業務系プログラマーSEがWeb業界に転職は可能?難易度を検証!
私も10年ほど業務システムのプログラマー・SEをやっていました。
上流工程から下流まで一通り経験を積み、仕事に手応えも感じていたのですが、その後の目標が見いだせないでいました。
なんていうか、飽きていたんだと思います。
そこで思いきってWeb系に転職しました。
Web業界でやっていけるか心配だったんですが、思ってたより全然スムーズになじめたんです。
そんな経験を踏まえて「業務系プログラマーSEがWeb業界に転職する難易度」を紹介します。
業務系とWeb系の利用技術は同じ?
私は業務系プログラマー時代開発していたのもののほとんどは、Webアプリケーションでした。
クライアント企業の社内業務を行うためのWebアプリケーションです。
私が業務システム時代に使っていた技術は、
- Java(Servlet, JSP, JDBC, Struts, Spring Framework)
- HTML, CSS, JavaScript
- RDB(Oracle, SQL)
だったのですが、Web系の仕事(ECサイト開発)でもほぼ同様の技術が使われていたので、それまでに培ってきたスキルをほとんどそのまま使うことができました。
言語が変わっても基本はいっしょ
業務システムはJavaの案件が多いですが、Web系だとJavaだけじゃなくPHP、RubyなどのLL言語の仕事もたくさんあります。
「PHPやRubyの会社に転職するとなると難しいんじゃないか?」と考える人もいるかもしれません。
これも、心配いりません。
PHPもRubyもJavaとかなり似てる部分が多いので、今から覚えるとしてもそれほど苦労しません。
私の場合、趣味でPHPやRubyを覚えたのですが、きちんと文法を勉強せずにパッと見であってもだいたいは何をやっているコードなのかわかります。コードを書き始めたらけっこうすぐ手に馴染みました。わからないところはその都度調べればいいだけです。
このレベルでPHPやRubyの会社を受けたら面接通ったので、採用する側も言語の使用経験はそこまで重視してないようです。全然いけます!
会社のカルチャーの違いについていけるか?
業務システム開発はウォーターフォール開発をしているプロジェクトが多いのに対し、Web系はアジャイル開発が主流です。
実際私が参加したECサイト開発のプロジェクトもアジャイル開発をしていました。Redmineというタスク管理ツールを使って、チケットという単位でタスクを各人に割り振り、その場の打ち合わせで仕様を決めて開発が進みました。
仕様があいまいな所を、何度も確認しなければならない時があって、初めは戸惑いましたが、その分意思決定が早かったりと利点も感じました。少しすると、やり方に慣れてきて、はじめの打ち合わせで「ここは詰めて聞いておいた方がいいな!」などのポイントが分かってきました。
それから、私服OKだったのもとても良かったです。業務システム開発の職場ってなぜかプログラマーもスーツにネクタイだったりしますが、必要性はありませんよね。楽な服装のほうが当然仕事は捗ります!
まとめ
- 業務システムとWebサービスは使ってる技術がほとんど同じ
- プログラミング言語が違っても覚えるのはかんたん
- 仕事の進め方の違いもすぐ慣れるし、Web系の自由で迅速な仕事は楽しい
- Web系は服装が自由の職場が多い。プログラマーがスーツにネクタイをしめる必然性はない。
ということで、「Web系に転職したいけど、できるかなぁ」と迷ってる人は、ぜひトライしてみてください。全然いけると思います!