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SEプログラマーが転職して、その後どうなったか?入社先ですべきこと教えます

2015年8月8日に投稿 → に更新 キャリア アフィリエイトリンクを含みます

スーツを着た女の子

「転職したいけど、転職した後ってどうなるのか気になる…」
「転職して失敗するとどうなるんだろう?」

転職って人生変わるので慎重にしたいですよね?

私はこれまで三度転職を経験しています。

  • 年収が大幅に上がって「やったぜ!」という転職
  • 大手企業に入って偉くなった気分になった転職
  • ブラック企業に入ってしまって、「しまったぁ…」という転職

という転職もありました。

転職すると人間関係を一から作り直すことにもなり、この点も実際経験して学べたことがたくさんあります。

そんな経験を振り返り「転職後どうなったかと入社先ですべきこと」を紹介します。

零細SIerから大手SIerに転職したら給料上がった

私は専門学校を卒業して零細SIerに就職しました。従業員80人くらいのよくある受託開発・エンジニア派遣の会社です。自社オフィスでの仕事はなく、常に客先に派遣されて仕事をするスタイルでした。

ここで4年半プログラマーをやりました。しかし、

  • 給料がよくない(3年目の年収が320万円
  • 先輩社員の技術レベルが低くて勉強にならない

こともあって転職をしました。

20社くらい応募して最終的に2社受かって規模の大きい方の会社(東証一部上場SIer)に入社を決めました。

すると年収は100万円以上アップしたんです!

仕事の内容は前の会社と同じでした。客先常駐で業務システム開発をする仕事です。

ですから、年収の高さは仕事の内容よりも、どの会社に所属しているかで決まる部分が大きいのだと言えます。もちろん、仕事の内容、特にポジション(どれだけ出世するか)によっても給料の高さは変わってきますが、出世しなくても給与水準の高い会社に行けば年収は上がるんです。

その後順調に給料は上がっていったのですが、リーマンショックで年収が70万円ダウンしました。

そこで再び転職をしたのですが・・・

ブラック企業に入ってしまって2か月半で辞めた

この会社の採用時の提示年収は550万円でしたが、残業時間60時間込みの計算でした。残業時間60時間が標準って時点でブラックっぽいのですが、当時はこれ以上年収を下げたくない焦りから、決めてしまいました。

実際、ひどいブラック企業で、社員を脅し洗脳することで長時間労働を強要する会社でした。

毎朝「死ぬ気で仕事を頑張る」みたいな奇妙な社訓を暗唱させられて、週に一度、社長から「お前らは会社への想いが足りない、そういうやつはいずれ辞めてもらう!!!」などというありがたくない講演を2時間聞かされました。

「こんな会社にいたら洗脳されて人生詰むな」と思って、2か月半で退職しました。

そこで得た経験をもとに書いた転職先がブラック企業じゃないかチェックする3つの方法をぜひ参考にしてブラック企業に入らないように気を付けてください。

入ったばかりの転職者の影響力は弱い

この会社に入った当初、「しまったー、ブラックだぁ、でもなんとかして、ブラックな空気を変えていこう!」と考えていました。

皆辛そうに長時間働いていましたが、私はマイペースで仕事して早めに帰っていました。そうすることで、会社の空気を変えられるとおもっていんです。

「社長の言ってることっておかしいよね?長時間労働を強いてるだけだよね」というような話を同僚や上司にしていました。

しかし、あまり同意は得られませんでした。

入ったばかりの会社で空気を換えるのは難しいようです。

これはストックホルム症候群のメカニズムで説明がつきます。

ブラック企業はストックホルム症候群?

ストックホルム症候群とは、スウェーデンの都市ストックホルムで銀行強盗が人質を取って立てこもった時の人質の心理現象のことです。数日間の攻防を経て警察が突入して犯人を捕えた際に、人質が犯人をかばう言動をしたそうです。不思議ですよね?

心理学的には次のように考えられています。人質にとって犯人は自分の命を左右する支配者です。人は恐怖心で支配されると、支配者に好感を持ってしまうそうです。その方が生き延びる確率が上がるからだと考えられます。

これを会社に置き換えると、ひどい社長でも、恐怖心で支配されてしまった社員は社長に好感を持ってしまい、間違っていると言えなくなってしまうということです。

ということで、転職して入ったばかりの人間には会社の空気を換えるほどの影響力がないということを頭に入れておきましょう。

これらの詳しい仕組みについては

古株メンバーがいくらバカでも賢く見えてしまうのは職場におけるストックホルム症候群が原因に書いたので、こちらもぜひ読んでみて下さい。

っと、転職で失敗した例を聞くと、転職する気が失せてしまったかもしれませんが、安心してください。ブラック企業を2ヶ月半で退職した後かんたんに職が見つかっています。

転職先がブラック企業じゃないかチェックする3つの方法も読めばブラック企業を避けられるはずなので、そこまで心配しなくても大丈夫です。

転職活動すると、自分の市場価値が分かるし、いろいろな会社や仕事があることを知れて、将来の展望が広がっていいと思います!