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若手プログラマーSEが転職を成功させるコツと経験談

2016年4月7日に投稿 → に更新 若手 アフィリエイトリンクを含みます

若手社員

「まだ経験3年だから転職は早いかなぁ?」
「早めに給料水準が高い会社へ移った方が生涯年収増えるよな」
「若い内の方が転職失敗してもリカバリーできそうだし、やってみようかな」

私が初めて転職したのは25歳の時でした。専門学校を卒業して就職したので入社4年半での転職でした。

今から振り返るともう少し早いタイミングで転職した方が良かったなと思っています。私の場合、最初の就職先の選び方がいい加減だったのもあるんですけどね。

その後、31歳と33歳の時に転職しました。

流れで言うとこんな感じです。
→ 零細システムベンダー(社員80人)
→ 東証一部上場独立系SIer(社員5000人)
→ 大手流通業グループIT子会社(グループ社員50000人)
→ 以降フリーランス
→ ECサイト開発運営ベンチャー(社員10人)
→ 大手ブログサービス運営企業(3500人)
→ 大手コンシューマゲームソフト開発企業スマホ部門子会社(社員600名)

様々な規模、業種の会社で仕事をしてきた経験を踏まえて、「若手プログラマーSEが転職を成功させるコツと経験談」を紹介します。

私の若手時代の体験

私が新卒で入った会社は社員数80名の零細システムベンダーです。

入社後、3か月間の研修を受けて、協力会社の社員一名と共に客先常駐の現場に放り込まれました。新卒の社員に同じ会社の社員のいない現場に放り込むのもどうかと思いますけどね。

仕事の内容は、OacleDBサーバ上で動くストアードプロシージャ(DBの中で実行されるSQLプログラムの集まり)をPL/SQLという言語で開発するものでした。

現場では「新入社員でこんなにできるのすごいよ!」とほめられました。3か月でこのプロジェクトは終わりました。

さて、新人として現場から良い評価を受けた私の次の仕事はというと…、

  • システム障害の解析情報が手書きされたものをPCに打ち込むオペレーターの仕事

でした…。オペレーターというかキーパンチャーと言った方が正確です。一つ目の仕事でプログラマー職を抜群にこなしたのに、ひどい仕打ちです。

「プログラマーの仕事をさせてください!」

「私はプログラマーとして採用されたはずです。なぜ、このような仕事をしなければいけないのですか?プログラマーの仕事をさせてください!」と上司に言った所、

「君はまだ経験が足りないからプログラマーの仕事はできないだろ?」と言われました。

「いやいや、この3か月プログラマーの仕事してたし、現場で良い評価もらってたわ」と今なら言えるのですが、当時その場でうまく言葉にできず、「自分はまだ経験が足りなくてプログラマーができる人間ではないのかなぁ…」と落ち込みました。

くさらず努力を

オペレータの仕事をしている間、独学でJavaの勉強を続けました。

2000年当時、JavaがWebアプリケーション開発に使われ始めてきた頃でした。

JavaはC++に比べてかんたんにコードが書けるし絶対流行ると思ったんです。

2年後、私はたまたまJavaの案件にアサインされました。

「やっとやりたかった仕事ができるわぁ、でも自分なんて経験不足でまだまだだろうから、先輩から学ばなきゃ

と思っていたら、先輩たちの中でJavaやオブジェクト指向に精通してる人間は数名しかおらずほとんどが私以下のスキルでした。先輩たちも私と大きくかけ離れて優秀なわけでもなくどっこいどっこいでした。

「おいおい、俺が経験不足でスキルがないからオペレータの仕事をさせてたんだよな?」と呆れました。

くそ上司・くそ先輩に自己イメージを下げられてはいけない

結局の所、この会社は、たまたまその時入ってきた案件に人を押し込んでいただけだったのです。

ですから、私がオペレータではなくプログラマーの仕事をしたいとクレームした時に上司は

「今はこの案件しか取れてないから、悪いんだけど、やってほしい」

と言うべきだったのです。

それを「君は経験不足だからプログラマーは無理だ」と言ったのは2つの意味で間違っています。

  1. 嘘をついている
  2. 社員の自己イメージを下げてしまっている

私がこの上司の言葉を真に受けて、「そうかぁ、自分にはプログラマーは無理だ」と本気で思ってしまったらJavaの勉強もしていなかったでしょうし、その後プログラマーの案件があっても活躍できなかったでしょう。人間は自己イメージ通りにしかなれないからです。

  • 社員の自己イメージが下がる = 社員の能力が下がる

わざわざ、社員の能力を下げるような発言をしたこの上司は無能以外の何者でもありません。

新入社員だからといってなめていたのでしょう。この会社のように社員のスキルレベルが低い会社であれば新入社員でも2,3年で会社のトップレベルエンジニアのレベルに達します。実際私はそうでした。

若手を粗末に扱う会社は社員に見捨てられる

このような会社では社員は能力が上がった所で、他の会社に転職してしまいます。私もそうでしたし、他のできる先輩たちも数年勤めて転職というパターンでした。

そのため、この会社はおじさんと若手しかおらず、できる中堅社員は他社へ転職してしまっていませんでした。

私の場合、回ってきた仕事の不運もあって4年半もこの会社にいてしまいましたが、もっと早く転職すれば良かったと思っています。

給料も低かったですしね。この会社に勤めた最後の年の年収は税込みで320万円でした。転職したら120万円年収が上がりました。社員を大切にしない会社からは今すぐ立ち去るべきです。いい会社はちゃんとありますからね。

あなたを大切にしない会社は今すぐ辞めよう

結局の所、私が初めに入社した会社は社員を大切にしていない会社だったんです。口では「我が社は宝は社員だ!」みたいなことは言ってましたけどね。

こういう会社は、社員が育たないため、業績も伸びない、その結果給料も安いという悪循環にはまります。

人は周りの人から影響を受けます。ダメな人たちに囲まれて仕事をしていたら、知らないうちにそちらに引っ張られてしまいます。逆にやる気と能力のある人に囲まれて仕事をすると、知らず知らずのうちに自分のレベルも引き上げられます。昼食時にする何気ない雑談の中にも新技術の話題などがなされて自然と知識レベルや情報感度も上がっていきます。

ですから、一刻も早くそういう環境に移るべきです!