ITエンジニアが『引退すべきタイミング』はいつがベストか?

2016年11月27日に投稿 → に更新

「別に引退なんかしたくないわ!?」と言われそうですが、私も同じです。

「何歳になったら引退かなぁ…」などとは考えていません。おじいちゃんになってもコード書いてるだろうなと思います。

ただ、人によっては引退すべきタイミングがあるようにも思えます。

以前勤めていた会社の上司がまさにそうでした。そのエピソードを紹介します。

うつ病になっちゃった上司の話

その上司は、別業種からの転職組でバリバリのエンジニアではなく、営業の人と同行してプリセールスをしたり、現場でSEやPMをやったりとマルチな仕事をしていました。ある時昇進して課長になって私の上司になったんです。

ユーモアがあって楽しい人だったのですが、技術力に対するコンプレックスが強く感じられる人でした。

「おれさぁ、技術のこと全然わからないんだよね…」

みたいなことをよく言ってました。会話する限りでは、論理的で頭は良いように感じたのですが、本人としてはソフトウェア技術に対して苦手意識を持っているようでした。

最終的に、うつ病になってしまいました。

「おれうつ病なんだぁ」と明るく打ち明けられたので、いろいろと話を聞きました。できれば何か力になれたらいいなと思って、勇気づけるような受け答えをしたのですが、良くはならなかったようです。

うつ病って知らない人からすると、

  • 根性がない。
  • やる気がない
  • 怠けてるだけなんじゃないの?

みたいな印象がありますが、よく聞いてみると、精神のコントロールが効かなくなるそうなんです。

人間の気分は、生理学的にいうとドーパミンやセロトニンのような脳内物質の分泌によって制御されていますが、うつ病になると、これらの脳内ホルモンが正常に分泌されなくなるんだそうです。

すると、「やる気を出そうにも出ない、どうしてもベッドから起き上がることができない」といったことになってしまい、決して怠けているわけではないとのことでした。

というような会話をその上司と時々していたのですが、その後、私は会社を辞めて別の会社に転職をしました。

そしてしばらくした後、この会社の後輩と飲みに行った時、その上司が会社を辞めたことを聞きました。

ここまで読んでどう思いましたか?

「もっと早く辞めればよかったのに、そうすればうつ病にならなくて済んだんじゃないか…?」

などと感じたんじゃないでしょうか?

つまり、これが引退すべきタイミングです。

「仕事に興味が持てなくなった時」です。

興味がない仕事をしても身につかない

この上司はずっと自分のスキルにコンプレックスを持っていました。

別の業界から来た人間だし、根っからのエンジニアにはかなわない、「おれさぁ、頭悪いから、プログラミングなんてできないんだよ」とぼやいていました。

といっても実際は、この上司、頭も悪くないし、私が技術的な説明をした際にも、内容をきちんと理解していました。

それなのにプログラミングができないのはなぜ?

プログラミングはコードを書かないと身につきません。

「本一冊買って、書いてある通りにコードを打ち込んでいったら、すぐにできるようになると思いますよ」

と何度も言ったのですが、一度もやらなかったようです。

おそらく、やりたくなかったんでしょう。

「プログラミングってかっこいい、もっとうまくなりたい!」って思わなかったってことです。

興味がないことって積極的に取り組めないし、無理やりやっても身につかないんです。

興味がある限り続けてOK!

ITエンジニアをやるのに特別な才能はいりません。興味があるかだけです。興味がある人は学び続けます。学び続ければ、必ず能力はあがっていきます。

結果的に言えば、この上司にとっては、会社に入った瞬間から引退すべきタイミングだったということです。もちろんこれは結果論です。

はじめは仕事に興味が持てなくても、やっていくうちに興味が湧いてくることはよくあります。

ですから、一定期間やってみて、その仕事に興味がわいてくるか様子を見ればいいんです。

この上司の場合も、

「おれやっぱり、技術にコンプレックスあるし、頑張って身につけようって気にもなれないな、社員の中には仕事を趣味のように熱中してるやつもいるけど、おれはそうじゃないよな…。よし、すっぱり辞めて別の仕事を探そう!」

と方向転換できたはずです。そうしていたら、うつ病になることもなかったはずです。

ということで、ITエンジニアの引退すべきタイミングは、プログラマー35歳限界説のような年齢ではなく「仕事に興味が持てなくなった時」なんです。

次の仕事を探す一番かんたんな方法

「おれってソフトウェア技術に興味ないな、次何やろうかな?」って考えてみても、仕事って無数にあるので、何がいいのかなかなか決められませんよね。

  • 自分が興味があることってなんだろう?
  • 自分の長所ってなんだろう?
  • 自分を生かせる仕事ってなんだろう?

他人のことは分かるのに、自分のことって意外とわかりません。自分を客観的に見ることってできないからです。

じゃあどうすればいいかというと、他人に自分を見てもらえばいいんです。

ワークポートのようなオールジャンルの転職エージェントを使えば、自分にあった職業を客観的な視点で提案してもらえます。

転職活動って始める前は億劫ですが、一歩踏み出すと、案外さくさく進むものなので、まずは一歩を踏み出してみてください!

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