるチャンスが広がります。
それにフリーランスになるのはかんたんでギークスジョブのようなサイトに登録して希望する仕事の条件を伝えれば、希望に合った案件を紹介してくれます。
紹介された案件の内、気に入った案件に応募して面接を受けてOKとなれば契約を結んでお仕事スタートです。
契約などの事務的な手続きは全てギークスジョブの担当エージェントがやってくれるので、私たちはクライアント企業に行って仕事をするだけです。
ギークスジョブはサイトからも案件検索ができるのでどんな仕事があるのか見てみるのもいいと思います。
それでも、「やっぱりフリーランスは不安だなぁ」という方は派遣社員になるという手もあります。
派遣社員というと低賃金、派遣切りなどのネガティブなイメージを持たれがちですが、ITエンジニアの派遣社員は給料も高いですし、仕事はフリーランスと同じように選べるので、実はとても良い選択なんです。
かつ、確定申告や健康保険、年金などの税務処理を所属会社がやってくれるので、正社員とフリーランスのいいとこ取りなんです。
なので、フリーランスもいいけど、ちょっと不安だなぁという方は、まず派遣社員になってみるのもいいと思います。
パーソルテクノロジースタッフに登録すれば、かんたんに派遣社員になれるので、ぜひトライしてみて下さい!