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ITエンジニアの仕事にどんなストレスがあるかを紹介

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ストレスを抱える人

ITエンジニアの仕事は、

  • ものを作る喜び
  • 新しい技術を学ぶ喜び
  • 自分ができることがどんどん増えてく喜び
  • スキルアップして成長する喜び

と喜びがたくさんあっていい仕事なんですが、この仕事特有のストレスもあります。

今回はそのあたりのことを話してみたいと思います。

ストレス1. 学び続けなきゃいけない

冒頭で述べた成長や、できることが増える喜びのっていうのの裏返しなんですが、

「学び続けなきゃいけない」っていうストレスがあります。

一度学んだらずっと同じ知識で仕事したいって人にとってはしんどいかもしれません。

学ぶのが好きな人にとっては喜びになるのでまぁそこは裏表なんですよね。

ストレス2. コンピュータは融通がきかない

当たり前のことなんですが、コンピュータってプログラムした通りにしか動かないんです。

こういう風に動いてほしいと思ってコードを書いたつもりで、実際そういうコードになってなかったら思ったとおりに動きません。

プログラムは書いた通りにしか動かないんで、「正しく書いたつもり」じゃなくて、本当に正しく書かなければなりません。

当たり前の話をずっとしてますね(笑)

「こう書いたつもりなのになんでちゃんと動かないんだ、わけわからん!?」

っていうしんどさ、逆に言えば、それがプログラミングのおもしろさでもあるんですけど、思ったとおりにプログラムが動かないっていうストレスがあります。

まぁ、試行錯誤の末にプログラムがちゃんと動いたときの気持ちよさで苦労が報われるんですけどね。

人間は結構融通を聞いてくれる

コンピュータに比べて人間は柔軟な対応をしてくれます。

例えば、誰かに買い物は頼んだとします。「何かおすすめの弁当を適当に買ってきてよ」って頼んで、て買ってきてくれたものが自分の好みに合わなかったとしたら、次買ってきてもらう時に「俺はこってり系よりさっぱり系のが好きなんだ」って大まかな好みを伝えたら、次の日は、今日よりも好みに近いお弁当を買ってきてくれるはずです。「さっぱり系」っていう曖昧なオーダーをしただけで、お蕎麦とか冷やし中華とかの具体的な弁当を買ってきてくれます。

コンピュータに「さっぱり系の弁当買ってきてよ」ってたのんでも聞いてくれません。まず、コンピュータにさっぱり系弁当のデータを具体的に定義してあげなければなりません。

オーダーに具体性と厳密さが求められるんです。

逆に言えば、コンピュータは100%指示したとおりに動いてくれます。

人相手に自分が言った思いがうまく伝わらなくてもどかしい思いをしている、そんな人がプログラミングを覚えたらなんでも言うことが伝わる相棒のように感じられるかもしれません。

コンピューターは命令した通りに動いてくれるからうれしい → 命令したとおりに通りにしか動かないから融通がきかない

ここでもストレスの両面性を感じますね。

ストレス3. 納期に追われる、時間に追われる

例えば、コンビニエンスストアの店員をやるとしたら、納期に追われることはないと思うんです。

一日8時間働くんだったら8時間を通して何かを仕上げなければならないってことはないですよね。

お客さんが来たらレジを打つ、商品が届いたら棚に並べる、ってことをその都度やっていけばいいわけです。

ときには店員の人数が足りてなくて商品を急いで並べて、すぐお客さんが並んでるから行かなきゃっていう、急がなきゃいけない場面はあるかもしれません。

それでも、一つ一つは短時間で片付く仕事です。2週間後までにプログラムを完成させなければならない、みたいなプレッシャーはありません。

これはプロジェクト型の仕事特有のしんどさです。

ゴールが決まってて、3ヶ月後までにこのアプリを作ってリリースする、そのために

  • 今日はこれをここまでやる
  • 明日はここまでやる
  • 明後日はここまでやる

みたいな感じに作業日程が組まれます。

予定通り進めばいいんだけど明後日になって、

「昨日作ったこの機能、仕様が変わったから、こういう風に変えて」

って言われて作り直さなければならない、そんなこともあります。

その分、リリース日を1日遅らせてくれたらいいけれど、そうはなりません。

そこで時間に追われることになるんです。

残業や、時には休日出勤をして間に合わせたりってことになります。

とはいえ、私の感覚では、年々そういった無理な作業をさせる会社は減ってるように思います。

無理ばかりさせると辞めてしまいますからね。

私の場合、今はフリーランスなので、自分でプロジェクト選んで入ってるから、危ないプロジェクトを避けれているというのもあるかもしれませんが、会社員時代を振り返ってみても、年々仕事のペースは安定してゆるやかになっていきました。

個人的な体験に基づく感想なので統計的にはわかりませんけどね。

ただ、一つの根拠としてITエンジニア業界も成熟してきてるっていうのがあると思います。

成熟した産業ほど仕事が安定しますからね。IT業界も歴史を刻み、年々成熟しています。

ストレス4. 人間関係のストレス

これはITエンジニア職に限らないけれど、IT系特有の人間関係の問題があります。

皆時間に追われていて、「いつまでにこれやんなきゃいけない」と忙しくて時間に余裕がない職場だと、心に余裕がなくなります。

例えば、分からないところがあって質問して聞きたいんだけど忙しそうだから聞きづらいってことがあります。

勇気を出して質問しても、

「今忙しいから後にして」
「聞いてくんなやクソが」

みたいな態度をとられることが稀にあります。

稀になんですけどね。

稀なんだけど、そういう記憶は強く残ります。だから誰かに質問しようとすると、「忙しそうだな、聞くのが申し訳ないなぁ」という感情が湧きます。

とはいえ、ほとんどの場合、質問して、忙しそうであってもふつうに答えてくれことがほとんどなんです。

なので、湧いてくる感情を冷静に見極めて、「質問されて迷惑そうにする人はめったにいない、ほとんどの場合、ふつうに答えてくれる」という事実を思い出すようにしています。

割合的に嫌なヤツってそんなにいないんですよね。

印象が強いから恐れてしまうけど、数で言えば少ない、だからそんなに心配することないんです。

そう考えれば、人間関係のストレスも克服できると思います。

それに嫌なヤツもいつも嫌なヤツだとは限らなくて、たまたまその時忙しくて心に余裕がなかったからなのかもしれません。

何にでも裏表があり、多面的に物事を見ることが大切ですね。