プログラマーSEが転職を『決意』すべき瞬間
「会社辞めたいんだけど、なかなか決心できない…」
「みんなどういう瞬間に決意するんだろう?」
「こんな時に転職すればいい、とかってあるのかなぁ?」
転職を決意するきっかけって人それぞれです。
私はこれまでに三度転職しましたが、毎回ちがう理由でした。
- 一度目の転職は給料の低さと、先輩社員のモラル・技術レベルの低さのため
- 二度目の転職は仕事のつまらなさと会社の経営の不安定さのため
- 三度目の転職はパワハラ、労働時間が異常だったため
そんな経験を踏まえて、「ITエンジニアが転職を決意すべき瞬間」を紹介します。
Contents
仕事がつまらないと感じた時
つまらないと感じるのは、毎日が同じことの繰り返しになっているからです。
新しいことをしないと、スキルの伸びが止まってしまいます。これはエンジニアとして一番まずいです。
エンジニアはスキルが命だからです。
スキルと言ってるのは技術スキルだけではありません。
仕事がつまらないと感じているということは、人とのやりとりもマンネリ化しているはずなので、
- 交渉力
- 提案力
などのコミュニケーションスキルも伸びていきません。長い目で見ると非常にやばいです。
新しい仕事をしたい、やりたい仕事が変わった
- 「業務システム開発をやってきたけど、Webサービスの方が面白そうだよな!」
- 「スマホのゲームやアプリを作ってみたい!」
こんなことを思った時も転職を決意すべき瞬間です。
やりたい仕事をやった方が仕事が楽しくなりますし、スキルもぐんぐん伸びます。
私の場合、業務システム → Webサービス → スマホゲームと転身しました。興味のあることを仕事にしたほうが、毎日が充実するし、仕事の分野を変えるのって、やってみると案外かんたんだったので、もっと気楽にジョブチェンジしていいと思います。
パワハラ、いじめ、セクハラを受けた
これは言うまでもなく完全に転職すべき瞬間です。こんなことをするのはまともな大人ではありません。
上司に相談して解決できる場合もあるかもしれませんが、それ以前にこんな人たちがいる職場は今すぐ抜けた方が良いと思います。
私は今までに様々な会社で仕事をしてきましたが、良い会社はちゃんと存在します。みんなモラルがしっかりしていてまじめに仕事をしていて雰囲気もとってもいいんです。
探せばそういう会社はいくらでもあるので、いい会社で働きましょう!
給料が上がらない、出世できそうにない
転職するとわかるんですが、給料って会社によって全然違うんです。
私の場合、同じような仕事してても、1社目と2社目で年収が100万円以上違いました。
給料安いなぁと思ったら転職活動してみると良いと思います。視野が広がるし、内定をもらって提示された年収額を見てから、今の会社を辞めるか決めれば良いわけですからね。
それから、出世・昇進できそうにない場合も早めに見切りをつけた方が良いです。大切なのは自分に合った会社で仕事をすることです。出世や昇進ができないのは、その会社があなたに合っていないことを表しています。相性の問題なので誰が悪いわけでもありません。自分に合った会社に移ればいいだけです。
仕事の商流が低い、キャリアアップできない
受託開発で下請け仕事ばかりしている会社の場合、
- 企画~上流工程
- 顧客折衝
- プロジェクトマネージメント
- アーキテクチャ設計
などの重要な仕事をずっと経験できない場合があります。
その場合、この会社でいくら仕事を頑張ってもキャリアアップできません。早く見切りをつけて転職した方がいいでしょう。
モラルが低い
社員のモラルは会社によって様々です。
私が最初に勤めた会社では老け顔の新入社員に向かって「おまえ老けてんなー、髪も薄いし」みたいなことを言う人がいました。ITエンジニアの仕事に顔は関係ありません。このようなことを言う人はプライベートと仕事の切り分けができない人です。そういう人は総じて仕事のスキルも低いんです。仕事もプライベートのノリでやるので、責任感も向上心も生まれないのでしょう。
また、プライベートと仕事の切り分けができない人は部下を昇進させる際も「自分を慕ってくれてるか?人間的に好きかどうか?」で決めます。これまた、仕事と全く関係ありません。
仕事と関係のない基準を持ち込むのはアンフェアです。アンフェアな会社で頑張って仕事をしても報われません。よって、こういう人がいる会社は一刻も早く抜けた方が良いでしょう。
尊敬できる人がいない
人は周囲の影響を受けます。
レベルの低い集団の中にいると自分もそちらに引っ張られてしまいます。逆もまた然りです。
レベルの高い会社だと休憩や昼ご飯を食べながら雑談する内容の中にも新しいソフトウェア技術やおもしろいニュースの話が聞けます。
自然と知識も増えますし、自分もそういう話をしようと自然と意識が変わります。
ピンときたときに行動を!
- 「もうこの会社嫌だ!」
- 「別の仕事をしたい!」
- 「この技術おもしろそう!」
と思った瞬間に行動しないと、
「やっぱいいや、耐えられないほど嫌でもないし」
となってしまいがちです。人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)という現状を維持しようとする無意識の働きがあります。ですから、意識して行動を起こさないと人生は変わりません。
ちょっと古いですが、「いつやるか?………今でしょ!」なんです!