プログラマーSEが『チャンスを活かす』方法
チャンスって日本語だと「機会」または「好機」って書きます。
機会をただの機会として捉えるか、好機として捉えるかで結果が全然違ってきます。
- 機会を良いものに変える
- 機会を良いものとして捉える
これができれば、チャンスはいくらでも見つかります。
チャンスとはやってくるものではなく、「見つける」あるいは「チャンスとして認識する」ものなんです。
そんな「チャンス論」を紹介します。
社内の公募はチャンス
社内で新規部署への移動希望者の募集だったり、分科会メンバーの募集などあれば、それは新たな仕事をするチャンスです。
以前、東証一部上場の大手SIerに勤めていた時にアーキテクチャ選定分科会という社内活動のメンバー募集がありました。
この分科会はプロジェクトの特性に合わせて、フレームワークをどう組み合わせればいいかのベストプラクティスについて研究する社内活動でした。
何かピンとくるものがあり、「おもしろそうだな」と思って応募しました。
分科会の活動は月に一回集まって、フレームワーク選定方法について議論するものでした。議論の終わりで次の課題を設定して、次の開催までに各人でそれについて考えておくというとても有意義なものでした。
しばらく参加していると、思いがけないラッキーがありました。
良いことは連鎖する?
その分科会のメンバーに別部門の課長がいました。分科会での私の発言に感心してくれて、「彼のような人間を昇進させて、もっと活躍してもらうべきだ」と私の上司に推薦してくれたらしく、一階級昇進できたんです。
それまでに3年間その会社で勤めていたのですが、全然昇進させてもらえる気配はありませんでした。それが、分科会に参加することでいきなり昇進できたんです。
自分の心が惹かれたものに一歩踏み出すと、思ってもいなかった良い出来事(この例だと昇進)が起こることがあるんです。
「やった方が得かな?利点があるかな?」などと損得勘定で考えずに「面白そうだな」「やってみたいな」という気持ちで取り組んだら、結果的に得もしたわけです。
転職は人それぞれ違うチャンスになる
転職って、人によって意味が異ります。
- 年収を増やすチャンス
- 面白い仕事をするチャンス
- 福利厚生を良くするチャンス
- 待遇をよくするチャンス
年収を増やしたいという目的がある人にとっては、転職は年収を上げるチャンスに見えます。
面白い仕事をやりたいという目的がある人には、転職がそのチャンスとして見えます。
コーチングの世界では目的や達成したいこと、目指すべき場所のことをゴールと言います。
ゴールを設定することで、チャンスが見えてきます。
目的があるから、チャンスが見える
ゴールを決めるとチャンスが見てくる、それならば、目的、達成したいことががない人にとっては
「チャンスが見えない = チャンスがないように感じる」
ということになります。
ですから、「チャンスなんてなかなかないじゃん」と感じてる人はゴール(目的)がない人だということです。
まず「自分は今何をしたいのか?何を欲していて、何を達成したいのか?」を考えてみて、目指すべきゴールを設定してみましょう。
すると、目の前にある「機会」が「チャンス(好機)」と感じられるようになるはずです。