プログラマーSEが転職のために『自己分析』する具体的手順
「エンジニアとしての自分の強み、弱みってなんだろう?」
「それが分かれば面接うまくいく気がする!」
自己分析って就活の時、よく聞きましたよね。
- 自分の長所、短所
- 自分がやりたい仕事
- 向いてる仕事
を見つけるためにやりました。
当時と今とでは、仕事や人生の経験を積んでる分、自分が変わっているのですから、転職を考えたタイミングで毎回やった方が良いと思います。
私がこれまでに三度転職して、いろいろ試行錯誤した結果編み出した自己分析法を紹介します。
自分の長所を考えるコツ
自分の長所っていってもなかなか思いつきませんが、
- 自分は今までどんな仕事をしてきたか?
- どんな仕事がうまくできたか?
を考えてみるといいと思います。
より具体的には、
- チームの中でどんな役割を担当してきたのか?
- どんな機能を担当したか?
- どの工程を担当したか?
- その中でうまくできたのは何か?
などを考えてみましょう。
「そのシステムで一番難しい部分は先輩が担当してたな。自分は比較的かんたんなものをサクサク作って、後輩の仕事を支援したりしたな。定型的なコードを生成するツールを作ったりもしたな。」
などいろいろ出てくるはずです。
この例でいえば、この人の長所は
- 早いスピードで開発を進められる
- 自ら進んで他のメンバーの生産性を上げるためのツールを作れる
- 後輩の指導ができる
- チームの生産性向上に貢献できる
だと言えます。強みとは単純に高い技術を持っていることだけではないんです。
自分の短所を考えるコツ
短所も長所と同じように「どんな仕事がうまくいかなかったか?」を考えると分かります。
「プログラミングの仕事はうまくできたけど、要件定義とか設計工程では、担当者との意思疎通がうまくいかなくて、何度もやり直しになったな」
という場合、
- 相手との意思疎通を行うのが苦手
だとわかります。
自分がやりたい仕事を考えるコツ
「どんな仕事が楽しかったか?」を考えると分かります。
- 「集中してコードを書いてて、気づいたら3時間くらい経ってる時があったな。あの時って充実感あったな。」
であれば、集中してコードを書ける会社を探すと良いでしょう。
- 「打ち合わせでワイワイガヤガヤとアイデア出し合ってる時って楽しかったな」
というのであれば、企画の仕事ができる会社が良いでしょう。自社プロダクトや自社サービスを開発してる会社なんかでエンジニアも企画に参加できるような会社が良いでしょうね。
自分に向いてる仕事を考えるコツ
長所の時に考えた「自分がうまくできた仕事」も向いている仕事ですが、違う角度からも考えてみましょう。
「自分が他人から、『感謝されたり褒められた仕事』はなんだろう?」
と考えてみてください。
「そういえば、後輩にコードの書き方の作法を教えてあげたら、きれいなコードを書けるようになったって感謝されたなぁ!」
ならば、教育が向いてるかもしれません。
「そういえば、テスト工程でレアなバグをいくつも見つけて褒められたことがあったな」
であれば、品質管理が向いてるかもしれません。
向いてる仕事でも好きな仕事ではない場合もありますので、必ずしも向いてる仕事をやらなければいけないということはありませんが、今後のキャリア選択の参考になるかと思います。
そんなわけで、この記事を参考にぜひ自己分析をしてみてください。自己分析はいつやってもいいですし、分析結果が数日前にやったのと変わってもかまいません。転職活動をする中で、変わることもあります。
転職活動は、いろいろな会社や仕事を知れて、転職職活動自体が自己分析にもなります。