プログラマーSEが転職を『引き止められた』場合の適切な対応
2016年3月27日に投稿 →
に更新
キャリア
アフィリエイトリンクを含みます
「転職しようと思ったら引き留められた。…どうしよう、断るのめんどい…」
「昇進させてくれるみたいだから、今の会社に残ろうかなぁ…」
私はこれまでに三度転職したことがあります。退職届を会社に提出したら引き留められたこともあります。
会社に残るべきか、転職すべきか迷う所ですよね。
これまでの経験を踏まえて考えた「引き止められた時の適切な対応」を紹介します。
転職する時の”罪悪感”は不要
退職届を出す時ってなんだか申し訳ない気持ちになりますよね。
- 世話になった恩を仇で返すような
- あるいは、沈みゆく船に乗っている仲間を見捨てて去るような
何とも言えない罪悪感を感じてしまいます。
しかし、これは錯覚です。
お世話になったといっても、自分も精一杯仕事をして貢献してきたのですから、一方的にお世話になったわけでもありません。
仕事を何もしてないのにお金をくれたならたしかにお世話になってますけど、仕事をして給料をもらうのは正当な価値交換です。
引き止めるのは会社のマニュアル通りなだけ
私は三度転職しましたが、その内引き留められたのは一度だけでした。
東証一部上場の大手SIerに勤めていた時だけです。その時、上司が言ったのは、
「会社の決まりなので、君のことを一応引き止めようと思う。会社に残った場合、○○の仕事をしてもらおうと思っている。□□なので、とてもやりがいのある面白い仕事になると思う。」
という内容でした。「”会社の決まりなので”って言ったらあかんやん!?」なんですけど、そういうことなんでしょうね。
他の二回の転職の時はこのような引き止めはありませんでした。この2社には「退職希望者を引き止める」というマニュアルがなかったのでしょう。
なので、引き止められても、引き止められなくても気にすることはありません。
引き止められた時の適切な対応
「礼を述べて断る」、これだけでOKです。
例えば上司から、
「君はうちの会社にとってとても重要な人材なので、ぜひ残ってほしい。もしも残ってくれたら○○の仕事を任せたいと思っている。どうか残ってくれないか?」
などと言われた場合、
「そのようなお話を頂けて本当に光栄ですが、私は□□の仕事をする決心をしております。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございます。」
これでOKです。
退職理由を詳しく言い過ぎるのはNG
これは私の失敗談です。上司から退職理由を聞かれた私は、
「うちの会社は技術力も営業力もないし、受託開発は景気に左右されることが多いし、SaasやPaasの発展でシステム開発の内製化が進むでしょうから、この先きびしいと思うので、自社サービスを運営している会社で仕事をしていきたいと思っています。」
と言ったら、「他には?」と言うので
「そうですね~、受託開発をするにしても、自社プロダクトを売り込んで生産性や利益率を上げるとか、レベニューシェアにするとか工夫の仕方があると思うんですけど、うちの会社はそういった工夫もないですしね~」
と返すと、さらに「他には?」と聞いて来るおんで「そうですね~、○○もダメですし。」、「他には?」、「□□も最悪ですよ」などと言ってたら、最終的にキレられました。
「いやいや、あんたが聞くから答えただけじゃん」なんですけどね。とはいえ、会社の汚点を遠慮なく挙げていった私も大人げなかったと思います。
ですから退職理由を聞かれたら「環境を変えて心機一転したいと思ったので」等の当たり障りない答えがいいと思います。相手も本気で理由を聞いてるわけでもないですからね。