相談: ITエンジニア入社2年目、モチベーションが下がり気味です
大卒で現在25歳、入社2年目です。従業員数約300人の小規模なSIerで働いています。
大学では情報関係のことは全く勉強していなくて、未経験者として入社しました。
IT業界を選んだ理由は、「都内で働くことができてスキルが身に付きそうだから」という非常に安易な理由です。
最近仕事のモチベーションが下がり気味だったのですが、やまろうさんのブログの記事を読み、少し希望が見えてきました。
現在抱えている仕事上の悩みがあって、助言をいただけたらありがたいです。
①私の会社は小規模なため、案件は3次受けくらいのものがメインです。
そのため、お客さんの予算が少なくなると、人減らしの対象になりやすいです。
現在私は入社して1年3か月程しか経っていないのですが、3回も異動がありました。
今年の6月で3か所目のプロジェクトから外されて、7月からは自社待機です。
異動するたびに1から簡単な仕事(Excelでの資料の作成、障害連絡票の作成、単体テスト等)を任されるだけなので、
スキルがほとんど身につかないです。
最初からいきなり重要な仕事ができる訳がないのは承知していますが、仕事を覚えない内に次から次へと異動になってしまっていて、最近はモチベーションも下がり気味です。
自分にはスキルがないので(コーディングの経験は業務では全く無、プライベートでもほぼ無)、仕事もなかなか見つからないようです。
②同業他社の教育制度を知らないのですが、私の会社は教育体制が整っていないのではないかと思っています。
1年目に受けた教育としては、Javaの外部研修(約2週間)を受けましたが、進度が早すぎてよく分からない内に終わってしまいました。
会社から課されたJavaの初心者課題というのもありましたが、私にとっては難しくて結局答えを写して終わらせてしまいました。(良くないことだとは分かっていますが、業務時間内には着手できないので、休日に自宅で一人でやるしかありませんでした)
①、②の解決方法として、
「今の会社を辞めてプログラミングスクールに通い、基礎から勉強し直してスキルを身に着けてから就職し直す」
というのもありではないかと最近思い始めています。
独学での勉強を試みたことは何回かありましたが、何かを作りたくて勉強した訳ではなく、勉強のための勉強となってしまっていたためか、モチベーションが持続しませんでした。
それとも、「休日にプライベートの時間を削ってでもなにかソフトを作ってみよう」くらいの意気込みが無い人にはIT業界は向いていないのでしょうか?
今後、どのようにしていけば良いか、非常に迷っています。
読者の方から相談メールをいただきました。
同じような悩みを持っている方向けに回答内容を一部紹介します。
研修内容は会社によりそろぞれ
2週間だけというのはちょっと短いかもしれませんね。私の入った会社は3ヶ月研修がありました。社員数80名程度の決して大きくも有名でもない会社です。
成果を焦らないで学習自体を楽しみましょう
はじめのうちって、本やWebサイトに書いてあるとおりにコードを打ち込んで「動いた!」ってなるだけでも楽しくないですか?
はじめはそうやって、お手本を書き写すだけで十分だと思います。それを積み重ねていくと自然と知識が溜まっていきます。
その先のレベルをめざす時に、「作りたいものを作る」に取り組めばいいと思います。
ITエンジニアに向いてる人とは
どちらかで言えば「向いてない」のかもしれません。
仕事以外でもコードを書くような人のほうが向いていることは確かでしょう。
ですが、そういう人でもプログラマーSEの仕事を続けていくことは可能です。プライベートでコードを一切書かないエンジニアは私が知ってるだけでもたくさんいます。
重要なのはあなたが「プログラマー・SEの仕事をやりたいか?」です。
「プログラマーSEを特にやりたいわけではないけど、他にやりたい仕事があるわけでもないしなぁ」ということであれば、「自分がやりたい仕事は何なのか?」を今の仕事を続けながら考えてもいいでしょう。続けているうちに好きになったらそのまま続ければいいし、別の仕事に興味がわけば、そちらに転職すればいいと思います。
今後どうすべきか?
何か助言をいただけたら幸いです。
今の職場が苦痛ということでないのであれば、仕事を続けながら、プログラミングの勉強をして、今の会社で開発案件に入るのが良いと思います。
独学するのは難しいということであれば、オンラインのスクールもあるので帰宅後や休日を使って教わることも出来ます。
こちらの記事も参考になると思います。
「向いている/向いていない」の話をしましたが、これって固定化されるものではないので、コードを書いて動かす面白さを知ったら、プログラミングにのめり込んでいって、あっという間に向いてる人になるかもしれないので、ぜひプログラミングを楽しんでみて下さい!