プログラマー・SEになることを勧める3つの理由 ~やりたい仕事が見つからない人へ
なりたい職業や、やりたい仕事が見つからないという話をよく聞きます。私がそういう相談を受けたら、「プログラマーになること」を勧めています。
私自身プログラマー・SEとして10数年仕事をしています。その中で感じたプログラマーという職業の魅力について紹介します。
Contents
1. 需要が高い
プログラマーは常に人材不足で需要が供給を上回っています。ですから、就職や転職をしやすい職業なんです。
また、PC → インターネット → スマートフォン・タブレット → IoT, VR, AI…と、IT技術の活動範囲は拡大し続けているので、今後もITエンジニアの需要はますます増え続けると考えられます。
2. 知的な職業
プログラマーはとても知的な職業です。大雑把に言うとプログラミングって、超頭使うから、超頭よくなります(頭の悪い説明ですが笑)
人間の思考をコンピュータの論理に変換するのがプログラマー
コンピュータという0か1かの厳密なロジックを処理する相手に対して的確な指示(プログラム)を書くのがプログラマーの仕事です。
なので、究極のロジカルシンキングが身につきます。
プログラムを書いていると、いかに私たち人間があいまいな思考をしているかが分かります。「こんなソフトウェアを作りたい」と頭に思い浮かべたものを、コンピュータが理解できる命令ロジックに具体化するのがプログラミングですが、その過程で思考の矛盾や考えが足りなかったことに気づくことが多々あります。
プログラミング時の思考って、日常生活にはない超厳密な論理的思考なんです。
そのような論理的思考の訓練が毎日仕事をするだけでできるのがプログラマーという職業です。私はプログラミングを始める以前よりも今の方が格段に思考力が鋭くなったと感じています。
また、コンピュータの論理と人間の思考には大きな違いがあります。人間相手にあいまいなことを言っても、相手が空気を読んでなんとなく理解して理解してくれますが、コンピュータにはそれができません。
よって、プログラマーは人間の思考からコンピュータの思考 = あいまいさのない厳密な思考へと、思考レベルを飛び越す必要があります。そのために、脳をフルパワーで活用します!日常生活では味わえないハイレベルな脳の使い方ができるんです。
また、ソフトウェア技術は常に進化を続け、新しい技術・プロダクトが生まれ続けています。なので一生学び続けることができます。このような職業はなかなかないと思います!
特別な才能がなくてもなれる
「人間の思考をコンピュータの論理に変換する」というと、とてつもなく難しい仕事だと思われたかもしれませんが、特別な才能はいりません。
私がプログラミングを始めたのは情報処理の専門学校に入ってからです。数学が得意だったわけでもなく、コンピュータを本格的に使うようになったのも学校に入ってからです。
全くプログラミングの知識がない人を採用して数ヶ月の研修でプログラミングを身につけさせる企業もあるほどなので、やれば短期間で身につけられるものなんです。
人類の進歩、社会の発展に貢献できる
ここ10年で最も人類の生活を変えたものは何でしょうか?
インターネットですよね。
インターネットというと物理的なネットワーク回線ももちろんですが、なんといってもソフトウェアが重要です。
そのソフトウェアを作っているのがプログラマーです。プログラマーがどれほど社会の発展に貢献してきたか、そしてこれからもどれほど大きな貢献をするかが伺い知れます。
また携帯電話やスマートフォンはテレパシーの代替のようなものであり、人類の進化に貢献してるとも言えます。現代人は超能力がなくても電話で遠くにいる人と話すことができます。今後もIT技術によって、人類は新たな能力を獲得していきます。
このような人類の進化に貢献していく仕事なんです。
パズルを解く遊びのような仕事
プログラムを書くのって、ある種パズルを解くような面白さがあります。
あいまいだった思考が具体化されてパズルのピースが揃うように思考がまとまる瞬間があり、これってパズルを解くように快感なんです。
3. 転職や起業をしやすい
プログラミング技術はとても汎用性が高いので、プログラマー・SEのスキルは会社に依存しません。
最初に入った会社で覚えたスキルを別の会社に転職して使うことができます。ですから、仮にリストラとかされても、別の会社に移ることが他の職業に比べてずっとかんたんです。
大企業でもいつ潰れるかわからない時代だと言われていますが、プログラマー・SEならリストラや倒産があってもつぶしが効くので安心です。
また、プログラマーは自分でソフトウェアを作れるので起業に向いています。今だったらWebサービスやスマートフォンのアプリ・ゲームなどを作って利益をあげられたら独立・起業することもできます。
一方、事業を起こすのではなく、フリーランス(個人事業主)のプログラマーとして企業から仕事を請け負うこともかんたんです。会社員のプログラマーとフリーランスのプログラマーの仕事内容に違いはありません。
- 会社と雇用契約を結ぶのが会社員
- 会社と業務委託契約を結ぶのがフリーランス
という違いだけです。ですから、会社員として数年プログラマー・SEをやれば、フリーランスとして独立するのはかんたんです。
プログラマーの大変なところ
良い面ばかり書いてきたので、ここからは悪い面も書きます。
労働時間が長い?
これは会社やプロジェクトによっても異なりますし、いつも労働時間が長いというわけでもありませんが、傾向としては確かにあります。
ですが、スキルアップをして仕事をこなすスピードを上げたり、ワークフローを見直して作業を効率化する等をして、労働時間を短くすることができます。
それにうまくいってる会社やプロジェクトは労働時間も安定しているので、そういう会社やプロジェクトに入れるよう努力するのもいいでしょう。
私の場合、仕事が終わったらすぐ帰るようにしているので、たいていの場合、ひと月の残業時間は20時間以内ですし、残業が一日もない月もあるくらいです。ネットの掲示板では残業時間多い自慢で書かれている面があるので、みんながみんな長時間労働をしているわけではないので安心して下さい。
難しい仕事へのトライ
プログラマーになるのに特別な才能はいりませんが、仕事がかんたんというわけではありません。
「このタスク、俺にできるかなぁ?」と思うこともしょっちゅうです。
しかし、最初の印象で、自分には無理だと思った仕事も、できるところから取り組んでいくと段々と分からなかったことが見えてきて、「やっぱ、おれならできる!」と思えます。なので、常に自分の限界を突破していく仕事なんです。毎日毎日成長を実感できます。
あなたもプログラマーになれる!
職業としてのプログラマーの魅力について話してきました。「プログラマーっていいな!」と思ってもらえていたらうれしいです。
転職活動をする場合は、転職エージェントを使ったほうが、応募する企業の選定や面接対策をしてもらえるので、いろいろ捗ります。
ワークポートっていう転職エージェントはプログラマー未経験の人への転職支援を無料でしてくれるので使ってみるといいと思います。
プログラミングの知識は、
- 就職してから社員研修で学ぶ
- 本やWebサイトを使って独学で学んでから就職する
のどちらでもいいと思います。