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相談: 基本情報を飛ばして応用情報や高度区分の試験を受けるのはあり?

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試験勉強する男性

「情報処理技術者試験を受ける時に初級試験を飛ばしていきなり高度な上級の試験を受けるってありでしょうか?」

という質問いただいたので、それについて考えてみます。

情報処理技術者試験の試験体系

情報処理技術者試験は、

  • 初級試験:ITパスポート試験 → 上級試験:情報セキュリティマネジメント試験
  • 初級試験:基本情報技術者試験 → 中級試験:応用情報技術者試験その上に IT ストラテジスト試験 → 上級試験:システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト等

という風に段階があります。

初級であるITパスポート試験や基本情報技術者試験を受けずにスキップして、いきなり応用情報技術者やデータベーススペシャリストを受けるのはありかっていうのがこの質問の趣旨です。

初級試験から受けたほうが楽だとは思う

私がやってきたアプローチはとてもオーソドックスで、初級のものを受けて合格したら上級のものを受けるというやり方です。

最初に情報処理技術者試験を受けたのは専門学校の時にの1年生の時です。

今のITパスポート試験に当たる初級システムアドミニストレータ試験を受けて合格しました。

私が入学したのは1998年なのでだいぶ前です。

1年生の時に初級シスアドに受かって、2年生の時に今の基本情報技術者試験にあたる第二種情報処理技術者試験を受けました。こちらは不合格でした。

専門学校を卒業して就職して1年目に、基本情報技術者試験を受けたら合格しました。

その後、数年して応用情報技術者試験を受けて、こちらは一発で合格できました。

その後はシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャー、データベーススペシャリスト試験を受けましたが午後Ⅱで惜しくも落ちてしまいました。

この経過を見るにやはり、初級試験の方が受かりやすく上級試験の方が難しいということがわかります。

ですから、やりやすいのは初級から受けて、上級へってステップでしょう。

それに上級試験のカリキュラムには初級試験の知識も含まれるので、やはり初級から取り組んだほうがやりやすいっていうのは確かだと思います。

とはいえ、

  • 私は情報処理一般的な全体的な知識はないけれど、データベースだけめちゃくちゃ詳しいんでいきなりデータベーススペシャリスト試験を受けたいんだ!
  • スピード重視でとにかく早く上級試験に受かりたいんだ!

っていう人は受けてもいいと思います。

ただし、やみくもにではなく、やり方があります。

いきなり高度試験を受ける場合のやり方

一回受けて手応えを見て、次を考えるんです。

例えば、データベーススペシャリスト試験を受けて

  • 午前試験の採点で不合格になった場合は、基本情報技術者試験からやり直す
  • 午後Ⅱで不合格となった場合は、再度データベーススペシャリストを受ける

というように一度受けてみた結果次第で次を考えるのがいいと思います。

ただ、私はこれても違ったアプローチを取りました。

試験を受ける目的によってやり方は変わる

私はデータベーススペシャリスト試験受けて午後Ⅱで落ちましたが、次の試験の時はもう1回データベーススペシャリスト試験を受けるんじゃなくて、他の区分の試験を受けました。

もう1回同じ試験を勉強して受ければ合格する可能性は高まりますが、それよりも他の分野の知識を学ぶことのほうが重要だと考えたんです。

試験に合格することよりも、試験勉強することで知識を身につけることが一番の目的だったんです。

データベーススペシャリスト試験で午後Ⅱまでいける知識が身に付いたなら、別のシステムアーキテクト試験の勉強をしてその知識を身につけるほうがいいって考えです。

そうやって、受かっても受かんなくても別の試験をどんどん受けていったんです。

なので目的次第なんです。

資格を取って、

  • 就職のアピールにしよう
  • 昇進のアピールにしよう

っていう人は合格することを一番の目的に考えて同じ試験に度チャレンジしたほうがいいでしょう。

あなたが情報処理技術者試験を受ける目的は何ですか?

これを考えてみると、アプローチの仕方が見えてくるかと思います。