プログラマーSEが『飲み会が嫌』で転職するのはありか?
「けっこう頻繁にあってうざい、金もかかるし。せめて会社のおごりにしてくれって感じ…」
「来ない人の悪口言ってるだけだしな、時間の無駄…」
「プライベートの飲み会は好きだけど、会社の飲み会は嫌い」という人は多いですよね。私もどちらかというとそういうタイプです。
私はこれまでに15年ITエンジニアをやっていて三度の転職を経験してます。開発したシステム、仕事をした会社もいろいろです。
- 業務システム(金融、製造業)
- ECサイト(家電量販店、総合流通業)
- スマホゲーム(ベンチャー系、コンシューマ系)
会社によって飲み会の頻度、内容も様々で、楽しく有意義だったもの、くだらなくて時間の無駄だったもなど、いろいろありました。
そんな経験を踏まえて、「飲み会が嫌で転職するのはありか?」を考えてみます。
Contents
苦手な飲み会は人それぞれ
上司の悪口を言ってばかりの飲み会が嫌いな人もいれば、好きな人もいます。「悪口言う飲み会好きな人って、人としてダメだろ?!」って言ってもその人にとってはそれが好きなんだから仕方ありません。
「こうあるべきだ」という執着を排除して、まずは自分が
- 好きな飲み会
- 嫌いな飲み会
を正しく認識することが大切です。
それでは飲み会の主な種類を考えてみましょう。
同僚との飲み会
同期や同僚との飲み会などです。これも人によって好き嫌いがあると思います。
気の合う同僚であれば楽しいですが、そうではない場合もあります。
同僚同士で嫌な飲み会のパターンを考えてみると、
仕事の自慢
「俺今こんな仕事してんだぜ、すごいだろ!俺って会社から期待されてるんだよ」みたいな話です。「知らんがな!?」な話を聞かされ続けるのは時間の無駄でしかありません。
プライベートの自慢
「俺さ、新入社員の○○ちゃんと付き合ってんだよね~、何おまえ彼女いないの?がんばれよ~ww」みたいな話です。「勝手に言ってろ!?」です。
良いパターンも考えてみましょう。
- 仕事の悩みなどを話し合ったり、なぐさめあい切磋琢磨する
- 仕事とは関係なくただ楽しい話をする
そんな飲み会なら良いですよね。
先輩・上司との飲み会
意味のない説教をされる
先輩が、さらに上の先輩や上司からされた説教を私たちにしてくるパターンです。
「後輩とはこういうものだ」と型にはめて考えているから、自分がされたのと同じ説教をしてくるんです。
あるいは上司に言い返したかったのにできなかったことへの代償行為かもしれません。付き合ってられません。
意味のない愚痴や自慢をされる
会社や上司の悪口を言うだけで、対処法や改善策については何も言わない人の話を聞くのは時間の無駄です。
自慢話も同じです。大抵の場合、自慢話をするような先輩の話は、自分がその先輩の年次になったころには当たり前にできてることばかりです。
子どもの頃、親から「社会に出てお金を稼ぐのは大変なんだぞ、お前は子供だから何もわかってない」と一度や二度は言われたことがあると思います。
しかし、実際社会人になってみると、お金を稼ぐことは誰でもやっていることであり、特別難しいものではないと分かりましたよね。
先輩の自慢話も大抵そんなもんです。こちらがまだ経験してないありふれたことを、さもすごいことのように言ってるだけなのです。これまた聞く価値はありません。
本当にすごい先輩はこのようなくだらない自慢話はしません。自分が体験したことの中から後輩の役に立ちそうな話をします。こういう先輩とは飲みに行きたいですよね。
取引先との飲み会
プロジェクトに参加してる他社のメンバーや顧客との飲み会です。社内の人とは違う気の使い方が必要になります。
接待させられる
顧客企業のお偉いさんとの飲み会の場合、機嫌を損ねてはいけないので、つまらない話をさも感心したかのように聞かなければなりません。
私の場合、こちらから話を振って、私が聞きたい内容に話題を先導しています。すると、意外な面白い話が聞ける場合があるんです!どうやってもつまらない場合もありますけどね。
当たり障りのない会話に終始
なんとなく距離があって、お互い気を使ってて、込み合った話をしない、結果当たり障りのないつまらない飲み会になることもよくあります。
だったら、やらなれければいいんですけど、「プロジェクトがひと段落した打ち上げだ」などと称して開催されます。これまた時間の浪費です。
『飲み会が嫌』って思う時点で、その会社は合ってない
いろいろな職場で仕事をして分かったのですが、自分に合った職場の飲み会は毎回めっちゃ楽しいってことです。気の合う仲間、尊敬できる人との飲み会はすごく楽しいし、ためになります。
ですから、飲み会が嫌で転職するのは全然ありだと思います。そう思うってことは、
- 気の合う仲間
- 尊敬できる人
がいない会社に務めているということですからね。
いい会社ってちゃんと探せば、ちゃんとあるのでぜひあなたに合った会社を見つけてください!