SE・プログラマーは就職2年目、3年目で転職するのはありか?
「今の会社に飽きてきたから転職したいかも」
「あまり短い期間に転職すると評価下がるかなぁ?」
SE・プログラマーは転職しやすい職業なので、周りにも転職した人が多くいるかと思います。
私も3回転職しています。
私が初めて転職したのは入社して4年目でした。その時の転職はとてもうまくいって年収も上がりました。
そんな経験を踏まえて入社2、3年目に転職するのはありか、なしか考えてみると、
「ありな人も、なしな人もいる」
これが答えです。
それでは「どんな人がありで、なしなのか」考えていきましょう。
仕事の手応えって、とても大事
一言で言えば一人前の人は転職できます。一人前になるのには「手応えのある仕事をした経験」が必要です。
私の場合、入社して最初の1年目は、システム障害情報を入力するオペレータをしていました。手応えなんて全くありません。
プログラマー職として採用されたはずだったんですけど、会社の営業力のなさや受注のタイミングによってオペレータをやることになってしまったんです。Javaの仕事をしたかったので独学で学んでいたんですけど「まだ君は経験・スキルが足りないからプログラマーは無理だ」と言われました。
「経験がないからという理由でその仕事をしていなかったらいつまで経ってもその経験が積めないじゃないか?」というバカげた話なのですが、その時はそんな反論をすることもできませんでした。新入社員にしか通用しないような言い訳をする上司ってなんなんですかね。
腐らず努力をしよう
オペレータの単純作業をこなしながら、帰宅後や休日に独学でサーバーサイドJavaやJavaScript、HTMLなどのWeb技術を学び始めました。
2年目はC言語でログ解析ツールを作る仕事でした。それなりにプログラムも書きましたが、あまり手応えはありませんでした。
3年目でやっとJavaでWebアプリケーションを開発するプロジェクトに入れました。そしたら、先輩社員よりも独学でWeb技術を学んでいた私の方が数段仕事ができたので、「なにが君は経験・スキルが足りないだよ、あほかーーー!!?」と心の中で叫びました(笑)
そんなわけで、ここから仕事が一気に変わりました。開発の中心的な役割を任されるようになったんです。
それで、4年目の9月に転職したんです。
なので、実質、手応えのある仕事をしたのは2年弱です。これだけで十分、転職の選考をパスできましたし、自信を持って転職活動できました。
ですから、手応えのある仕事をして、自信を持てれば2年目、3年目で転職するのも全然ありだと思います。
私の場合、1年目、2年目で手応えのある仕事ができなかったので、その分一人前になるのに時間が掛かってしまったということです。
不遇の時期を過ごすコツ
私の場合、3年目でやりたかった仕事ができたから良かったわけですが、会社が私の希望をくんでアサインしてくれたわけではありません。
たまたまです。
ちょうどJavaの仕事を受注できた時に私が空いていただけです。
なので、入る会社を間違うとやりたい仕事や自分を成長させる仕事ができない不遇の時期を過ごすことになります。そこを抜け出せるかは運しだいとも言えます。
運しだいなら何をしても無駄と思ってしまいがちですが、私はチャンスに備えて準備をしていました。
不運を努力でねじ伏せよう
1年目でオペレータの仕事をしてる最中から独学でJavaを学んでいました。2000年当時はJavaがこれから使われだすという時期で、「これから来る感」があり、良い技術だなと思っていたんです。
不遇な時期に独学でやりたい仕事のスキルを学んでおくと、チャンスが来た時に大躍進できます。
仮に私が準備を何もせず3年目でJavaの仕事に入っていたとしても、たいして活躍できず、その後、またオペレータの仕事をさせられていたかもしれません。
なので不遇の時期は、チャンスに備えて準備をする時期なんです。
とはいっても、「全然チャンス来そうにないわ、うちの会社だめだわ…」という状況ならば、まだ一人前じゃなくても会社に見切りをつけて自分に合った会社へ移った方が良いと思います。
会社ってホントいろいろで、エンジニアを大切に育てていこうとしてる会社ってちゃんとあるので、いい会社に早めに移った方が良いと思います。探せばちゃんと見つかりますからね!