プログラマーSEが「コーチング」を仕事に活かす方法

   

プログラマーSEがコーチングを仕事に活かす 方法コーチングというと、日本で初めてコーチングについて書かれた本が出版されたりテレビで取り上げられた頃って
・叱るんじゃなくて褒めろ
・答えを示すんじゃなくて考えさせろ
というコミュニケーション術のような話でしたが、

本物のコーチングは「ゴールを達成する方法論」です。
ゴールとは夢とか目標・達成したい事などを総称した言葉です。

仕事で言うと、プロジェクトを成功させることをゴールになります。

ですから、仕事で使えるコーチングとはプロジェクトを成功させるための方法論としてのコーチングということになりますので、それらを紹介します。

コーチングで一番重要なこと

コーチングのポイントを一言でいうと、「ゴールを達成している臨場感空間を感じること」です。

ゴールが「納期までにシステムを求められてる品質で完成させること」だとします。

どうやって、このゴールを達成している臨場感を高めるかですが、その一つにアファメーションというものがあります。

アファメーションは使えない?

・私は毎日最高の仕事をしている
・開発は着々と進んでいる
・顧客との関係も良好で互いに協力し合ってプロジェクトの成功に従事している

みたいな言葉を読みあげながら、その状況を頭の中でイメージします。

ただ、これ、自分がやる分にはいいですけど、プロジェクトの他のメンバーにやらせるわけにはいかないですよね?
カルト宗教にハマってる人だと思われてしまいますから(笑)

では、他人に対して、どのようにしてゴールを達成している臨場感を高められばいいかというと、それは「会話」です。

ゴールの臨場感を上げる「会話」

ゴールを達成する前提で話をするんです。

あるコンテストで優勝したいファッションモデルに対してマネージャが

「あのコンテストに優勝したら、パリに引っ越すことになるわよね、どんな物件が良い?」
「優勝した時のスピーチってもう考えた?アドリブで話すより、考えておいた方がいいわよ?」

等という風に、優勝する前提で話しかけていたら、モデルの人のゴールを達成している臨場感「優勝した自分」が自然と高められ、実際優勝したそうなんです。

本気で思ってると、実際そうなるっていうのは自分の人生を振り返ってもよくありますよね?

「このプロジェクトはうまくいきそうだ」って思ってたプロジェクトは実際上手くいくことが多いし、「このプロジェクトやばそうだな」と思ってたら、実際そうなりがちです。

「うまくいきそうだ」と思ってる時って実際上手くいく行動をしているからうまくいくわけです。

ということは、「うまくいきそうだ」と本気で思いこめればうまくいくわけです。それを意図的に起こすのがコーチングなのです。

開発チームですべき「会話」

システム開発でも、

「システムのリリースがいついつなので、次の週にリリース祝いの飲み会をやるお店を決めましょっか?何系のお店がいいですか?」

のようにうまくいく前提の会話を常日頃からしていくことです。そうすると、「私たちは納期に予定通りシステムを完成している」というゴールを達成している臨場感が自然と高まっていきます。

顧客に対しても同じように使えます。

顧客に対してすべき「会話」

まずゴールを供する必要があります。

開発チームのゴールは「納期に開発を間に合わせること」ですが、顧客と共有するゴールであれば、納期に間に合うだけでなく「予定通りリリースされたシステムがうまく機能して業務が効率化されること」のようなものがゴールとなります。

ですから、このゴールが達成される前提で会話をするのです。

「システムリリースする少し前に、ユーザーのトレーニング期間が必要ですよね。その為のマニュアルとかも準備しておいた方がいいでしょうね。リリース日がいついつですから、その二週間前くらいからトレーニングを始めればいいですかね?」

のような会話がいいでしょう。ゴールが共有されているので利害関係もぶつかりません。よくステークホルダーって利害が対立すると思われてますが、ゴールを共有していれば利害は対立しないので、一つのゴールに向かって互いに協力し合うことが出来ます。

困った顧客にすべき「会話」

困った顧客ってたまにいますよね。やたら開発チームを非難して士気を下げたり、やたらと細かく報告を求めて時間を取らせるような人です。このような人はゴールを達成している臨場感が感じられず「このプロジェクトは失敗する、失敗するぅぅーーー」ということに臨場感を感じているため、実際に失敗させるための行動を無意識のうちに取っているのです。

こういう人に対しても

「このシステムはいついつ完成して、ユーザーがこのように使って、業務が○○くらい効率化して、ユーザーからの要望もくるだろうから、開発の人員も○人くらい残した方が良いですね」

というようなうまくいく前提で話をしていくとマインドを変えることが出来ます。マインドが変わると行動も変わります。そうすると困った顧客が協力的な顧客になるわけです。

同様にダメなチームメンバーにも使えます。言い訳ばかりで仕事をしない人とかです。

困った開発メンバーにすべき「会話」

「私は仕事が苦手だぁ、このプロジェクトは炎上する、たくさん残業や休出をしなければならないぃぃぃいーーー」

というマインドなのです。これもうまくいく前提で話をして行くことでマインドを変えられます。

「開発はスムーズに進んで、毎日定時に帰れて、品質の良いものが作れて、自分のスキルもアップできる」

という話を日常の会話に埋め込んでいきます。するとマインドが変わって積極的に仕事をするように変わるはずです。

コーチングを使える場面はたくさんある

そんなわけで、コーチングというものはうまくいってないことや人に対して、具体的・個別の解決策を示すのではなく、ゴール = 達成したい状況を設定して、それを達成している臨場感を上げることで、解決策を個々人が勝手に見つけていくという優れた方法です。

いろいろな場面で使えると思えるのでぜひ活用してみてください。

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