プログラマーSEの転職で『前職が短い』と不利になる?体験談
「短いスパンで転職すると、採用されにくくなるのかな…」
短期間で会社を辞めると、次の就職先が見つかりにくくなるって話聞きますよね。
私は以前転職して入った会社が超絶ブラック企業だったため、入って2か月半で辞めたことがあります。
その時の経験を紹介します。
転職先がブラック企業だったらどうする?
私が二度目の転職で入社した会社は、大手流通業グループのIT子会社でした。今まで独立系のSIerにいたので「やっと安定した経営基盤の会社に入れた!」と喜んでいたのですが、入社数日で様子がおかしいことに気が付きました。
- 朝出社すると、「猛烈に働きましょう!」みたいな社訓を暗唱させられる。
- 週に一度セミナールームで社長から「もっと死に物狂いで働け!!クビにするぞ!!!」みたいな脅迫まがいの講演を聞かされる。
他社から出向で来ている同僚に「うちの会社やばくないですか?」と聞いたら、「だよな、おれは出向期間が2年間だから、なんとか我慢して自社に戻れるからいいけどね。」と言われました。
「入ってすぐ辞めたら、経歴に傷がついて、転職が難しくなるかなぁ」と思い、数年我慢して勤めようとも思ったのですが、結局2か月半で辞めました。
人生は一度しかないですからね、会社の奴隷になってはおしまいです。
前職を2か月半で辞めても、ダメージはない?
失業保険をもらうためにハローワークに行きました。自己都合で退職した場合、失業保険をもらえるのは退職後4か月目からです。失業保険をもらうための条件は毎月一回以上の転職活動実績が必要なので、求人サイトから応募したりしました。
面接を受けに行ったところ、やはり「前職を短期間で退職されたようですけど、何か理由があるのですか?」と聞かれたので正直にその会社が社員を洗脳して奴隷化しようとしていたことを話した所、「…それは、すぐ辞めて正解でしたね」と同情されました。
そんな感じで月一で転職活動をして、失業保険をフルにもらいました。その間にインド旅行もしました。
インドで自分探ししてみたら
ブラック企業での体験はとてもショックでした。社長の横暴っぷりを見せつけられて、「労働者ってこんなにも惨めなものなのか?」と職業人としての誇りを傷つけられました。
そこで、
「ベタにインドで自分探しをしてみよう!」
と思ったんです。
私はそれまでに一人で海外旅行を何度もしたことがあり、旅には慣れていたのですが、インドは噂通りすごくて、とにかく旅行者からお金をだまし取ろうとする人たちがたくさんいて苦労しました。
子供まで嘘をついて私からお金を取ろうとするんです。貧しいから仕方ないのかもしれないんですけど、散々そういったことにもまれて、…そんな旅を終えてどうなったかというと…、
「単にインドが嫌いになっただけ」
でした(笑) 自分探せませんよ、インドじゃ(笑)
2年間ブランク後でもふつうに転職できた!
インドから帰宅後、FXやアフィリエイトを試行錯誤して2年間を過ごしました。その後、もう一回働こうと思って転職した所、JavaでECサイト開発してるベンチャー企業に採用されました。
その面接でも「2か月半で辞めた理由」を聞かれましたが、正直に理由を説明したら「そんな会社オレも辞めるわ…」と同情されました。
2年間のブランク期間についても正直に「FXやアフィリエイトで食べていけないか試行錯誤したけど、うまくいきませんでした。」と言ったら「そりゃ、そうだろうね(笑)」と笑われました。
- 前職を短期間(2ヶ月半)で退職
- その後、2年間のブランク期間
これでも再就職できたんです!
「日本はやり直しの効かない社会だ」とか言われてますが、実際はそんなことなくてやり直そうと思えばやり直せるものです。ぜひ、ご自身の望む人生を生きてください!