プログラマーSEが転職の面接で内定をもらう「決め手」はこれ!
「内定もらえた会社と落とされた会社の差が分からない、どっちもうまくいったのになぁ…」
「面接で何話せばいいのか分からない…」
内定もらえた理由ってけっこう謎だったりしますよね?
私も「なんでこの会社は受かったのに、こっちは落とされたんだろう…?」って思うことがよくありました。
転職活動を何度も経験する内に、面接が終わった時点で
- 「この会社は受かったな!」
- 「この会社はたぶん落ちたな…」
などと分かるようになってきました。その判断基準を紹介します。
Contents
求められている人物になるには
内定をもらえるかは、応募先企業に必要な人材だと思われるかで決まります。シンプルにそれだけです。
ですから、内定をもらうために必要なことは、
- 自分をその会社が求めている人物だと思わせる!
これのみです。ではどうするかというと、
会社が求めているニーズを把握
まず、求人情報を見て、募集している人材の条件から
- 求められている人物像
をおおまかに押さえます。
求められているプログラミングスキルや開発の経験を把握し、自分がそれらの経験、スキルを持っていることをどのようにアピールするかを考えます。
「協調性がある人、責任感のある人」など人物面のことが書かれていれば、自分の協調性や責任感を表せるエピソードを考えてみましょう。
そして、面接に臨みます。
面接でも、ニーズを再確認
求人情報に書かれていることと実際のニーズは多少異なっている場合があります。
求人情報は人事や総務などの現場と遠い部門の人が書いていたり、最新の社内状況が反映されていないかもしれないんです。
以前受けた音楽配信サービス企業の求人情報に「あれば尚可の条件」に「Ruby on Railsの知識」と書いてあったので、「趣味の開発でRails使ってます!」とアピールした所、「いや、Railsはちょっとしか使ってないし、今後使う予定はないんですよ」と言わました。
また、求人情報には「まじめで責任感のある人を求めています。」と書かれているのに面接官が明るくてフランクな人であれば、まじめな感じに話すよりも明るく楽しい話し方をした方がいいかもしれません。
ですから、求人情報に書かれていることをベースにアピールする内容を準備しつつ、実際の面接でも求められている人材像を再確認しながら、それに合わせた受け答えをしていきます。
無理したり、自分を偽ってはダメ
受かりたいあまり、自分を偽って理想的な人物を演じたくなってしまう時があります。
- 経験してないことをやったことがあると言ってしまう
- 自分とは全然違う性格の人物であるかのように振る舞ってしまう
しかし、無理やり偽らないとその会社が求めてる人物像になれないようであれば、その会社は自分に合っていないということです。
自分に合ってない会社に入っても良いことはありません。後々苦労します。
ただ、求めている人材に多少足りない部分があるという場合は、それを正直に言って、「ここは足りていないですけど、これから努力します!」とやる気をアピールすればいいと思います。
自分がマッチしてる人材だと伝える方法
例えば、応募先企業がUI周りの実装が得意な人を求めている場合、自分がこれまでの経歴でそのような仕事をした経験や、個人的にその分野の学習をしていることなどを伝えます。
この時の言い方にポイントがあります!
理由を述べると納得されやすい
同じ主張であっても理由が述べられた方が納得しやすいと心理学の研究で分かっています。
- 「私はJavaScriptで凝ったUIを作るのが得意です。」
- 「私は以前、Ajaxを使ったWebアプリケーションを開発したことがあるので、JavaScriptで凝ったUIを作るのが得意です。」
だと、後者の方が断然説得力を感じます。
心理学的には、「~なので」「~だから」があるだけで説得力が増すとも言われています。
「コピー機を先に使わせてください」と言うよりも「コピー機を先に使いたいのでよろしいですか?」と言った方が譲ってもらえる確率が高まるそうなんです。言ってる内容はまったく同じなんですけどね。
ですから、「主張 + 理由(~なので、~だから)」でいきましょう!
人物面をアピールする方法
スキル的にニーズを満たしているだけでなく、人物的にも「この人と仕事したい!」と思われることは大切です。
「仕事はできそうなんだけど、なんかうちの会社に合わなそうだなぁ…」と思われたら落とされてしまいます。
どうすればいいかというと、
受け入れると受け入れてもらえる
人は自分を受け入れてくれる人を好きになります。
ですから、私たち応募者が面接官を受け入れるんです。
通常は逆に考えますよね、面接って応募者が面接官に受け入れてもらうためにいろいろなアピールするものだと。
実際は、こちらから面接官を受け入れると相手からも受け入れてもらえます。心理学の「返報性の法則」です。人間には相手にしてもらったことをお返ししようとする無意識の働きがあるんです。
ですから、相手の意見に同意を示すことが大切なんです。意見が合わない場合もあからさまに強い反論をするのではなく、「なるほど、そういう考え方もありますよね。私は別の見方もしていて…」みたく話すと良いでしょう。
人は頼られた相手に好意を抱く
面接では自分の長所ばかり語ってしまいがちですが、それだと、やや自己主張が強い傲慢な印象を持たれてしまう場合があります。
自分の強みや入社意欲をアピールしつつも謙虚な姿勢が伝わることがベストです。
そこで、自分の至らない所や課題も正直に述べたほうがバランスが取れます。
自分の課題を話して「どうしたらうまくできますかね?」と解決策を相談してみます。どんな回答をもらえるかで、面接官や会社の価値観もわかるし、面接での会話も弾みます。
心理学的に人は頼られた相手に好意を抱きやすいと考えられています。
後輩から「ここ分からないのですが、どうしたらいいですか?」と聞かれたら「こいつ、かわいいやつよのぉ」と悪い気はしませんよね。それと同じです。
ぜひ実践してみてください!