プログラマ・SEが転職するメリットとデメリットは本人次第
「転職失敗して路頭に迷うとかある?」
「転職のメリットって年収と仕事内容の他に何かある?」
何事にもメリットとデメリットがあります。メリットだけならいいんですけどね。
私はこれまでに3度転職して、勤めた会社も
- 社員数80名程度の零細システムベンダー
- 社員数5000人超えの東証一部上場企業
- 大手流通業グループIT子会社
と大手から零細まで様々で、開発したシステムも
- 業務システム
- Webサービス
- スマホゲーム
と多彩な仕事をしてきました。
そんな経験を踏まえて、「プログラマ・SEが転職するメリットとデメリット」を紹介します。
Contents
メリット1. 年収アップ
転職は、毎年の昇給よりも大きく年収を伸ばせるチャンスとなります。
毎年の昇給は前年の年収をベースに今年の評価分を上乗せする形なので大幅に上がることは稀です。
一方転職は新たにあなたのスキルを丸ごと再評価されるため、前年の年収・仕事内容とは関係なく、応募先企業の評価軸で再評価されるため、大きな年収アップが期待できます。
元々の給与水準が高い会社に転職できれば、それだけで大きく収入を伸ばせます。
私の場合、1社目が社員数80名の零細システムベンダーで、年収320万円だったのが、東証一部上場SIerに転職したら、仕事内容はほとんど同じなのに年収が440万円になったんです!これが転職の威力です!
メリット2. 新しい仕事にチャレンジできる
同じ会社内で移動希望を出したとしても同じような仕事になりがちですが、転職すると、全く別の会社に行くので、完全に新しい仕事に取り組むことができます。
私の場合、仕事の新鮮さを取り戻せたせいか、朝すっきりと目覚められるようになりました。これって地味に幸せ感じます!
メリット3. 人間関係のしがらみをリセットできる
同じ会社に長い間勤めると仕事の実績が積み上がり、社内や取引先との間に信頼関係が生まれます。
これだけならばいいのですが、
- いざこざがあって恨みを買ったり、
- 周りから評価されていることを妬まれたり
といった人間関係のしがらみも生まれてしまう場合もあります。転職すれば、それらをリセットしてスッキリした気持ちで仕事できるようになります。
デメリット1. 一から人間関係をやり直さなければならない
デメリットはメリットの裏返しでもあるのですが、転職すると人間関係が良くも悪くも一新されます。今まで社内で築いてきた地位も転職先では通じません。
「新入りとして一からやり直すの嫌だなぁ」と思われる方も多いかもしれませんが、実際転職してみると、人間関係を再構築するのは思っていたよりずっとかんたんでした。
入社して一か月もすれば能力を認めてもらえ、半年もすれば信頼関係も前の会社の時と同じくらいまでになりました。ふつうにちゃんと仕事すれば、おのずと信頼関係は生まれるものです。当たり前っちゃ当たり前ですよね。
デメリット2. 新しい仕事・知識を覚えなければならない
同じ会社で仕事を続けていれば、新しく覚えることは少なくて済みます。
転職すると、新しいことだらけになるので、学ばなければならないことがたくさんあります。
逆に言えば、現状の仕事が退屈で新しいことを学びたくて転職をするわけですからデメリットではないかもしれません。
年収だけ上げて仕事内容を変えない方法
年収は上げたいけど、仕事はあまり変えたくないという方は前職に近い分野の会社に応募すれば、仕事内容はあまり変えずに年収などの条件・待遇だけ上げることも可能です。
前述した通り、私の最初の転職はそんな感じでした。零細から大手企業に移るだけで同じ仕事でも年収が100万円以上上がりましたからね。
転職活動するといろいろ見えてくる
「井の中の蛙大海を知らず」ってよく言われてますけど、一つの会社に長くいると、会社の外に目が向かなくなってしまいます。世の中にはたくさんの会社がありますし、あなたの力を必要としている会社はたくさんあります!
転職活動するといろいろな会社の人と面接して話を聞くことができます。そんな中で、やりたい仕事だったり、将来の可能性だったりが見えてきたりすると思います!