低学歴でもプログラマーになれる?自身の体験談を元に解説します
読者の方から「高卒でもプログラマーなれますか?」ってメールを時々いただきます。
私自身は専門学校卒なので、低学歴の部類に入るかと思います。
ネットの掲示板では、MARCHさえも低学歴とか言う人までいますが、それはどう考えても言いすぎですよね。
MARCHって明治、青山、立教、中央、法政を略したものです。入るにはけっこうな勉強量が必要ですから、どう考えても高学歴の部類に入ります。
なので、ネット上の学歴論争は「他人の学歴を低学歴だといって馬鹿にする傾向」が強いので参考になりません。
そこで、低学歴の私が実際にプログラマーになれた体験談を元にITエンジニア職と学歴の関係を紹介します。
専門学校にはプログラマーになるための学科がある
専門学校には、情報処理科というプログラマーになるための学科が昔からあります。
その学科を出てもプログラマーになれないようならば、その学校は潰れているはずです。
だから、プログラマーになれるのは当たり前なんです。
といっても、声優の専門学校を出たからってプロの声優になれるかというと、なれる人は限られています。声優とか芸能人は限られた何か特別才能のある人、選ばれた者のみががなれる職業だからです。
プログラマーになるのに特別な才能は必要ありません。人手不足なので、なる人がもっと増えてほしい状態です。
ただ、特別な才能はいらないけれど、頭を使う仕事ではあります。
頭良くないとついていけない?
「頭良くないとついていけないんじゃないか?」って心配があるかもしれませんが、私は専門学校卒で低学歴ですが、ついていけてます。
ついていけるかどうかの一番のポイントは、
「頭がいいかじゃなくて、興味があって学び続ける意欲があるか?」
です。
IT技術って常に新しい技術が生まれます。
「毎月新しいプログラミング言語を学ばなきゃいけない」ってほどではありませんが、一度覚えた知識でずっと仕事ができるわけではありません。
仕事で使う技術が変わる大きな節目は新しいデバイスの登場です。
流行についていく例
例えば、スマホが普及したことによってスマホに対応した技術を学ぶ必要性が生まれます。
- スマホアプリを開発する技術(iOSならSwift, AndroidならJava, Kotlin、スマホゲームならUnity, C#)
- Webサービスのスマホ対応(レスポンシブデザイン、メディアクエリー等)
このような技術を、必要に応じて学んでいきます。
こういった知識のアップデートはゼロからプログラミングを学ぶのに比べればずっとかんたんなので、そんなに不安に思うことはありません。
変化が少ない業界だと「20年間同じ知識で食ってます。」って人もいるかも知れませんがIT業界だとそうはいきません。
といっても先程述べたように、その都度ちょっと学ぶだけなので大丈夫です。
勉強が苦手でもプログラミングは得意な人もいる
学生時代の私は勉強が得意ではありませんでした。成績が悪いってほどではなかったけど、特に良い方でもありませんでした。まぁ、いわゆる普通って感じです。
そんな私ですが、プログラミングはとてもおもしろくて、やってるうちに自然とできるようになりました。
面白いと思って取り組んでいたのが良かったんだと思います。
勉強も面白いと思えていたらおそらくもっとやれたんでしょうね。
なので、学生時代に勉強ができたかよりも今プログラミングに面白さを感じられるかが一番重要だと思います。
学歴や学力が高い人って2タイプあります。
- 学問に興味があって自然と取り組んだ人
- 学問に興味はないけど、いい大学に入るためにたくさん勉強した人
どちらもたくさん勉強した人です。
たくさん勉強したら、学力がついて、いい大学に入れるはずです。
プログラミングができる人も同じです。たくさんプログラミングすればできるようになります。
- プログラミングが好きで仕事以外でも自分で趣味の開発をしてるような人
- 仕事のために必要だからあんまり好きじゃないけど頑張ってプログラミングを勉強した人
どちらもプログラミングができる人です。
できたら前者のように楽しみながらできるようになったほうがいいですよね。
小学生だって出来るんだから学歴がいるわけない
2020年から小学校でプログラミングの授業が必修になります。
ってことは、ですよ、
プログラミングは小学生でもできるってことです。
大卒の小学生なんていません。
つまり学歴なんて関係ないってことの証明です。
ですから、学歴じゃなくて、プログラミングに興味があるかで考えればいいと思います。
もちろん、「それほど興味はないけど仕事としてやってきたいから努力して覚えたい」っていうのでもいいと思います。
とにかく、「やってみたいか?」です。やりたいことをやるのが人生ですからね!